2000Wh以上のポータブル電源おすすめモデル:99%の家電をカバーする家庭用バックアップ電源に

おすすめ2000wh以上のポータブル電源 ポータブル電源
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突然の停電や災害時に備え、家庭用バックアップ電源としての役割を果たす大容量ポータブル電源。

特に2000Wh以上のクラスは、家庭で使用する99%の家電をカバーし、長時間の駆動が可能です。

冷蔵庫や電子レンジ、エアコンといった消費電力の大きい家電も安心して使用できるため、日常生活の安全と快適さを守る強力な味方です。

この記事では、Jackery、Anker、EcoFlow、BLUETTI、Yoshinoといった信頼のブランドから、おすすめの2000Wh以上の家庭用バックアップ電源をご紹介します。

あなたの家庭に最適な一台を見つけるための参考にしてください。

2000Wh以上クラスで何ができる

2000Wh以上のポータブル電源は、家庭用バックアップだけでなく、停電時や災害時においても家庭での生活を支える強力なパワーを提供します。

以下は、このクラスの電源で対応可能な家電とその利用例です。

消費電力が大きい家電

  • 冷蔵庫:停電時でも食材を守るために重要です。2000Wh以上の電源なら、冷蔵庫を24時間以上稼働させることができます。
  • 電子レンジ:料理や食材の温めに必須。通常の使用でも数日間は十分に利用可能です。
  • エアコン:暑い夏や寒い冬に快適さを保つためにエアコンは欠かせません。このクラスの電源なら、短時間でも必要な時に動かせます。

消費電力が少ない家電

もちろん、消費電力の作内家電に接続できるので以下の用途にも活用できます。

  • スマートフォンやタブレット:非常時の通信手段として、何十回もの充電が可能です。
  • LED照明:停電時の照明として、数日間持続させることができます。
  • パソコン:仕事や情報収集を続けるために、何度も充電が可能です。

メリットとデメリット

メリット

  • 広範な対応力:99%の家電に対応可能で、緊急時にも安心です。
  • 長時間駆動:大容量バッテリーにより、家庭用の主要な家電を長時間稼働させることができます。
  • 信頼性:信頼性の高いブランド製品で、品質と安全性が確保されています。

デメリット

  • 重量とサイズ:大容量ゆえに、電源本体が大きく、持ち運びが難しいことがあります。特に災害時に一時避難に持ち出すのは難しいです。
  • 価格:高性能であるため、初期投資が大きくなる傾向があります。
  • 充電時間:大容量バッテリーの充電には時間がかかるため、計画的な充電が必要です。ただし、パススルー機能でついているなら充電しながら利用が可能です。

一般家庭の一日消費電力の目安と内訳

家庭用バックアップを想定して、ポータブル電源購入を検討するなら、1日あたりどれくらいの電力が確保できたらよいか?

どの家電が電力をよく消費するのか把握しておきたいところです。

目安としては、以下の記事に「1日当たりの消費電力量の目安」と「消費電力の高い家電」についてまとめました。

一度、ご参照ください。

具体的な目安としては、

  • 3~4人世帯なら、1日あたり1500 ~ 2500Wh
  • 5人以上の世帯なら、1日あたり2500 ~ 4000wh

となります。

一人暮らしであれば、700 ~ 1200Whぐらいで、1000kWh以上のポータブル電源を検討するのが、丁度良いかと思います。

おすすめのポータブル電源

ここでは、信頼性と性能を兼ね備えた2000Wh以上のおすすめのポータブル電源をご紹介します。

3~4人世帯向け

3~4人ぐらいであれば、十分な容量を備えた以下の2機種をおすすめします。

YOSHINO B3300 SST

YOSHINO B3300 SSTイメージ
  • 定格出力:3300W(瞬間最大6600W)
  • バッテリー容量:2,611Wh
  • サイズ:54.3×26×24 cm
  • 重量:24.3kg

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YOSHINOの固体電解質技術を使用しており、高性能かつ、今回の5機種の中でも、最も安全性が高いモデルと言ってもよいぐらいです。

従来のリチウムイオン電池と比較して、エネルギー密度が2.5倍であり、同じ容量の電源よりもコンパクトで軽量で移動がしやすメリットがあります。

他機種と比べて高温に耐えられるので、夏場の高温な車内に置いても比較的安全性が高い製品です。

Jackery 2000 New

Jackery 2000 New イメージ
  • 定格出力:2,200W(瞬間最大4,400W)
  • バッテリー容量:2,042Wh
  • サイズ:33.5×26.4×29.2 cm
  • 重量:17.9kg

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Jackery(ジャクリー)最も人気の高いブランドで、多くの利用者に愛用されています。

