【2025年版】AC出力付きモバイルバッテリーおすすめ2選 + 1!ノートPC充電や出張に|Anker・サンワを徹底比較

【2025年版】 AC出力付きモバイルバッテリー おすすめ2選 + 1 Anker・サンワを徹底比較 モバイルバッテリー
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「カフェに入ったけれど、コンセント席が空いていない…」 「出張移動中の新幹線、大事なメールを送りたいのにPCの充電が切れそう…」

こんな「電源がない絶望感」を味わったことはありませんか?

そんな時にバッグに入っていると救世主になるのが、コンセント(ACプラグ)がそのまま挿せる「AC出力付きモバイルバッテリー」です。

しかし、いざ選ぼうとすると「重すぎて持ち歩けない」「出力不足でPCが充電できなかった」という失敗も多いのがこのジャンル。

そこで今回は、数ある製品の中から「持ち運べる現実的なサイズ」かつ「実用的なパワー」を持った間違いのない2機種(Anker・サンワダイレクト)を厳選して比較。

さらに、それでは容量が足りない方向けの「第三の選択肢」も合わせて紹介します。

【失敗しない4つのポイント】AC出力付きモバイルバッテリーの選び方

AC出力付きモバイルバッテリーは、普通のUSBモバイルバッテリーよりも選ぶポイントが多く、間違えると 「動かない」「壊れる」「飛行機に持ち込めない」 といった失敗につながります。

ここでは、初めての人でも迷わないように、特に重要な4つのチェックポイントをわかりやすく解説します。

  • 定格出力(W数)は“使いたい家電より大きいか”
  • 正弦波か?修正(疑似)正弦波か?
  • 容量と携帯性(重さ)のバランス
  • 飛行機への持ち込み制限(Wh)

① 定格出力(W数)は“使いたい家電より大きいか”

AC出力と聞くと「何でも動く」と思いがちですが、実は W(ワット)数が足りないと動きません。

間違って最大出力だけを見てしまう人が多い点も要注意!

正しく見るべきなのは「最大」ではなく 定格出力(連続で安定して出せる出力) です。

▶ 使用家電の目安

  • ノートPC(一般的な13〜15インチ):30〜60W
  • 小型扇風機:30〜40W
  • LEDランタン/照明:10〜20W
  • プロジェクター(小型):40〜80W

→ たとえば 65WのAC定格出力 があるバッテリーなら、ほとんどのノートPCが問題なく充電できます。

② 正弦波か?修正(疑似)正弦波か?(超重要)

AC出力バッテリーの中でも、もっともトラブルが多いのが波形の違いです。

▶ 正弦波(Pure Sine Wave)

家庭用コンセントと同じキレイな波形。

PC、マイコン制御の電気毛布などの製品など精密機器も安心。

多少価格は上がりますが、基本はこれ一択。

▶ 修正正弦波(擬似正弦波)

コストを抑えたタイプで、ノートPCの充電は可能なことが多いものの、

扇風機や電気毛布などを回転モーター/温度制御に使われるマイコンは動作不良の可能性あり。

★ 結論

安全性と万能性を求めるなら正弦波を選ぶべき。

「安いから」という理由だけで疑似正弦波を選ぶと失敗しやすいポイントです。

③ 容量と携帯性(重さ)のバランスを見る

AC出力が付くバッテリーは、構造上どうしても重くなります。

▶ 用途別のおすすめ容量

  • 持ち歩いて使う(出張・カフェ作業)  → 20,000mAh(75〜90Wh)前後、重量800g以下
  • アウトドア・キャンプ・車中泊  → 40,000mAh以上(100Wh〜)   ポータブル電源寄りのモデルがおすすめ。

重くなるほど長時間使えますが、

「毎日持ち歩くか」「置きっぱなしで使うか」 を基準に選びましょう。

④ 飛行機への持ち込み制限(Wh)は要チェック

海外出張や旅行で使いたい人は、Wh(ワットアワー)の確認が必須です。

一般的な航空会社ルール

  • 100Wh以下:持ち込み可能
  • 100〜160Wh:申請すれば持ち込み可のケースあり。(また、2個まで)
  • 160Wh以上:持ち込み不可

AC付きは容量が大きい製品が多いため、飛行機に乗るなら100Wh以下が安全

2025年7月に国土交通省よりモバイルバッテリーの取り扱いについてプレスリリースが出ています。

海外の航空会社によってはさらに、制限がある可能性があります。

【目的別】AC出力付きモバイルバッテリーのおすすめモデル

ここでは、先ほどインプットした3製品をベースに、

「軽量・携帯性」「アウトドア性能」「コスパ」 の3軸で最適モデルを紹介します。

【カフェ・出張向け】軽量×持ち歩きやすさ重視 → サンワダイレクト 700-BTL025N

✔ 選ぶべき理由

  • 600gの軽量ボディ(500mlペットボトル程度)
  • 薄型でビジネスバッグに入る
  • 65W AC出力で ノートPCの延命充電に最適
  • 飛行機持ち込みOK(41.27Wh)

