エレコムのモバイルバッテリーが充電できない!使い方の問題?

エレコムのモバイルバッテリーが充電できない!使い方の問題? 蓄電
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エレコムのモバイルバッテリーを使っていて「急に充電できない」「ランプが点滅したまま」「充電時間が長い・終わらない」といった様々なトラブルに遭遇したことはありませんか?

この症状、必ずしも故障とは限らず、ケーブルやアダプターの不具合、温度環境、バッテリーの劣化など、さまざまな要因が考えられます。

この記事では、エレコム製モバイルバッテリーの充電トラブルについて、LEDランプの意味や考えられる原因、正しい充電方法、回収・廃棄の注意点までわかりやすく解説します。

エレコムのモバイルバッテリーが充電できない!何か症状は出ている?

モバイルバッテリー充電が「できない時」と「正常時」の症状

モデルにもよりますが、以下のどれかに該当しないでしょうか?

  • ランプの点灯・点滅パターンが異なる
    • 正常時:順番にLEDが点灯し残量表示。満充電時は全て点灯。または、消灯
    • 異常時:いつまでも一部のLED(特に1つ目)が点滅したまま。他のランプが全く点灯しない。
  • 充電時間が極端に長い、またはいつまで経っても完了しない
    • 正常時:数時間で充電完了し、ランプが全点灯になる。
    • 異常時:想定時間を大幅に超えても充電完了表示(全点灯)にならない。
  • ランプが消灯しない・点灯パターンが説明書(マニュアル)記載と違う
    • 正常時:接続解除後しばらくでLED消灯。
    • 異常時:何も接続していないのにランプが点灯したまま、または消えない。
  • ボタン操作やケーブル抜き差ししても反応なし
    • 正常時:ボタン押下で残量表示、充電開始・停止が反映される。
    • 異常時:操作してもランプの状態が変わらない、充電が開始しない。
  • バッテリー本体が異常に熱い、動作が不安定
    • 正常時:本体温度はさほど上昇しない。
    • 異常時:充電中に本体が過度に熱を持つ、保護機能が作動し点灯パターンが異なる。

その他にも

本体が膨らんできて内部に異常が発生しているといった現象があります。

モバイルバッテリーが急に充電ができなくなった

急に充電ができなくなった場合、最も可能性が高い原因は、充電ケーブルやACアダプターといった外部の接続機器、または充電ポートの不具合です。

劣化などの場合は、使用時間が短くなるなど何らかの前兆が見えるケースが多いです。

ただし、知らないうちに落下させて衝撃によりバッテリーの内部が破壊されている場合も考えられます。(設計の段階で落下の衝撃を吸収する対策が取られているはずですが、限度を超えた衝撃の場合)

モバイルバッテリーがずっと点滅している

LEDランプがずっと点滅しているのは、充電中や残量表示、モード切替など「正常動作」として設計されたものも多いですが、パターンや色によってはバッテリー残量不足や異常(保護回路作動)を示す場合もあります。

特定のランプのみ点滅する場合は、そのブランドの仕様確認が重要です。

付属の説明書も併せて確認しましょう。

もし紛失した場合は、公式サイトでダウンロードできます。

充電したい機器を接続しながら、モバイルバッテリーも充電する場合は、両方が満充電になるのに時間がかかる場合があります。

エレコムのモバイルバッテリーの緑ランプの意味は?

緑色ランプの点灯・点滅は、メーカーやモデルによって意味が異なりますが、エレコムでは急速充電中を示すパターンや、異常・エラー発生を表す場合があります。

急速充電以外で緑点滅の場合は、公式の説明書で対応を確認してください。

  • DE-C34-20000 → 緑点滅=本体の充電が必要:緑点滅は残量が少ない、または充電の必要性を示します。
  • DE-C67-10000 → 緑点滅=ワイヤレス充電エラー:このモデルではワイヤレス充電エラー時に緑点滅を通知する仕様です。

エレコムのモバイルバッテリーの青点滅の意味は?

