「ポータブル電源を買いたいけど、高額だし後悔したくない」こんなことを思ったことはありませんか?
この記事ではポータブル電源の購入で後悔するするような買ってはいけないパターンと正しいポータブル電源の選び方を紹介します。
ポータブル電源で後悔する?その事例と買う前に知っておくべき事
購入して後悔する主な3つの事例
主に以下のようなケースが買ってはいけなかった事例になります。
失敗例①:スペックと使用イメージが合っていなかった
失敗例② 商品の劣化を想定できていなかった
失敗例③ 購入したメーカーのサポートが不十分だった
後悔する原因:知らないうちは買ってはいけない。
ポータブル電源にはいくつもモデルがありスペックが違う
使いたい家電を稼働させる定格電力
「ポータブル電源の定格出力(W)」が「使いたい家電が稼働する定格出力(W)」を超えているか確認する必要がある。
容量に比例して重くなる
大容量モデルは重量も増加するため、持ち運びが大変になります。
自分が必要な電力の使用容量とそれに応じた重さの相場を理解する必要があります。
スペックに比例して金額が高くなる
容量や性能が高いほど価格も上がるため、「予算」と「用途」や「頻度」を考えて選ぶことが重要です。
ポータブル電源のデメリットを知っておく
発火のリスクがある
バッテリーが発熱しすぎると発火するリスクがあります。
*これは、リチウムイオン電池を搭載する機器全てに言えます。(スマホやPCなども)
バッテリーの寿命がある
充放電回数には限りがあり、寿命があることを理解しておく必要があります。
一般的に容量が大きくなるほど充放電回数は増えますので、スマホのバッテリーよりは多く充電を繰り返せます。
ポータブル電源の保管方法を知っておく
使わない場合も、定期的な充電が必要
バッテリーの劣化を防ぐために、定期的な充電を行うことが推奨されます。
3ヶ月に1度、充電の残量をチェックして
熱に弱いので、温度が高くなる車内に保管し続けない
高温環境ではバッテリーの劣化が進むため、適切な場所で保管することが重要です。
特に夏場は注意が必要です。
耐久性の高いポータブル電源を選ぶ場合は、個体電池採用の「Yoshino Power」のポータブル電源がおすすめです。
ポータブル電源を買ってはいけないメーカー
メーカーによってサービスが異なることを知っておく事が重要です。
以下のポイントを押さえて、安くても自分の期待に合わないメーカーはできるだけ避けた方が良いです。
カスタマーサポートは備えているか?
万が一のトラブル時に対応してもらえるか確認しましょう。
「Jackery」、 「Anker」、「EcoFlow」など、トップシェアのブランドならサポートが比較的充実しています。
また、日本大手企業ブランドなら全国各地の営業所などがあり、お近くの営業所に相談できて安心です。
修理対応は行なっているか?
修理の可否や費用を事前に確認しておくことが重要です。
多くのブランドでは修理対応は可能ですが、一部のブランドでは対応範囲が限定される場合があります。
「Jackery」、「EcoFlow」、「Anker」など大手ブランドであれば、比較的に安定したサービスが受けられます。
また、国内の自社開発しているブランドも比較的にリスクが少ないでしょう。
メーカー主導の廃棄方法はあるか?
バッテリーを適切に廃棄できるサービスがあるか確認しておきましょう。
「Jackery」、「EcoFlow」、「Anker」など大手ブランドであれば、自社ブランドの製品を回収してくれます。
ポータブル電源の後悔しない選び方とは?
どういう場面で使用するか?言った視点で考える
ポータブル電源を後悔せずに選ぶためには、「どんな場面で使うのか」を明確にしておくことがとても大切です。
なぜなら、使い方によって必要な出力(W)や容量(Wh)、さらには重さ・サイズ・拡張性まで大きく変わるからです。
以下に、よくある使用シーンと選び方のポイントを紹介します。
キャンプ・アウトドアの場合
主な用途:スマホ充電、LEDランタン、ポータブル冷蔵庫、電気毛布など
選び方のポイント:
車中泊の場合
主な用途:冷蔵庫、電気ポット、パソコン、テレビ、調理家電など
選び方のポイント:
防災用・非常用の場合
主な用途:スマホ、ラジオ、照明、電気毛布、電子レンジなど
選び方のポイント:
必要な使用電力を基準に容量の適切なポータブル電源を選ぶ
容量は、水に例えるとポリタンクに入れらる水の量です。
多いほど、電化製品を長時間にわたり稼働させる事ができます。
容量の単位は(Wh)1000Whを1kWhと表記する事もあります。