✔ 想定用途

  • カフェ作業
  • 出張先でちょっとPCの電源を延命したい
  • LEDライトなど低消費電力家電

※波形は疑似正弦波のため、医療系の精密機器の計測には不向き。

【万能型・普段使い&出張キャンプ兼用】高出力×正弦波 → Anker PowerHouse 100

✔ 選ぶべき理由

  • 正弦波100WのAC出力でPC・マイコン制御の電気毛布でも安心
  • 容量27,000mAhで ノートPC約1回フル充電
  • USB-C PD 45Wも搭載で スマホ〜タブレットも高速充電
  • 飛行機持ち込みOK(97.2Wh)
  • 信頼性の高いAnker製

✔ 想定用途

  • ビジネス・リモートワーク
  • 小型家電の利用(プロジェクター・カメラ充電など)
  • 軽めのキャンプ

「迷ったらコレ」と言えるバランスのよさ。

徹底比較!Anker vs サンワダイレクト

迷っている方のために、スペックを並べて比較しました。

比較項目① Anker PowerHouse 90② サンワダイレクト 700-BTL025N
重量約 845g(どっしり)約 600g(軽い!)
AC出力最大 100W(正弦波)最大 65W(擬似正弦波)
容量27,000mAh級
(PCフル充電OK)
11,400mAh級
(あくまで延命用)
サイズ感お弁当箱型薄型・筆箱型
飛行機◯ 持ち込み可◯ 持ち込み可
価格帯約1.9万円前後約1.4万円前後

さらに容量を重視される方は、小型ポータブル電源が選択肢の一つです。

【アウトドア・車中泊向け】長時間×大出力 → Jackery ポータブル電源 240 New

✔ 選ぶべき理由

  • 256Whの大容量(Ankerの約3倍)
  • 正弦波200Wで扇風機、電気毛布、小型クーラーも動かせる
  • USB、AC、DC(シガー)と端子の種類が豊富
  • セットでソーラーパネル充電も可能

✔ 想定用途

  • キャンプ
  • 車中泊
  • 防災の備え
  • 家電の長時間運用

※重量3.6kgのため携帯性は低い。また飛行機持ち込み不可。

知っておきたいAC出力付きモバイルバッテリーの「デメリット」

AC出力付きモバイルバッテリーは便利ですが、「万能」ではありません。

使い方や選び方を誤ると、期待したように使えなかったり、安全性に問題を生じたりします。

以下の点を事前に理解しておきましょう。

① 変換ロスによる「実質容量の低減」

  • 表示容量(mAh や Wh)は「理論値/最大値」に過ぎず、 実際に使える電力量はそこから大幅に減る のが一般的です。 
  • 特に、DC(内部バッテリー)からAC(交流コンセント)への変換時には 昇圧やインバータ処理によるロス が発生し、メーカー表記の6〜7割程度の電力しか使えない場合がある、という報告もあります。 
  • 結果として、「ノートPCを1回フル充電できる」と書かれていても、実際は 0.7〜0.8 回分しか使えなかった…ということも起きやすいです。

💡 つまり「容量 20,000mAh = 丸一日使える」はあくまで理論値。実用を想定するなら「余裕を持った容量のモデル」を選ぶのが安全です。

② 発熱やファンの動作音 — 静かな場所・密閉空間では要注意

  • AC出力対応モデルは、内部で電圧を変換するためのインバータ回路を持っており、AC給電中はかなり発熱しやすい。 
  • 放熱・安全対策のため、冷却ファンを内蔵しているモデルも多く、 図書館・カフェ・夜間の就寝時など「静かさが求められる場面」でファン音が気になる可能性があります。
  • 特に回転モーターや電気毛布など“継続運転系”家電を長時間使う場合は、過熱+音+バッテリーへの負荷の三重リスクがあります。

③ リチウムイオン電池の安全性 — 過充電・振動・衝撃・高温に弱い

  • AC付きモバイルバッテリーは内部にリチウムイオン電池を使っており、もし 過充電・過放電・過熱・衝撃や落下 が起きると、最悪「発火・膨張・破裂」のリスクがあります。 
  • 特に、 純正品でない充電器やケーブルを使う、あるいは 製品の安全性 (保護回路・温度管理) が不十分 なものだと、リスクが非常に高まります。 
  • また、直射日光が当たる車内、夏場の炎天下、高温多湿の場所などでは、バッテリー劣化や火災の可能性が上がるため注意が必要です。 

⚠️ 特に安価な「コスパ重視モデル」「純正保証や安全認証なしモデル」は、防災・長時間使用用途にはおすすめできません。

④ 電気製品の起動ピークと出力容量のミスマッチ — 思ったように動かない危険

  • AC出力バッテリーの「定格出力」がギリギリの仕様だと、起動時のピーク電力(扇風機やモーター付き家電など)で一時的に電力が足りず、動かなかったり動作が不安定になったりする場合があります。 
  • また、波形が疑似正弦波(修正波)のモデルの場合、モーターやマイコン制御の精密機器では ノイズ・誤動作・故障の原因になる可能性があります。 
  • 特に「PC+扇風機」「プロジェクター+小型クーラー」など複数機器併用するシーンでは、合計の消費電力と起動時のピーク量を見積もることが大切です。