世界初のCTB(セル・トゥ・ボディ)技術を採用しており、スペース利用率が向上し、エネルギー効率と強度が高いモデルとなっています。

今回のクラスの中では、最もコンパクトでかつ、移動や収納スペースにこまらないモデルです。

Anker 767 Portable Power Station Solix F2000

  • 定格出力:2,000W(瞬間最大2,400W)
  • バッテリー容量:2048Wh
  • サイズ:52.5 x 25.0 x 39.5cm
  • 重量:30.5kg

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anker(アンカー)は、家電やモバイルガジェットも販売しているので、ブランド名を聞いた事がある方も多いと思います。

Anker 767 Portable Power Station Solix F2000は、その大容量と高出力により、家庭用に最適なポータブル電源です。

キャスターがついており、掃除の時も移動しやすい設計になっています。

本体と拡張バッテリーをバッテリーを接続することで、容量が最大4096Whとなります。


5人以上の世帯

EcoFlow DELTA Pro 3

  • 定格出力:3,600W(瞬間最大7,200W)
  • バッテリー容量:4,096Wh
  • サイズ:69.3×34.1×41 cm
  • 重量:51.5kg

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EcoFlow DELTA Pro 3は、家庭用蓄電池としての機能を備えた大容量ポータブル電源です。

拡張バッテリーで最大24kWh(数日分の電力が賄える)の超大容量蓄電池となります。

X-Quietテクノロジーにより、動作音はわずか30 dBに抑えられています。

これにより、寝室に置いても快適に使用できる静音設計です。

BLUETTI AC500+B300S

BLUETTI AC500+B300S イメージ
  • 定格出力:5,000W(瞬間最大10,000W)
  • バッテリー容量:3072Wh
  • サイズ:69.3×34.1×41 cm
  • 重量:51.5kg

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BLUETTI AC500+B300Sは、家庭用およびアウトドア用のポータブル電源システムとして設計されており高出力でありながら多機能なモデルです。

AC500は、B300Sの拡張バッテリーと接続することで機能するモジュール式の電源システムです。

最大6台のB300S(3,072 Wh)を増設でき、合計容量は18.43kWhになります。

「サーモスタンバイ機能」が搭載されており、周囲の温度が一定以下になると自己発熱し、0℃以上になるまで加熱することで寒い日でもスムーズに作動します。

特徴的なのが、12V/30AのRVアウトレットが搭載されています。このアウトレットは、「シガーソケット」よりも大容量出力で、RVやキャンピングカーでの使用に適しており、安定した電力供給を提供します。

安心のポータブル電源ブランド

今回紹介したブランドは、販売シェア上位を占めているブランドでサポート体制もしっかりしています。購入後のトラブルや不要の回収にも相談してみると良いです。

*Yoshino Powerについてはシェアが上では無いですが、ポータブル電源の「安全性が高い設計」と「日本人が経営のTop」として信頼できる事もあり、ご紹介しました。

おすすめしたポータブル電源の比較

ご紹介した5つのモデルは、ブランドとしての人気とシェアが高く実績としても十分です。

その中から、性能や特徴のどこを重視するかで、自分にあったポータブル電源が見つかります。

性能や特徴ごとに比較しました。

容量

容量は、蓄えられる電力の「量」となりますので、多いほど家電を長時間稼働できます。

水に例えると、「どんだけバケツに水をためられるか?」と言った目安です。

モデル容量
YOSHINO B3300 SST2,611Wh
Jackery 2000 New2,042Wh
Anker Solix F38003,840Wh(拡張バッテリーを最大6台連結可能。合計26,880Whまで拡張)
EcoFlow DELTA Pro 34,000Wh(増設で最大24,000Wh)
BLUETTI AC500+B300S最大18,432Wh(最大6台のB300Sを接続時)

家庭用のバックアップとして考えるなら、ご自身の日常生活の消費量に合わせて選択するのが適切です、多ければ良いとは限りません。

世帯ごとにどれくらい消費電力を消費するかの目安は以下の記事でも触れていいます。

電源の容量に対して、「どの家電がどれくらい使えるか?」の目安は、以下の記事にまとめています。

出力

ドライヤーなど、消費電力の高い家電が、同時に多くの家電を使える目安になります。

水に例えると、「一度に流せる水の量」という感じです。

水道のように、蛇口をひねった分だけある程度の流量が増えます。

しかし、元の水圧が少ないと蛇口をひねっても思ったほど水が流れない事があるイメージです。

「流れ」と「圧力」を掛け合わせた性能です。

モデル定格出力 / 瞬間最大出力
YOSHINO B3300 SST3300W / 6600W
Jackery 2000 New2200W / 4400W
Anker Solix F38006,000W / 9,000W
EcoFlow DELTA Pro 33600W / 7200W
BLUETTI AC500+B300S5,000W / 10,000W

