充電器の中でも、スマホやPCの充電時間を短縮してくれるUSB急速充電器は、現代人にとって必須のアイテムです。
しかし、種類が多すぎてどれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
私も、以前充電器選びで大失敗した経験があります。
充電速度が遅くてイライラしたり…。
この記事では、USB急速充電器の選び方から、デバイス別・ポート数別のおすすめモデルまで徹底的に解説します。
選び方のポイント
USB急速充電器とは?基礎知識と選び方のポイント
まず最初に、USB急速充電器とは一体何なのか、基本的な知識と選び方のポイントを解説していきます。
USB急速充電器の定義
USB急速充電器とは、USB Power Delivery(USB PD)やQuick Charge(QC)といった急速充電規格に対応した充電器のことです。
これらの規格に対応することで、従来のUSB充電器よりも格段に速いスピードで充電できます。
特に最近では、USB PD規格が主流となっており、スマートフォンだけでなく、タブレットやノートPCなど、様々なデバイスの充電に利用されています。
モバイルバッテリーとの違い
USB急速充電器と似たものにモバイルバッテリーがありますが、両者には明確な違いがあります。
- USB急速充電器:コンセントから電気を供給し、デバイスを充電する 「電源」
- モバイルバッテリー:あらかじめ充電しておいた電気を蓄えて、持ち運びできる 「予備電源」
つまり、USB急速充電器は「家やオフィスで使う充電器」、モバイルバッテリーは「外出先で使う予備の充電器」と考えると分かりやすいでしょう。
充電器選びのポイント
USB急速充電器を選ぶ上で重要なポイントは、主に以下の3つです。
これらのポイントを踏まえ、ご自身の使い方に合ったUSB急速充電器を選びましょう。
デバイス・メーカー別におすすめの充電器
次に、デバイスやメーカー別におすすめのUSB急速充電器をご紹介します。
iPhoneにおすすめの充電器
iPhoneの急速充電には、USB Power Delivery(USB PD)規格に対応した充電器が必須です。
Apple純正品はもちろん、AnkerやCIOなどの人気メーカーからも、小型で高性能な充電器が多数販売されています。
特におすすめは、30W出力以上のUSB PD充電器です。
iPhone 16 Pro Maxなどの最新機種であれば、30W以上の充電器を使うことで、より高速な充電が可能です。

PPS対応Androidスマホにおすすめの充電器
一部のAndroidスマホ、特にGalaxyやXiaomiなどのハイエンドモデルは、**PPS(Programmable Power Supply)**という規格に対応しています。
PPS対応の充電器を使うことで、充電効率が向上し、発熱を抑えながらより高速な充電が可能になります。
PPS対応のAndroidスマホをお使いの場合は、PPS対応のUSB PD充電器を選ぶのがおすすめです。

ワイヤレス充電器のおすすめ
ケーブルを抜き差しする手間なく充電できるワイヤレス充電器は、自宅やオフィスでの据え置き充電に最適です。
最近では、急速充電に対応したワイヤレス充電器も増えており、より便利になっています。
ワイヤレス充電器を選ぶ際は、Qi(チー)規格に対応しているか、急速充電に対応しているかを確認しましょう。

MacBook Air/Proにおすすめの充電器
MacBook AirやMacBook Proの充電には、60W以上の高出力が可能なUSB PD充電器が必要です。
特にMacBook Pro 16インチなどのハイスペックモデルの場合は、96Wや100W以上の充電器を選ぶのがおすすめです。
純正品以外にも、AnkerやCIOなどから、MacBook Proの充電に最適な高出力USB PD充電器が多数販売されています。

おすすめの充電器と選定の目安
ポート数別のおすすめUSB充電器
ここからは、ポート数別におすすめのUSB急速充電器を具体的にご紹介していきます。
1ポートタイプのおすすめ
Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)

- 特徴:Anker Nanoシリーズのモデル、最大30W出力、カラーバリエーション豊富
- おすすめポイント:コンパクトでカラフル。iPhoneの色に合わせて選べる
2ポートタイプのおすすめ
CIO NovaPort DUOⅡ 45W

- 特徴:2ポート合計最大45W出力、独自技術NovaPort搭載で小型化
- おすすめポイント:2つのデバイスを急速充電したい場合に。デザインもおしゃれ
TORRAS FlexLine

- 特徴:ケーブル一体型充電器、2ポート合計最大40W出力、ケーブルが絡まりにくい
- おすすめポイント:ケーブルを持ち運ぶのが面倒な方におすすめ。出張やカフェでの作業に
CIO NovaPort DUOⅡ 65W

- 特徴:2ポート合計最大65W出力、高出力ながらコンパクト
- おすすめポイント:ノートPCとスマホなど、2つのデバイスを同時に急速充電したい場合に
MATECH Sonicharge Ultra Blade 70W

- 特徴:2ポート合計最大70W出力、超薄型デザインで持ち運びやすい
- おすすめポイント:薄型でかさばらない。ビジネスバッグやリュックにスマートに収納可能
CIO NovaPort DUOⅡ 120W

