加湿器の電気代はいくら?象印スチーム式・気化式・超音波式を1時間・1ヶ月で比較

加湿器の電気代はいくら?スチーム式・気化式・超音波式を1時間・1ヶ月で比較 家電
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加湿器の電気代は、方式によって大きく変わります。ヒーターでお湯を沸かすスチーム式は1時間あたり約4〜14円、ヒーターを使わない気化式・超音波式は1時間1円未満が目安です。1ヶ月(1日8時間×30日)にすると、スチーム式は約1,000〜3,300円、気化式・超音波式は約60〜160円台と大きな差になります。

この記事では、象印・ダイニチ・パナソニック・アイリスオーヤマの現行製品の公式仕様(消費電力)をもとに、スチーム式・気化式・超音波式・ハイブリッド式の加湿器の電気代を1時間・1ヶ月で比較しました。検索の多い象印のスチーム式加湿器の電気代、つけっぱなし・24時間使ったときの電気代、電気代を抑えるコツもあわせて紹介します。電気代は全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWh(税込)で計算しています。

加湿器の電気代はいくら?方式別に1時間・1ヶ月を比較

加湿器の電気代の計算方法は「消費電力(W)×時間×31円」

加湿器の電気代は、製品の消費電力(ワット数)がわかれば自分で計算できます。

電気代は「使った電力量(kWh)×電気料金の単価」で決まり、電力量は「消費電力(kW)×使った時間」で求められるからです。当サイトでは、家電のカタログの電気代表示にも使われている全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWh(税込)で計算しています。

  • 計算式:消費電力(W)÷1,000×使用時間(h)×31円
  • 例(消費電力410Wのスチーム式を1時間):410÷1,000×1×31=約12.7円
  • 例(消費電力8Wの気化式を1時間):8÷1,000×1×31=約0.25円

消費電力は、製品の仕様表や取扱説明書、本体の銘板に書かれています。手持ちの加湿器の型番で仕様を調べ、この式に当てはめてみてください。なお、実際の電気代は契約している電力会社の料金プランによって変わります。

方式別の消費電力(ワット数)と1時間の電気代

スチーム式・ハイブリッド式・気化式・超音波式の4種類の加湿器を横に並べ、スチーム式はヒーターでお湯を沸かして湯気を出し、気化式は濡れたフィルターに風を当て、超音波式は水を細かい霧にして出す仕組みの違いと、電気代の高い順を矢印で示したイラスト

加湿器の電気代は、ヒーターを使うかどうかでほぼ決まります。

水を沸かしたり温めたりするヒーターは数百Wの電力を使いますが、ファンだけで水を蒸発させる気化式や、振動で水を霧にする超音波式は数W〜20W程度で動くからです。各社の現行製品の消費電力と1時間あたりの電気代を並べると、次のとおりです。

方式製品(型番)消費電力1時間の電気代
スチーム式象印 EE-DG50加湿時 410W
(湯沸かし立ち上げ時 985W)
約12.7円
(湯沸かし中は約30.5円)
スチーム式アイリスオーヤマ AHM-H26B210W約6.5円
ハイブリッド式(温風気化式+気化式)ダイニチ HD-RXT526標準 163W/eco 12W標準 約5.1円/eco 約0.37円
ハイブリッド式(超音波タイプ)アイリスオーヤマ AHM-HUT55A定格 260W約8.1円
気化式パナソニック FE-KX05D強 8W約0.25円
超音波式アイリスオーヤマ UHM-280B強 22W約0.68円
出典:象印 EE-DG35/50 商品ページ、アイリスオーヤマ AHM-H26B 商品ページ、ダイニチ RXTタイプ(2026年モデル) 製品ページ、アイリスオーヤマ AHM-HUT55A 商品ページ、パナソニック FE-KX05D 仕様、アイリスオーヤマ UHM-280B 商品ページ。電気代は31円/kWhで当サイトが計算(AHM-H26B・FE-KX05Dはメーカー公表値)。ダイニチは50Hzの最大消費電力

同じスチーム式でも、加湿量の多い象印 EE-DG50(定格加湿能力480mL/h)と、小型のアイリスオーヤマ AHM-H26B(約260mL/h)では、1時間あたりの電気代に2倍近い差があります。ハイブリッド式も、ヒーターを使う運転かどうかで電気代が10倍以上変わります。「加湿器の電気代」を比べるときは、方式だけでなく、型番ごとの消費電力と運転モードまで確認しましょう。

加湿器の1ヶ月の電気代を比較(1日8時間×30日)