「Anker Solix C800」が、同時に多くの機器を稼働させる事が期待できます。

重さ

この記事でおすすめしているポータブル電源の出力クラスは、家庭のバックアップを目的とした用途が多いと思います。

頻繁に移動はしないが、部屋のレイアウト変更などで移動する時に、「キャスターなどの機構が付いているか?」がポイントになります。

ちなみに

2リッターのペットボトルで2kgです。

6本入りの箱で約12kgになります。

リカーショップなどで箱買いした事がある方なら、目安として想像しやすいと思います。

モデル重量
YOSHINO B3300 SST24.3kg
Jackery 2000 New17.9kg
Anker Solix F380060kg
EcoFlow DELTA Pro 351.5kg
BLUETTI AC500+B300SAC500: 30kg
B300S: 38kg

「Jackery 2000 New」が、最も軽く、キャスターが無くても手持ちで移動できる重量になっています。

「Anker Solix F3800」や「EcoFlow DELTA Pro 3」かかなり重たいですが、キャスタが付いており、段差がない場所では移動がしやすくなっています。

サイズ

コンパクトなほど、収納や設置スペースに余裕ができます。

「車での輸送」や「手持ちでの移動」にはコンパクトな方が扱いやすくなります。

モデルサイズ(三方合計)
YOSHINO B3300 SST54.3×26×24 cm(104.3 cm)
Jackery 2000 New33.5×26.4×29.2 cm(89.1 cm)
Anker Solix F380070.2×39.5×38.8cm(148.5 cm)
EcoFlow DELTA Pro 369.3 x 34.1 x 41 cm(144.4 cm)
BLUETTI AC500+B300SAC500: 52×32.5×35.8 cm(120.3 cm)
B300S: 52×32×26.6 cm(110.6 cm)
*B300Sの増設に応じてx台数分のスペースが要ります。

「Jackery 2000 New」が、最もコンパクトで、収納性が高いモデルです。

家庭用に使うのであれば、設置できるスペースがあれば、最小である必要はないです。

必要な「容量」や「出力」を重視した上で、省スペースな電源を探すのがポイントになります。

動作温度

酷暑や寒さなどの過酷な環境で利用可能です。

特に発火の心配を考えると高温の耐久性は重要です。

モデル動作温度
YOSHINO B3300 SST-18~60℃
Jackery 2000 New-10°C~45°C
Anker Solix F3800-20℃~40℃
EcoFlow DELTA Pro 3-10°C~45°C
BLUETTI AC500+B300S -20°C~40°C

固体電池を採用したYOSHINOの「 B3300 SST」が最も範囲が広くて、安心して車内に置けます。

近年、夏場は酷暑が続き車内の温度も非常に高くなります。

発火のリスクが少なくてもっとも安心なモデルです。

寒冷地のおいては、

「Anker Solix F3800」や「BLUETTI AC500+B300S」が少し強いです。

室外の設置する時には、外気の影響を受けやすくなるので、温度へ対応が重要になっています。

出力ポート

接続できる家電の種類について、選択肢の多さになります。

ただ、ACがあれば大抵の場合、変換アダプタや充電器と接続できて、いろんな機器に対応できます。

モデル出力ポート
YOSHINO B3300 SSTAC: 100V (x2)
DC: 12.6VDC/10A (x2)
USB-A: 20W (x2)
USB-C: 20W (x1) , PD 100W (x1)
L6-30Rコンセント(x1)
ワイヤレス充電: 15W (x2)
Jackery 2000 NewAC: 100V (x3)
USB-A: 18W(x2)
USB-C: 30W (x1), PD 100W (x1)
シガーソケット: 12V/10A (x1)
Anker Solix F3800AC: 100V (x6)
AC: 200V 4000W(x) 業務用、EV充電
USB-A: 12W (x2)
USB-C: 30W (x2), PD 100W (x1)
シガーソケット: 12V/10A (x1)
EcoFlow DELTA Pro 3AC:
NEMA 5-20R, 100V/20(x4)
NEMA 6-20R, 200V/18A(x1)
L6-30, 100V/30A(x1)
L15-30, 100V/200V/18A(x1)

DC:
USB-A:12W(x2), 急速充電18W (x2)
USB-C: PD 100W (x2)
シガーソケット: 12V/10A (x1)
DCジャック: DC5521ポート 38W(x2)
アンダーソン出力:最大30A(x2)
BLUETTI AC500+B300SAC: 120V (x6)
うち コンセント(x3)、L5-30R(x1)、TT-30(x1)、NEMA14-50
USB-A: 5V/3A (x2), 18W (x2)
USB-C: PD 100W (x2)
シガーソケット: 12V/10A (x1)
RVアウトレット:12V/ 30A(x1)
5521ポート: 12V/10A (x2)
ワイヤレス充電: 15W (x2)