青色ランプが点灯または点滅している場合は、充電の進行状況やバッテリー残量を表す事が多いです。

例えばLEDが一定数点滅して残りが点灯している場合、充電残量の段階的サインです。

こちらもモデルによって点滅の意味が違う場合がありますので、説明書で確認しておく事をおすすめします。

具体例

EC-C07BK → 青点滅=残量5%以下:青点滅は残量が非常に少ないことを示すパターンです。

モバイルバッテリーの充電時間など劣化・故障の兆候

モバイルバッテリーが長期間使用されている場合、その内部に組み込まれたリチウムイオン電池の劣化が原因で充電トラブルが発生することがあります 。

この劣化にはいくつかの明確な兆候が伴います。

充電時間が以前より大幅に長くなったと感じる場合、これはバッテリーの経年劣化により充電効率が低下していることを示唆しています。今回の充電できない理由の一つかもしれません。

また、満充電したにもかかわらず、以前よりもバッテリーの減りが早くなったと感じる場合、これは蓄電容量が減少している兆候であり、寿命が近いことを示します 。

さらに、バッテリー本体が膨張している場合、これは内部の化学反応が異常に進行している危険なサインであり、直ちに使用を中止し、廃棄を検討すべきです 。

エレコムのモバイルバッテリーが充電できない!原因と対策

まずは、説明書を確認し正常と異常の判断基準を区別できるように準備しておきましょう。

モバイルバッテリーの説明書はどこで入手?

以下の手順でマニュアルをダウンロードできます。

仕様の確認をしたい場合はダウンロードしてみましょう。

エレコム公式サイトのページ上方のグローバルメニューにあるダウンロードをクリック。

マニュアル(取扱説明書)をクリック

ページの「検索入力」から、型番を入力して取扱説明書PDFを無料でダウンロードできます。

エレコム 説明書ダウンロード検索のイメージ
公式サイト検索ページより

ちなみに多言語マニュアルもありますので、必要に応じて利用してください。

モバイルバッテリーが充電できない主な原因

一般的には以下のような原因がモバイルバッテリーが充電できない原因とされます。

  • ケーブルの断線や接触不良
  • ACアダプターの不具合
  • バッテリー本体の劣化や故障
  • 充電ポートの汚れや損傷
  • 極端な温度環境などが原因となります。
  • 充電0の状態で長期放置(過放電)

ケーブルとアダプターをチェック

充電できないときは、まずケーブルやアダプターを疑いましょう。

  • ケーブルが断線していないか?
  • アダプターの出力が足りているか?

別のケーブルや推奨ACアダプターを使用してみたり、対応している端末か確認するのがポイントです。

たとえば、パソコンのUSBポートから充電すると電力が不足しやすく、充電が遅いorできない原因になります。

モバイルバッテリーの推奨ワット数を満たすACアダプターを使うのが安心です。

参考記事

ポートの汚れや破損を確認

ポートの中にホコリや皮脂がたまると接触不良の原因になります。

エアダスターや綿棒でやさしく掃除してみましょう。

ただし、ポートを無理にいじると金属端子が曲がって壊れることもあるので要注意です。

温度環境を見直す

リチウムイオン電池は温度にとても敏感です。

  • 低温(0℃以下) → 化学反応が鈍くなり充電しにくい
  • 高温(45℃以上) → 過熱して劣化や発火のリスク

一番安心なのは 0〜35℃の室温で充電すること です。

充電0の状態で長期放置(過放電)

過放電・過充電に関しては、以下の記事に詳しく書いています。

過放電が危険な理由
  1. 電極が化学的に変化する
    • バッテリーの内部で負極の銅が溶け出してしまい、再び充電しても元に戻りません。
    • 電極表面に不安定な化合物ができて、抵抗が増えます。
  2. 保護回路が充電を止める
    • モバイルバッテリーには「安全回路(BMS)」があり、危険な電圧になると充電自体を遮断します。
    • これは事故を防ぐためですが、その結果「充電ケーブルを挿しても無反応」になります。
  3. 内部短絡や発火リスク
    • 劣化した電極が内部でショートすると、充電時に異常発熱・膨張・発火する危険があります。
    • メーカーが「復活させない」設計にしているのはこのためです。