1日8時間、30日使ったときの1ヶ月の電気代は、スチーム式で約1,560〜3,050円、気化式・超音波式で約60〜160円台が目安です(いずれも下の表の製品の場合)。

1時間あたりの差はスチーム式でも十数円ですが、毎日使う家電なので、1ヶ月・ひと冬で見ると差が大きくなるからです。上の表と同じ製品で計算すると、次のようになります。

方式製品(型番)・運転1ヶ月の電力量1ヶ月の電気代
スチーム式象印 EE-DG50(加湿時 410W)約98.4kWh約3,050円
スチーム式象印 EE-DG35(加湿時 305W)約73.2kWh約2,269円
スチーム式アイリスオーヤマ AHM-H26B(210W)約50.4kWh約1,562円
ハイブリッド式アイリスオーヤマ AHM-HUT55A(定格 260W)約62.4kWh約1,934円
ハイブリッド式ダイニチ HD-RXT526(標準 163W)約39.1kWh約1,212円
ハイブリッド式ダイニチ HD-RXT526(eco 12W)約2.9kWh約89円
超音波式アイリスオーヤマ UHM-280B(強 22W)約5.3kWh約164円
気化式パナソニック FE-KX05D(強 8W)約1.9kWh約60円
条件:1日8時間×30日、31円/kWh(税込)。各製品の消費電力のまま運転し続けた場合の目安。ダイニチ HD-RXT526 とパナソニック FE-KX05D はメーカー公表値(ダイニチ 必要加湿量計算フォーム、ダイニチ RXTタイプ、パナソニック FE-KX05D 仕様)。スチーム式は湯沸かし中に増える分を含まない

この表は、各製品の消費電力のまま8時間動き続けたと仮定した計算です。実際は、湿度センサーで加湿量を調整する自動運転や、設定湿度に達すると運転を止める機種が多いため、使い方によってはこれより安くなることがあります。反対にスチーム式は、運転開始時のお湯を沸かす時間に消費電力が大きくなるので、こまめに電源を入れ直すと高くなります(次の章で説明します)。

スチーム式の電気代が高いのはヒーターで水を沸かすから

スチーム式加湿器の電気代が高いのは、電気ポットのようにヒーターで水を沸とうさせ、その蒸気で加湿しているからです。

水をお湯にして蒸発させるには多くの熱が必要で、その熱をすべて電気でまかなっています。象印のラインアップページでも、沸とうさせた蒸気を約65℃まで冷まして加湿する仕組みだと説明されています。一方、パナソニックは、気化式は濡れたフィルターに風を当てて水分を送り出す方式で、ヒーターを使用していないため消費電力を抑えられるとしています。

ハイブリッド式は、この中間です。ダイニチのハイブリッド式は、送風の「気化式」とヒーターで加湿を助ける「温風気化式」を組み合わせた方式で、湿度が低いときはヒーターを使ってすばやく加湿し、湿度に応じて2つの方式を使い分けます。「eco」運転では気化式だけで運転するため、消費電力は12W(HD-RXT526)まで下がります。

象印のスチーム式加湿器の電気代と、つけっぱなし・24時間の電気代

象印のスチーム式加湿器の電気代は1時間約4.2〜14円

象印のスチーム式加湿器の電気代は、加湿中で1時間あたり約4.2〜14.0円、1日8時間×30日で約1,000〜3,300円が目安です。

象印の現行のスチーム式加湿器は、加湿時の消費電力が134〜450Wで、サイズが大きい(加湿量が多い)ほど消費電力も大きくなるからです。象印の公式サイトの仕様表に載っている消費電力から計算すると、次のとおりです。

型番適用床面積の目安消費電力(湯沸かし立ち上げ時/加湿時)1時間の電気代(加湿時)1ヶ月の電気代(1日8時間)
EE-TC60木造和室〜10畳/プレハブ洋室〜17畳985W/450W約14.0円約3,348円
EE-DG50・EE-RV50木造和室〜8畳/プレハブ洋室〜13畳985W/410W約12.7円約3,050円
EE-DG35・EE-RV35木造和室〜6畳/プレハブ洋室〜10畳985W/305W約9.5円約2,269円
EE-MC20(標準モード)木造和室〜3畳/プレハブ洋室〜6畳650W/190W約5.9円約1,414円
EE-MC20(静音モード)同上650W/134W約4.2円約997円
出典:象印マホービン公式サイトの各商品ページ(EE-TC60、EE-DG35/50、EE-RV35/50、EE-MC20)の仕様表。電気代は加湿時の消費電力×31円/kWhで当サイトが計算。湯沸かし中に増える分は含まない