⑤ 廃棄・リサイクルに関する注意 — 電池ゴミの扱い

  • リチウムイオン電池を使ったバッテリーには、寿命・劣化・破損などの問題があり、 不要になったり、膨張・破損したバッテリーは適切にリサイクル/回収に出す必要があります。 
  • なかには「ごみ扱い」で捨てられて火災事故につながる例もあるため、 自治体の分別ルールや指定の回収BOXの利用が推奨されます。 

デメリット・注意点まとめ表

注意点/デメリット内容
実質容量の低減表記容量の約6〜7割しか出せない場合あり(変換ロス)
発熱・ファン音AC給電時に発熱し、冷却ファンで音が出やすい
安全リスク(過充電・衝撃・高温)リチウム電池の劣化・発火・膨張・破裂の危険性
出力不足・起動ピークのミスマッチ定格W数ギリギリではモーター系家電が動かない可能性あり
廃棄とリサイクルの手間劣化・破損時は適切なリサイクル処理が必要

AC出力付きモバイルバッテリー安全に使うためのチェックリスト

①「 購入前」チェックリスト(絶対に確認すべき)

□ 定格出力(W数)が、”使いたい家電”より大きい

  • ノートPC:30〜60W
  • 扇風機:40W以上
  • プロジェクター:60〜120W → ギリギリはNG。「余裕のあるW数」が安全。

□ 出力波形は「正弦波」か?

  • PC・精密機器 → 正弦波必須
  • 修正正弦波 → モーター系・電気毛布は動かない/故障可能性あり → 基本は“正弦波一択”

□ 容量(Wh)が飛行機持ち込み範囲内か(100Wh以下)

  • 出張の多い人はここを必ず確認。

□ PSE(技適マーク)や安全認証があるか

  • 無認証の格安品は発熱・膨張リスクが高い。

□ 冷却構造・ファンの有無を確認

  • カフェ・図書館で使う人 → ファン音が気になる可能性。

② 「使用前」チェックリスト(トラブルを防ぐ準備)

□ ケーブル・充電器は純正またはPD対応の安全製品か?

  • 安物ケーブルは「過熱・接触不良・故障」を招きやすい。

□ バッテリーに膨張・ひび割れ・ベタつきがない

  • 少しでも異常があれば、使用を中止して回収BOXへ。

□ 周囲に燃えやすいものがない

  • テーブルクロス、紙類、クッション、布団の上は不可。

□ 高温・直射日光・車内放置を避ける

  • 車内(夏場50〜70°C)は危険。劣化だけでなく発火リスクも。

③ 使用中チェックリスト(安全に運用するために)

□ 長時間の連続運転は避ける

  • 扇風機・プロジェクターなどは熱がこもりやすい。

□ バッテリーが異常に熱くなっていない

  • 触れないほど熱い → 直ちに使用を中止

□ 通気口をふさがない

  • カバンの中、布の上、足元はNG
  • 冷却ファンの排気を遮らない。

□ 変な匂い・音・煙が出ていない

  • 「ジジッ」「焦げ臭い」などは即停止。

□ AC出力を使わない時はオフにする

  • 小さな発熱や待機電力を防ぐ。

④ 保管チェックリスト(バッテリー寿命を延ばす)

□ 充電残量は 40〜60% で保管

  • 100%放置・0%放置は劣化を早める。

□ 高温・高湿・直射日光を避ける

  • 室温15〜25°Cがベスト。

□ 月に1回ほど軽く充電して状態を保つ

  • 長期間使わない場合の劣化防止。

⑤ 廃棄・リサイクルチェックリスト

□ 自治体の回収BOX・家電量販店に持ち込む

  • 絶対に「可燃ゴミ」「不燃ゴミ」「粗大ゴミ」に出さない。

□ 膨張・破損がある場合は使用しないまま回収へ

  • 発火事故を防ぐため、すぐに処分する。

🔰 初心者向け:3つだけ覚えるならこれ!

  • 正弦波モデルを選ぶこと
  • 使う時は「発熱」と「出力(W)」に注意
  • 不要になったら“ゴミに出さず”リサイクル回収へ

これだけで、事故リスクは大幅に減ります。

まとめ:AC出力付きモバイルバッテリーおすすめ2選 + 1

AC出力付きバッテリーは、あなたの行動範囲を劇的に広げてくれます。最後に改めて選び方をまとめます。

  1. 「毎日持ち歩くし、PC充電さえできればいい」👉 サンワダイレクト 700-BTL025N がおすすめ。軽さは正義です。カバンに入れていることを忘れるレベルで持ち運べます。
  2. 「PC以外の家電も使いたいし、1回分のフル充電容量が欲しい」👉 Anker PowerHouse 90 がおすすめ。正弦波の安心感とパワーは、ビジネスからプチアウトドアまで幅広く活躍します。
  3. 「車移動メインで、キャンプや防災に使いたい」👉 Jackery ポータブル電源 240 New がおすすめ。モバイルバッテリーでは太刀打ちできないスタミナを持っています。

自分の用途にピッタリの一台を選んで、コンセント探しから解放された自由なモバイルライフを手に入れてください!

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