使用する電化製品の消費電力と使用する時間からある程度必要な容量が見積もれます。
以前にポータブル電源の主な電力容量帯ごとに記事にまとめました。主要なブランドの各モデルのスペックも比較しています。
1)軽量で移動しやすい小型モデル:300Wh~500Wh
夜釣りなどの夜間のちょっとした照明やスマホなどの情報端末の充電にお使いやすいサイズ
主な利用シーン
- 日帰りのアウトドア
- 釣り
- ハイキング
2)簡単な調理やリモートワークに中型モデル:500Wh~1000Wh
ちょっとした調理も可能です。
また、PCなど停電でデータが消えてしまう危険も回避できます。
比較的軽量で持ち運びの移動も楽なモデルが多いです。
主な利用シーン
- ソロキャンプ
- 屋外でのイベント
- 野外でのPCを使ったリモートワーク
3)多くの生活家電が普通に稼働する大型モデル:1000Wh以上
持ち運びができて、日常使う家電がほぼ稼働できる最もバランスの良いクラス
迷ったら、このクラスを買っておいた方が広い用途やシーンに活用できます。
主な利用シーン
- 災害時の避難先で電力確保
- 車中泊の旅行
- 野外でのPCを使ったリモートワーク
4)日常生活のバックアップ電力に超大型モデル:2000W以上
重量が重くて手持ちでの移動が困難ですが、複数人で電力を共有しても十分稼働できます。
主な利用シーン:
- 地震後などの長時間停電対策
- 太陽光パネルなど自家発電と組み合わせたオフグリッド生活
- 電力供給が困難な野外イベントで多くの電力が必要なシーン
使いたい家電の定格出力からポータブル電源を選ぶ
容量があっても、利用したい家電の稼働に必要な定格電力(W)を下回る出力では稼働できません。
使用目的 | 必要な出力(W) | 必要な容量(Wh) | 推奨ポータブル電源例 |
---|---|---|---|
スマートフォン・タブレットの充電 | 10~20W | 20~50Wh | 100~200Wh |
パソコンの使用 | 40~100W | 200~500Wh | 500~1000Wh |
扇風機の使用 | 30~60W | 50~150Wh | 300~500Wh |
電気毛布の使用 | 30~60W | 50~150Wh | 300~500Wh |
ポータブル冷蔵庫の使用 | 40~70W | 150~300Wh | 500~1000Wh |
テレビの使用 | 50~150W | 150~500Wh | 500~1000Wh |
炊飯器の使用 | 300~700W | 300~1000Wh | 1000Wh以上 |
冷暖房器具の使用 | 200~1500W | 500~1500Wh | 1500Wh以上 |
電動工具の使用 | 200~1000W | 200~1000Wh | 500~1000Wh |
ドライヤーの使用 | 800~1500W | 300~1000Wh | 1000Wh以上 |
アフターサービスが豊富なメーカーを確認する
メーカー名 | 保証期間 | 主なサポート内容 | 特徴・評価 |
---|---|---|---|
Jackery (ジャクリ) | 最大5年(製品による) | 国内修理サポート、電話&メール対応、製品登録で保証延長あり | 日本市場に強く、サポート対応も早い。取扱店も多く安心感◎ |
EcoFlow (エコフロー) | 最大5年(一部製品) | チャット・電話・メール対応、国内拠点あり | 高性能・高機能モデルが多く、カスタマー対応の評価も高め |
Anker (アンカー) | 2年(一部製品は3年) | 国内カスタマーセンター、迅速な初期不良対応 | モバイルバッテリーでも有名。サポートの信頼度は非常に高い |
PowerArQ (パワーアーク) | 2~3年(製品による) | 日本国内サポート、故障時の修理対応もスムーズ | デザイン性も人気。日本企業 |
おすすめのポータブル電源は?
Jackery 1000 New

同じ容量帯の他社ブランドより軽量で且つほぼ日常で使う家電を稼働できる。
2位: PowerArQ 3

コンパクトで持ち運びに優れ、AC100Vのコンセントも使える。野外もリモートワークをしたい人におすすめ
3位: PowerArQ Max

圧倒的な容量で出力にも余裕があるので、家族で同時に利用しても安心
ポータブル電源で後悔する事例と対策のまとめ
ポータブル電源の購入で後悔しないためには、使用目的に合わせた適切なモデルを選ぶことが重要です。
スペックやメーカーのサポート内容も確認し、長く使える製品を選びましょう。