家庭で使うAC100Vポートが多い分、Anker Solix F3800が有利に感じます。

また一般的なEVであれば、
約1時間の充電で約23km分の電力を供給できます。

出力ポートの詳細について、いくつかのポートは以下の記事にまとめました。

充電時間

限られた時間に多く充電したい時に、使い勝手がよい目安となります。

モデル充電時間
YOSHINO B3300 SSTAC: 2時間 (85分で80%まで充電)
Jackery 2000 NewAC:最短1.7時間
Anker Solix F3800AC:最短2時間で100%充電が可能です
EcoFlow DELTA Pro 3AC:3.1時間 2時間で80%まで充電
BLUETTI AC500+B300SAC:1台のB300S最短50分で80%

BLUETTI AC500+B300Sが、充電時間が短い数字となっています。

おおくのポータブル電源では、「急速充電モード」と「通常モード」があり、あまり急速充電に依存しすぎるとバッテリーの劣化を早めるので、常に上記の時間で充電できるとは期待しない方が良いです。

寿命の事を考えるなら、できるだけ通常モードで充電した方が良いです。

家庭用として使うなら、充電しながら使えますので、多少の充電時間は気にしなくても十分使えます。

UPS・パススルー対応

UPSは、瞬間停電でも、機器が稼働し続ける。

パススルーは、ポータブル電源を充電しながら、機器で電力を供給できる。(充電待ちしなくてよい)

両方対応していると安定して電源供給がし続けられる目安になります。

モデルUPSパススルー
YOSHINO B3300 SST20ms
Jackery 2000 New20ms
Anker Solix F380020ms
EcoFlow DELTA Pro 330ms
BLUETTI AC500+B300S20ms

ポータブル電源はどれも対応しているので、機種の大きな違いはないです。

これらのポータブル電源以外を選ぶ場合、「充電しながら使う」や「停電対応で機器を安定稼働させたい」といった人にとっては、確認しておくべき機能になります。

サイクル寿命

購入後、いつまで性能が維持されるかの目安になります。

高い買い物になりますので、長く使える事が重要です。

モデル充放電回数
YOSHINO B3300 SST約4,000回(初期容量の80%以上を維持)
Jackery 2000 New約4,000回
Anker Solix F38003,000回以上、電子部品の寿命は50,000時間
EcoFlow DELTA Pro 3約4,000回(初期容量の80%以上を維持)
BLUETTI AC500+B300S3,500回以上で容量80%以上

4000回のサイクル寿命が3機種あります。(1日1回充電するなら10年持つ見込み)

その中でも、固体電池を採用している「YOSHINO B3300 SST」が、液体を使っている量が少ない分、液体の蒸発が少なく、長く安心して使えると思います。

ただし、

数年の短期で中古品として売却して乗り換えるのであれば、この回数を使い切らない事になります。

売却したい時期にポータブル電源の値段がある程度つくなら、新しい機種に乗り換えやすくなります。そういった方針であれば、中古でも値段が付きやすいポータブル電源を購入する事が選択肢となります。

回数が最も多い事が重要とは限りません。

「リサイクルショップ」や「メルカリ」のような個人での売却などが考えらます。

自分の活用方法や考え方次第で判断基準もわかります。

価格

*記事投稿・更新時の価格になります。

本体のみ価格です。太陽光パネルなどのオプションセットは公式サイトで、ご確認いただけます。

モデル公式サイト価格(税込み)
YOSHINO B3300 SST
【公式サイト】 
¥99,900
Jackery 2000 New
【公式サイト】
¥86,000
Anker Solix F3800
【公式サイト】
¥99,990
EcoFlow DELTA Pro 3
【公式サイト】
¥88,000
BLUETTI AC500+B300S
【公式サイト】
¥79,800

上記の価格は、公式サイトでもキャンペーンやセールにより、取り消し線が引かれて安くなっているケースがよくあります。あくまでのベースの価格比較と考えてください。

公式サイトでもキャンペーンで安く販売している期間がありまので、公式サイトでチェックしてみてください。

いつものECサイトで確認

キャンペーン期間などで安くなっている場合があります。タイミングが良ければ安く購入できるので、チャックしてみましょう。

YOSHINO B3300 SST

Jackery 2000 New

Anker Solix F3800

EcoFlow DELTA Pro 3

BLUETTI AC500+B300S

まとめ

2000Wh以上の家庭用バックアップ電源は、ほとんどの家電を長時間稼働させることができ、災害時や停電時の安心感を提供します。

この記事で紹介した各ブランドのモデルを参考に、あなたの家庭に最適な一台を選んでください。

自分の世帯人数や使用料に合わせて、選ぶ事が重要です。

非常時にも快適な生活を守るために、大容量ポータブル電源の導入をぜひ検討してみてください。

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