エレコム モバイルバッテリーの充電方法

一般的には、以下の充電方法の手順です。

  1. 充電端子を確認する
    本体にある「IN」と記載された充電用端子を探してください。
    これがモバイルバッテリー本体を充電するためのポートです。
  2. ケーブルを接続する
    付属または対応するUSBケーブルを「IN」端子にしっかり差し込みます。
  3. AC充電器に接続する
    ケーブルの反対側を推奨されているAC充電器に接続してください。
    ※パソコンのUSBポートからも充電は可能ですが、電力が不足して充電に時間がかかったり、満充電にならないことがあります。
    そのため、安定した電力を供給できるAC充電器の使用がおすすめです。
  4. LEDランプで充電状況を確認する
    接続後、バッテリー本体のLEDランプが点灯または点滅しているか確認しましょう。
    点灯パターンはモデルごとに異なるため、取扱説明書をあわせて確認すると安心です。

ACアダプター選びのポイント

使用するACアダプターは、必ず取扱説明書に記載されている「推奨ワット数(W)」を満たすものを選びましょう。適切な出力のアダプターを使用することで、安全かつ効率的に充電できます。

例えば、EC-C03BKであれば説明書に以下のように書いている場合があります。

エレコム モバイルバッテリーEC-C03BKマニュアルより抜粋
EC-C03BKマニュアルより抜粋

エレコムのモバイルバッテリーを回収してもらう方法

ケーブルや充電器の相性や接続方法に問題なく、本体の劣化や故障が確定した場合は、速やかに廃棄した方が良いです。

モバイルバッテリーの回収や廃棄は、エレコム公式サイトや自治体の指示に従い、電池回収ボックスへの投函やメーカー回収サービスの利用が推奨されます。

モバイルバッテリーは、その内部にリチウムイオン電池を内蔵しているため、可燃ごみや資源ごみとして廃棄することは厳禁です。

正しい廃棄方法の解説

  1. 放電: 発火リスクを低減するため、可能な限りバッテリーを電池切れまで放電させます。(膨張している時は、そのままの方がリスクが少ない。 )
  2. 絶縁処理: 端子部分をビニールテープなどの絶縁テープで覆い、ショート(短絡)による発火を防ぎます 。これは最も重要な安全対策の一つです。  
  3. 持ち込み: 一般社団法人JBRCが提供するリサイクル協力店(家電量販店やホームセンターなど)に設置された回収ボックスを利用します。一部の自治体でも回収窓口が設けられている場合があります。

エレコムに廃棄依頼したい場合は

エレコムの廃棄依頼方法ページの指示に従って回収をお願いしてください。

エレコムの廃棄依頼方法ページへ

長く安全に利用するための使い方

バッテリーを長持ちさせるコツ

リチウムイオン電池は使い方次第で寿命が大きく変わります。

おすすめの習慣は次の通り:

  • 残量を 20〜80%の間で使う(満充電やゼロ放電は避ける)
  • 長期保管する場合は 40〜50%の充電状態で保存
  • 月に1回くらいはしっかり充放電する

安全に使うための注意

  • 高温の車内に放置しない
  • 膨張や異臭がしたらすぐ使用を中止
  • 廃棄するときは「一般ごみ」に出さず、回収ボックスやメーカーに依頼

エレコムのモバイルバッテリーが充電できない!のまとめ

エレコムのモバイルバッテリーが充電できない原因は、ケーブルやアダプターの相性から、バッテリー本体の劣化・過放電まで幅広く考えられます。

まずはLEDランプの点灯パターンや説明書を確認し、基本的なチェックを行うことが大切です。

それでも改善しない場合や、本体が熱を持つ・膨張するといった異常が見られる場合は、使用を中止し、安全に回収・廃棄しましょう。

日頃から正しい充電方法と保管方法を意識すれば、モバイルバッテリーを長く安心して使い続けられます。

モバイルバッテリーの買い替えを検討するなら以下の記事でもおすすめのモバイルバッテリーを紹介しています。

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