100均ダイソーのモバイルバッテリーは発火する?買っても大丈夫な理由

100均ダイソーのモバイルバッテリーは発火する?買っても大丈夫な理由 蓄電
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100均ダイソーのモバイルバッテリーは安価で緊急用関心がある人は多いでしょう。

しかし「100均の安いバッテリーは発火する?」と不安になる方も少なくありません。

過去にリコールや発火事故のニュースを耳にすると、なおさら気になるところです。

本記事では、ダイソーのモバイルバッテリーが本当に発火するのか、現在の安全性やリコール状況、そして安心して使うためのポイントを徹底解説します。

大手ブランド品との違いや、口コミから見える実際の使用感までまとめましたので、購入を検討している方や安全に使いたい方はぜひ参考にしてください。

100均ダイソーのモバイルバッテリーは発火する?意外に優秀

ダイソー製品のリコール状況や安全基準(PSE 認証)などについて確認しましたが、安全面に関しては、大手ブランドと遜色ない結果でした。

ダイソーのモバイルバッテリーは本当に発火する? 現在の状況は?

ダイソーの製品に限らず、モバイルバッテリーの発火事例は、高価なブランド品でも発生しています。

ダイソーでも一部でリコール(自主回収)の対象となったモデルがありましたが、これは全体のごく一部です。

具体的には、過去に発火や過熱、膨張といったトラブルが報告された事例がありますが、その多くは使用方法や取り扱いの問題によるものであり、製品そのものが特別に危険であるとは一概には言えません。

経産省のリコールの情報のよると

リチウム電池使用製品の過去5年でダイソー製品がリコールを受けたのは、「イヤホン(コードレス式、マイク付、リチウムポリマーバッテリー内蔵)」ぐらいです。

大手のバッテリメーカーなどがリストに並ぶ中、意外に優秀な結果かと思います。

もちろん、大手のバッテリメーカーは販売している品種や数が圧倒的に多いので、単純にリコールの数では、安全性は比較できません。

より安全重視のモバイルバッテリーを選ぶなら以下の記事にまとめています。

なぜ今、モバイルバッテリーの「発火」が注目されているのか?

2025年1月、韓国・釜山の飛行機内でモバイルバッテリーが発火し、炎上するという事故が発生し、乗客176人は無事避難しました。この事故はモバイルバッテリーの安全性への関心を改めて高める出来事となりました。

また、2025年7月にはJR山手線・新宿付近でモバイルバッテリーが発火する事故も起き、大混乱を招きました。

その背景には、年間を通して多くのリチウム電池の発火事故が報告されていることもあり、廉価な100均品の安全性にも注目が集まっています。

なぜモバイルバッテリーは発火するのか? 主な原因とは

モバイルバッテリーが発火する主なリスク要因は以下の通りです。

  • 落下や衝撃による内部ショートや構造破損:バッテリーセルは繊細で、落下などによって内部の損傷やショートが発生することがあります。
  • 高温環境下での使用・保管:炎天下の車内に放置したり、過熱状態で充電すると、劣化や膨張、発火リスクが増大します。
  • 非対応ケーブルや過充電:急速充電対応ではないバッテリーに高出力の充電器を使ったり、過充電状態が続くと回路に負担がかかり、発熱やトラブルの原因になります。

そもそも100均・ダイソーのモバイルバッテリーとは?

ダイソーのモバイルバッテリーは、価格帯が300〜1,100円と非常にリーズナブルで、容量は2,000mAh〜10,000mAhほどのモデルが中心です。

この価格で提供できるのは、バッテリーセルや保護機能のコストを抑えているためと言われています。

しかし、実際はダイソーは全商品でPSE認証取得(後述)と基本的な保護回路搭載が明示されています。

安価=保護機能不足とは限りません。

オンラインストアで手軽に買うならこちら

公式通販ダイソーネットストア

ダイソーのオンラインストア

近隣の店舗でお探しの場合はダイソーアプリで在庫の有無を検索してから近隣の店舗に行くのがおすすめです。

ダイソー在庫検索アプリ
ダイソー公式アプリ

ダイソーのモバイルバッテリーの安全性について現状と評価

PSE認証について

日本国内で販売されるモバイルバッテリーは、電気用品安全法に基づく「PSEマーク」の取得が義務付けられています。

ダイソーの多くのモデルはこのPSEマークを取得しており、適切な安全基準を満たしているとされます  。

ただし、PSE取得品でもユーザーの誤使用や経年劣化リスクは残ります。永久に安全というものではないです。

利用者の声から見る安全性と使い方の指針

ネット上のQ&Aやレビューでは、「正しく使用すれば基本的に問題ない」との声が多く、発火や膨張などのトラブルは、不適切な取り扱い(高温放置、破損ケーブル使用、過充電放置)が原因であることが強調されています。

また、利用者の中には「500回程度の充電で寿命と捉え交換したほうが良い」というアドバイスもあり、劣化への警戒も見られます。

実際、一般的なモバイルバッテリーの充電回数はモデルによって推奨回数が記載されています。

100均ダイソーのモバイルバッテリーは発火する?大手ブランドと違う?