電気代を抑えたいなら、部屋の広さに対して大きすぎない機種を選ぶことが一番の近道です。たとえば寝室(プレハブ洋室6畳程度まで)ならEE-MC20、リビングならEE-DG50というように、適用床面積に合ったサイズを選びましょう。象印の仕様表で加湿時の消費電力が1つだけ書かれている機種(EE-DG・EE-RV・EE-TCなど)は、強・中・弱の各運転ごとの消費電力が公表されていないため、この記事では加湿時の値のまま計算しています。

湯沸かし時は985W。スチーム式は運転開始直後の電気代が高い

ポット型のスチーム式加湿器の運転を2段階で示したイラスト。左は電源を入れた直後にヒーターで水を沸とうさせている湯沸かし中で消費電力が大きい状態、右はお湯が沸いたあとに蒸気を出して加湿している状態で消費電力が小さくなる様子を、電気メーターの針の大きさの違いで表している

スチーム式加湿器は、電源を入れてからお湯が沸くまでのあいだが、いちばん電力を使います。

冷たい水を沸とうさせるために、ヒーターをフルパワーで動かすからです。象印の仕様表では、EE-DG50・EE-RV50・EE-TC60などの消費電力は「湯沸かし立ち上げ時」985W、「加湿時」410〜450Wと分けて書かれています。985Wで1時間動いたとすると約30.5円にあたり、加湿中(EE-DG50で約12.7円)の2倍以上です。

湯沸かしにかかる時間は、タンクの水の量や水温で変わり、象印の商品ページには目安の時間は書かれていませんでした。ただ、運転のたびにこの湯沸かしが入るため、短時間で電源を切ったり入れたりを繰り返すと、そのぶん電気代が増えます。スチーム式を使うなら、加湿したい時間帯にまとめて運転し、オン・オフはタイマー(EE-DG・EE-TCは入・切タイマーつき)に任せるのがおすすめです。

加湿器をつけっぱなし・24時間使ったときの電気代

加湿器を24時間つけっぱなしにしたときの1ヶ月の電気代は、スチーム式(象印 EE-DG50)で約9,151円、気化式(パナソニック FE-KX05D)で約179円が目安です。

1日8時間の3倍の時間動かすので、電気代も単純に約3倍になるからです。主な製品で、24時間・30日つけっぱなしにした場合を計算しました。

方式・製品(型番)消費電力1日(24時間)の電気代1ヶ月(24時間×30日)の電気代
スチーム式 象印 EE-DG50加湿時 410W約305円約9,151円
スチーム式 象印 EE-MC20標準 190W約141円約4,241円
ハイブリッド式 ダイニチ HD-RXT526標準 163W約121円約3,638円
ハイブリッド式 ダイニチ HD-RXT526eco 12W約9円約268円
超音波式 アイリスオーヤマ UHM-280B強 22W約16円約491円
気化式 パナソニック FE-KX05D強 8W約6円約179円
条件:各製品の仕様表の消費電力で24時間動き続けた場合、31円/kWh(税込)で当サイトが計算。出典は上の各表と同じ。自動運転で加湿を弱めたり止めたりする時間があれば、これより安くなる

スチーム式をずっとつけっぱなしにすると、1ヶ月で1万円近くになることもあります。一方で、気化式や、ハイブリッド式のeco運転なら24時間使っても数百円です。加湿器を長時間つけっぱなしにしたい家庭ほど、方式による電気代の差が大きくなります。

なお、つけっぱなしにしても、タンクの水がなくなれば加湿は止まります。たとえば象印 EE-DG50の連続加湿時間は強で約8時間(室温20℃・満水時)、ダイニチ HD-RXT526は標準で約10時間なので、24時間使うには途中で給水が必要です。

加湿器をずっとつけっぱなしにするときの注意点

加湿器をつけっぱなしにするときは、電気代だけでなく、湿度の上げすぎ・やけど・水の古さに気をつけましょう。

長時間の運転では、人が見ていない時間に加湿しすぎたり、同じ水を使い続けたりしやすいからです。各社の公式情報では、次のような点が挙げられています。

  • スチーム式は蒸気に注意:象印は、蒸気吹出口に触ったり、手や顔を近づけたりしないよう注意しています。小さな子どもがいる家庭では、チャイルドロックや転倒時の湯もれを抑える構造があるかも確認しましょう(象印 ラインアップ)
  • タンクの水は毎日取り替える:アイリスオーヤマの超音波式加湿器の取扱説明書では、水タンクの水は毎日新しいものに取り替え、水道水以外は使わないよう書かれています。古い水を使うと異臭や健康を害する原因になるとしています(UHM-280S 取扱説明書)
  • 湿度は上げすぎない:湿度設定や自動運転がある機種は、それを使って湿度を一定に保つ。加湿しすぎると窓などに結露が出て、カビの原因になります