- 特徴:2ポート合計最大120W出力、驚異の高出力
- おすすめポイント:MacBook Pro 16インチ2台同時充電も可能。ヘビーユーザー向け
3ポートタイプのおすすめ
CIO NovaPort TRIOⅡ(3C / 2C1A)

- 特徴:3ポート合計最大65W出力、USB-Cポート×2、USB-Aポート×1
- おすすめポイント:スマホ、イヤホン、モバイルバッテリーなど、3つのデバイスを同時に充電したい場合に
Anker Prime Wall Charger (67W, 3 ports, GaN)

- 特徴:3ポート合計最大67W出力、GaNPrime採用、壁挿しタイプ
- おすすめポイント:自宅やオフィスでの据え置きに最適。コンセント周りをすっきりさせたい方に
Anker Prime Charger (100W, 3 ports, GaN)

- 特徴:3ポート合計最大100W出力、GaNPrime採用
- おすすめポイント:ノートPC、スマホ、タブレットなど、3つのデバイスを同時に急速充電したい場合に
CIO NovaPort TRIOⅡ 140W

- 特徴:3ポート合計最大140W出力、USB-Cポート×3、驚異の高出力
- おすすめポイント:MacBook Pro 2台とスマホなど、高出力デバイスを複数同時に充電したいヘビーユーザー向け
4ポートタイプのおすすめ
CIO NovaPort QUADⅡ 65W

- 特徴:4ポート合計最大65W出力、USB-Cポート×3、USB-Aポート×1
- おすすめポイント:家族で複数デバイスを充電する場合や、ガジェットをたくさん持ち歩く方におすすめ
CIO NovaPort QUADⅡ 100W

- 特徴:4ポート合計最大100W出力、USB-Cポート×3、USB-Aポート×1、高出力
- おすすめポイント:ノートPC2台とスマホ2台など、複数デバイスを同時に充電したい場合に
Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)

- 特徴:4ポート合計最大150W出力、GaNPrime採用、高出力・多機能
- おすすめポイント:あらゆるデバイスをまとめて充電したいヘビーユーザーにおすすめ。PowerIQ 4.0搭載で充電効率も高い
Anker Prime Desktop Charger (240W, 4 ports, GaN)

- 特徴:4ポート合計最大240W出力、GaNPrime採用、驚異的な高出力
- おすすめポイント:オフィスや 家庭で複数人でデバイスを共有して充電する場合に最適。デスクトップに設置して使える
5ポート以上のおすすめ
Anker Prime Charger (250W, 6 Ports, GaN)

- 特徴:6ポート合計最大250W出力、GaNPrime採用、圧倒的なポート数と出力
- おすすめポイント:家族全員分のデバイスや、大量のガジェットをまとめて充電したいヘビーユーザー、企業での利用におすすめ
各デバイスに必要な充電出力の目安
充電器を選ぶ上で、各デバイスに必要な充電出力を把握しておくことは非常に重要です。
スマホ・タブレット・ノートPCごとの推奨ワット数
- スマホ:18W〜30W
- タブレット:30W〜45W
- ノートPC:45W〜100W
上記はあくまで目安であり、機種によって必要な出力は異なります。
お使いのデバイスの取扱説明書や公式サイトで推奨ワット数を確認するようにしましょう。
USB PD規格の最大出力(240W)について
USB PD規格は、最大240Wまでの出力に対応しています。これは、従来のUSB PD規格(最大100W)を大幅に上回る数値であり、より多くのデバイスをより高速に充電できる可能性を秘めています。
しかし、240W出力に対応した充電器やデバイスは、まだ普及段階にあります。今後の動向に注目しましょう。
まとめ:あなたにぴったりの充電器を見つけよう
この記事では、USB急速充電器の選び方から、おすすめモデルまで詳しく解説しました。
最後に、充電器選びのポイントと、用途に合わせた充電器選びの推奨、そして私の総括とおすすめの使い方をまとめます。
充電器の選び方のポイント再確認
- サイズ:持ち運びやすさ or 据え置き
- ポート数:充電したいデバイス数
- 出力:デバイスに必要なワット数
- 規格:USB PD、QC、PPSなど
- メーカー:Anker、CIOなど信頼できるメーカーを選ぶ
用途に合わせた充電器選びを推奨
- 持ち運び重視:1ポート or 2ポートの小型充電器
- 自宅・オフィス据え置き:3ポート以上の高出力充電器
- MacBookなどノートPCも充電:60W以上の高出力充電器
- 複数デバイス同時充電:ポート数の多い充電器
おすすめの使い方
- Anker:品質・機能・価格のバランスが良い。幅広いラインナップから選べるので、初心者にもおすすめ
- CIO:小型・高機能・デザイン性が高い。おしゃれな充電器が欲しい方や、小型充電器を探している方におすすめ
用途に合わせて充電器を使い分けるのがおすすめです。
- 外出時:CIO Mate Charger001などの小型1ポート充電器
- カフェやオフィス:Anker 323 Chargerなどの2ポート充電器
- 自宅:Anker Prime Charger (100W, 3 ports, GaN)などの高出力・多ポート充電器
今回の記事を参考に、あなたにぴったりのUSB急速充電器を見つけて、快適な充電ライフを送ってください!