大手ブランドとダイソー製品では発火のリスクが違う?

そんな事はないです。

安全に扱うための鉄則も同じですし、安全面で言うと大きな差はないです。

使い勝手などその他の部分で優位性が落ちる傾向はあります。

安全に使うためのモバイルバッテリー発火防止の鉄則

以下のポイントを守ることで、安全性を高めつつ安心してダイソーのモバイルバッテリーを使用できます。

これは大手ブランドでもルールは同じ

  • PSEマークの確認を初期条件とする:日本で売られているバッテリーで法的に安全とされている証。
  • 過充電・高温・落下などの危険な状況を避ける:意図せず負荷をかけない使い方が重要です。
  • 非純正・非認証のケーブル使用を避ける:安定した電圧・電流で充電できる正規のケーブルを使うことで負荷を低減できます。
  • 異常な発熱・膨張・匂い・変色などの兆候があれば即使用中止:自分の感覚と注意が事故防止の鍵です。
  • リコール情報の確認と該当時の対応:型番やロットを確認し、公式で回収対象かどうか判断しましょう  。

口コミからわかるユーザーが抱える実際のトラブルとその傾向

ユーザーからは以下のようなトラブル報告や指摘が見受けられます。

  • 充電速度が遅い、急速充電に非対応である点に不満を感じるケース。
  • 急速充電対応のAnker等には保護装置が備わっているが、安価な製品はその部分が省略されている可能性があるとの指摘もあります。

こうした傾向から、ダイソーのモバイルバッテリーは「日常の補助使用には十分だが、メインとして毎日ハードに使うには大手ブランドとの併用が望ましい」といった評価が一般的です。

使い捨てにダイソーモバイルバッテリーはいい?

ダイソーのモバイルバッテリーを「使い捨て」と考えるのは、値段が手頃なので気持ち的にはわかりますが、注意すべき点がいくつかあります。

ダイソーでは、主に5000mAh10000mAhのモバイルバッテリーを販売しています。

  • 5000mAhモデル: 価格は770円(税込)前後。スマホを1〜1.5回程度充電できる容量で、コンパクトで持ち運びに便利です。
  • 10000mAhモデル: 価格は1,100円(税込)前後。スマホを約2回〜3回程度充電できる容量で、長時間外出する際や複数台を充電したい場合に適しています。

モバイルバッテリーの寿命は、一般的に約500回程度の充電サイクルと言われています。

ダイソーの製品も同様で、これは繰り返し使える製品です。

使い捨てと割り切って使うのは自由ですが、繰り返し使える性能を持っているため、1回使って捨てるのは少しもったいないかもしれません。

安価であることは大きなメリットですが、1回限りの使い捨てではなく、防災対策として非常時の備えや、サブのバッテリーとして使うのが現実的で賢い使い方と言えるでしょう。

友人に貸してあげたりして、紛失されても諦めがつく予備として持っておけば、人の助けにも役立ちます。

ダイソーモバイルバッテリーが膨らむ場合は?対処方法や回収について

リチウム電池を採用したモバイルバッテリーは、ダイソーに限らず、どのブランドでも寿命が近づくと膨張してきたり、発熱する事が起こりえます。

ダイソーは、使用済みのモバイルバッテリーの回収サービスを店頭で行っているという公式な情報は見当たりませんでした。

しかし、地域の回収サービスがありますので以下の記事を参考にしてください。

またモバイルバッテリー落とした場合も膨らむ場合があります。

100均ダイソーのモバイルバッテリーは発火する?のまとめ

結論として、「ダイソーのモバイルバッテリーが絶対に発火する」と断言することはできません

確かに過去にはトラブルやリコールもありましたが、多くのユーザーが適切な使用方法を守ることで安全に利用しています .

要点は、「安全な製品選び(PSEマーク確認など)」と「正しい使用習慣の徹底」。

すると、価格以上の安心が得られます。

特に「予備用」や「緊急時のサブ電源」として考えるなら、ダイソー製は非常にコスパに優れた選択肢です。

ただし、「毎日長時間使いたい」「急速充電が必須」という用途には、大手メーカー製のバッテリーと併用するほうが安全・安心です。

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