就寝中など長時間使うなら、湿度センサーで加湿量を自動調整する運転や、切タイマーを使うと、加湿しすぎと電気代のムダを両方防げます。お手入れの方法は機種によって違うので、手持ちの製品の取扱説明書に従ってください。

方式ごとのメリット・デメリットと、加湿器の電気代を安くするコツ

スチーム式・気化式・超音波式・ハイブリッド式のメリット・デメリット

電気代だけで選ぶなら気化式・超音波式が有利ですが、加湿の速さや手軽さとのバランスで選ぶのが現実的です。

ヒーターを使う方式は電気代がかかる代わりに加湿が速く、ヒーターを使わない方式は電気代が安い代わりに、加湿量が部屋の湿度や温度に左右されやすいからです。電気代の観点を中心に、方式ごとの特徴をまとめました。

方式電気代の目安(1時間)メリットデメリット
スチーム式約4〜14円沸とうさせた蒸気で加湿する。フィルターがなく構造がシンプルな機種がある(象印)電気代がいちばん高い。湯沸かし中は特に消費電力が大きい。蒸気の吹出口に注意が必要
ハイブリッド式(温風気化式+気化式)ヒーター使用時 約5〜9円/気化式運転時 1円未満湿度が低いときはヒーターで速く加湿し、湿度に応じて省エネ運転に切り替わる。吹き出し口が熱くならない(ダイニチ)ヒーターを使う時間が長いと電気代が上がる
気化式1円未満ヒーターを使わず消費電力が小さい。吹き出し口が熱くならない(パナソニック)フィルターのお手入れが必要。加湿量は部屋の湿度などで変わる
超音波式1円未満ヒーターを使わず消費電力が小さい(アイリスオーヤマ UHM-280Bは強22W)水を加熱せずに霧にするので、タンクの水を毎日取り替えるなど水の管理が大切
電気代は本記事で取り上げた製品の消費電力から31円/kWhで計算した目安。特徴は象印、ダイニチ、パナソニック、アイリスオーヤマ(取扱説明書)の公式情報より

なお「ハイブリッド式」は、メーカーによって組み合わせが違います。ダイニチは気化式と温風気化式の組み合わせですが、アイリスオーヤマのAHM-HUT55Aのように超音波式をベースにしたハイブリッド式もあり、定格消費電力は260Wです。ハイブリッド式を選ぶときは、仕様表で運転モードごとの消費電力を確認しましょう。

加湿器の電気代を安くするコツ

加湿器の電気代を抑える工夫を並べたイラスト。部屋の広さより少し大きめの加湿能力の加湿器を選ぶ、ecoモードや自動運転を使う、湿度計で湿度40〜60%を目安にする、窓やドアを閉める、使わない季節は電源プラグを抜く、の5つをアイコンで示している

加湿器の電気代を安くするには、「部屋に合った機種を選ぶ」「省エネの運転モードを使う」「湿度を上げすぎない」の3つが基本です。

加湿器の電気代は消費電力と運転時間で決まるので、ヒーターを使う時間と、必要以上に加湿している時間を減らすことが節約につながるからです。メーカーの情報をもとに、具体的なコツをまとめました。

  • 適用床面積より大きめの機種を選ぶ:ダイニチは、部屋にぴったりの加湿量より大きいサイズを選ぶと、加湿スピードの面でも電気代の面でもおトクになるとしています。同社の例では、500mL/hの機種を標準モード(163W)で使うより、960mL/hの機種をecoモード(23W、加湿量600mL/h)で使うほうが、1ヶ月(1日8時間)の電気代が約1,212円から約171円に下がります(ダイニチ 必要加湿量計算フォーム)
  • ecoモードや自動運転を使う:ハイブリッド式はecoモード(気化式運転)にすると消費電力が大きく下がります。スチーム式も、象印のEE-DGは湿度センサーと室温センサーで加湿を自動コントロールする「自動加湿3段階」を備えています
  • 湿度は40〜60%を目安にする:湿度を高く設定するほど、加湿器が動く時間は長くなります。冬の室内の湿度の目安は40〜60%で、湿度を保つと暖房の設定温度を上げなくても暖かく感じやすくなります(詳しくは暖房の設定温度は何度がいい?で解説しています)
  • 窓やドアを閉めて使う:アイリスオーヤマの超音波式加湿器の取扱説明書では、「故障かな?と思ったら」の中で、湿度が上がらないなどの原因のひとつに窓やドアが開いていることを挙げ、閉めて使うよう案内しています。湿気が逃げると、加湿器が長く動き続けることになります
  • スチーム式はこまめに電源を切り入れしない:運転開始時の湯沸かしで消費電力が大きくなるため、オン・オフはタイマーに任せる
  • 使わない季節は電源プラグを抜く:パナソニック FE-KX05Dの待機電力は約0.5Wで、1ヶ月差しっぱなしにすると約11円です。アイリスオーヤマの取扱説明書も、長期間使わないときは絶縁低下による火災・感電を防ぐため、必ず電源プラグを抜くよう注意しています

