今回はニンテンドーのSwitch本体の充電に関するトラブルの原因と対策について説明します。
「急にSwitchの充電ができない!」「1 パーセントのまま変わらない」「Switch 充電 ランプ つかない」といった経験がある方は、解決のヒントになれば幸いです。
Switchが充電できない症状の考えられる原因
いくつかの症状と後に考えられる原因を解説します。
急にSwitchが充電できない!
急に充電できなくなった場合、多くは本体のフリーズが原因です。
電源ボタンを長押しして再起動を試しましょう。
また、ACアダプターやケーブルの接続不良、アダプター自体の故障もよくある原因です。
ドックを介しての充電の場合は、ドックの接続部分に問題があるかもしれません。
特に長く利用していると接続部分が摩耗してします。
筆者もドックを別のドックに変えたら充電できた経験があります。
Switchの充電量が1 パーセントのまま変わらない
バッテリー残量表示が1%から増えない場合は、充電器・ケーブルの故障、内部システムの不具合、充電口や基板の破損が疑われます。
またバッテリー自体の寿命がきている場合もごく稀にありますが、多くの場合は充電口や基板の不具合です。
リチウムイオン電池を内蔵していますので、一般的に充電回数の上限があります。
内部システムの不具合でバッテリー残量表示に影響する場合もあります。
Switchの充電ランプがつかない
充電ランプが点灯しない場合は、アダプターが正しく接続されていない、正規品ではない充電器を使っている、あるいはアダプター自体の故障の可能性があります。
代用品の充電器を利用されている場合は、充電器の出力不足や安全機能の制御が働かず充電できない事も考えられます。
また、本体がフリーズしている背後でランプがつかない症状になる場合もあります。
Switchの充電がたまらない(遅い)
充電が遅い、たまらない場合は、ケーブルやアダプターの劣化・規格不一致、本体側のコネクタの損傷、バッテリー寿命などが疑われます。
ドックや本体の接触不良や、長期間の過充電・過放電も原因となります。
過充電・過放電とは
過充電とは、バッテリーがすでに満タン(100%)の状態で、さらに充電を続けることを指します。これは一般的にバッテリーの劣化を早める原因ですが、Nintendo Switchなどの純正充電器では安全機能によって自動的に充電が止まるため、通常の使い方では過充電が発生しにくいとされています。
過放電とは、バッテリー残量が0%のまま、長期間放置してさらに放電し続ける状態のことです。この状態になるとバッテリーの劣化が進み、充電できなくなったり稼働時間が極端に短くなる事があります。長期間Switchを使わない場合でも、半年に一度は充電することが推奨されています。
特に過放電については、Nintendo公式でも注意喚起があります。
過充電・過放電の影響は以下の記事にもう少し詳しくまとめています。
Switchの本体は充電できるがプロコンが充電 できない
Switch本体ではなく、プロコン(Proコントローラー)が充電できない場合、主に以下のような原因が考えられます。
正しい接続方法を確認の上、以下のチェック項目に問題がないか整理していきましょう。
これらを確認しても改善しない場合は、コントローラーや充電ケーブルの故障が考えられ、修理や交換が必要です。
Switchが充電できない時に自分できる確認と対策
Nintendo Switchが充電できない時、自分でできる確認や対策をそれぞれの項目ごとにまとめます。
Switchが充電できない時や遅い時の基本的な対応
基本的には以下の項目は確認しておきましょう。
Switchの充電時間の目安は何分?
Switch本体のフル充電時間は、スリープ状態であれば約3時間が目安です。
プレイしながらの充電ではもう少し長くかかることがあります。
また、Switch充電回数の目安は?
Switchは約800回の充電サイクルで新品時の80%程度までバッテリー容量が減るとされています。
日常使いの場合は2~3年で劣化を感じ始めることが多いです。
そうなると充電時間が変わってくる可能性もあります。
今までと違うとまった場合は、バッテリーの寿命を疑って交換も検討してください。
純正の充電器でなくても良い?Switch充電 ワット数?
Switchには純正ACアダプターの使用が推奨されています。
純正品(HAC-002)は15V/2.6A(39W)が規格です。

仮にワット数が同じ代替えの充電器でも、純正品以外は過電圧や過電流のリスクがあるため故障の原因となることもあり、おすすめできません。
Switchを充電しながらテレビモードでプレイしても大丈夫?
Switchはドックに接続してテレビモードでプレイしながら充電しても問題はありません。
公式サイトでも充電しながらテレビに接続する方法が記載されています。
ユーザーが充電完了を気にしながらプレイさせるような設計は使いにくいですし、そこはSwitchを楽しむのに集中できるよう設計されているでしょう。
ただし長時間遊び続けると発熱しやすいので、時々休ませるとバッテリー寿命が延びます。
ドックに入れっぱなし(switch充電しっぱなし)はだめ?
ゲームをやめて、電源を切った状態でSwitchをドックに入れっぱなしでも、純正機器なら過充電防止機能が働くため、通常の使い方であれば問題ありません。
ただし、過充電防止機能が働くとはいえ、システム的な制御に任せて長時間充電しっぱなしにするより、たまに物理的も抜いて休ませることがよりバッテリーには良いでしょう。
また、設置場所が高温の場所ではバッテリー劣化が進みやすいので、ドックを置いている場所が高温になりやすい部屋で放置するのであれば、長時間高温にさらすとバッテリーの劣化も早くなります。
Switchが充電できない!その原因のまとめ
Nintendo Switchが急に充電できなくなったり、1%のまま変わらない・充電ランプがつかないといったトラブルには、主に 本体のフリーズ・ケーブルやアダプターの不良・ドックの接触不良・バッテリーの劣化 などが原因として考えられます。
まずは再起動やケーブル・アダプターの確認を行い、純正品の利用を徹底することが基本的な対策です。
また、バッテリーは充電回数に限度があり、約800回で容量が80%程度まで低下するとされているため、長期使用では寿命による劣化も疑う必要があります。
過充電防止機能は備わっていますが、高温環境や過放電の放置は劣化を早めるため注意が必要です。
Switchを快適に使い続けるには、普段から充電環境を見直し、正しい方法での利用を心がけることが大切です。