加湿には、暖房の電気代を抑える効果も期待できます。パナソニックは、加湿をすることで、設定温度を下げたとしても体感温度を上げられると説明しています。電気代の安い方式の加湿器で湿度を保ちながら、エアコンの設定温度を控えめにすると、部屋全体の電気代を抑えやすくなります。

加湿器の電気代についてよくある質問

電気代が安い加湿器はどれ?

今回比べた中で電気代がもっとも安いのは、ヒーターを使わない気化式です。パナソニック FE-KX05Dは強運転でも8Wで、1時間約0.25円、1日8時間×30日で約60円です。超音波式(アイリスオーヤマ UHM-280B、強22Wで1ヶ月約164円)や、ハイブリッド式のeco運転(ダイニチ HD-RXT526、1ヶ月約89円)も安い部類です。加湿の速さも重視するなら、湿度が低いときだけヒーターを使うハイブリッド式が候補になります。

加湿器とエアコン暖房の電気代はどっちが高い?

スチーム式加湿器は、小さな部屋用のエアコンと同じくらいか、それ以上の電気代がかかることがあります。パナソニックが公表しているエアコンの1時間あたりの電気代の目安は、6畳用で約4.6〜5.3円(期間消費電力量からの目安)です。これに対して、象印 EE-DG50の加湿中は約12.7円です。一方、気化式や超音波式は1時間1円未満なので、エアコンよりずっと安く済みます。エアコン暖房の電気代はエアコン暖房の電気代は1時間・1ヶ月いくら?で、ほかの暖房器具との比較は暖房器具の電気代比較で詳しく紹介しています。

加湿器の電気代は1日いくら?

1日8時間使う場合、スチーム式の象印 EE-DG50で約102円、ダイニチ HD-RXT526の標準運転で約40円、気化式のパナソニック FE-KX05D(強)で約2円が目安です。24時間使うと、それぞれ約305円・約121円・約6円になります。いずれも消費電力のまま動き続けた場合の計算なので、自動運転で加湿を弱める時間があれば、これより安くなります。

手持ちの加湿器のワット数(消費電力)はどこで確認できる?

取扱説明書の「仕様」のページか、メーカー公式サイトの商品ページの仕様表で確認できます。スチーム式は「湯沸かし立ち上げ時」と「加湿時」、ハイブリッド式や気化式は「標準」「eco」「強」など運転モードごとに消費電力が書かれていることが多いので、ふだん使っている運転の値を使って計算しましょう。海外ブランドの製品なども、消費電力(W)がわかれば同じ計算式(消費電力÷1,000×時間×31円)で電気代の目安を出せます。

まとめ:加湿器の電気代はスチーム式が高く、気化式・超音波式は安い

加湿器の電気代は、ヒーターを使うかどうかで大きく変わります。1時間あたりの目安は、スチーム式が約4〜14円、ヒーターを使うときのハイブリッド式が約5〜9円、気化式・超音波式は1円未満です。1日8時間×30日では、スチーム式が約1,000〜3,300円、気化式・超音波式は約60〜160円になります。

象印のスチーム式加湿器は、加湿時の消費電力が134〜450W、湯沸かし立ち上げ時は985W(EE-MC20は650W)で、加湿中の電気代は1時間約4.2〜14.0円です。24時間つけっぱなしにすると、EE-DG50で1ヶ月約9,151円かかる計算なので、長時間使う家庭ほど方式やサイズ選びが電気代に効いてきます。

電気代を抑えるには、部屋に合った(できれば少し大きめの)機種を選び、ecoモードや自動運転を使い、湿度は40〜60%を目安に上げすぎないことが基本です。スチーム式を使うときは蒸気によるやけどに、どの方式でもタンクの水を清潔に保つことに気をつけながら、無理のない範囲で加湿器を活用しましょう。