「電気ひざ掛けのおすすめが知りたいけれど、どの大きさを選べばいいの?」「肩に掛けたり着たりできるものはある?」「洗えるか、電気代はいくらかも気になる」と迷っていませんか?
結論からいうと、電気ひざ掛け選びで迷ったら、ひざだけなら130cm前後、肩から羽織るなら140cm以上で、洗濯機で洗えるものを選ぶのが基本です。そのうえで、切り忘れが心配ならタイマー(自動オフ)付き、上半身まで温めたいなら着るタイプ、電磁波が気になるなら「電磁波カット」をうたう製品を候補にしましょう。
この記事では、電気ひざ掛けの選び方を8つのポイントで解説したうえで、パナソニック・広電(KODEN)・ゼンケンの現行モデルから、メーカー公式の製品ページと取扱説明書で仕様を確かめた6製品をタイプ別に紹介します。販売数などの根拠がないため順位は付けず、どんな人に向くかで選べるようにまとめました。電気毛布との違いや、安全に使うための注意点も解説します。
電気ひざ掛けの選び方|サイズ・使い方・洗える・タイマー・電気代など8つのポイント
電気ひざ掛けは、どれも「布の中のヒーター線で体の近くを温める」というしくみは同じです。違いが出るのは、大きさ、肩掛けや着る使い方ができるか、洗い方、タイマーなどの機能、そして電源の種類です。次の順に確認すると、自分に合う電気ひざ掛けを絞り込めます。
電気ひざ掛けと電気毛布の違い:座って使う前提で、温度は控えめ
電気ひざ掛けは、ソファやデスクで「座って使う」ことを前提にした、電気毛布より小さく温度も控えめな製品です。寝るときに布団を温めたいなら、電気ひざ掛けではなく電気毛布を選びましょう。
同じメーカーで比べると、大きさも「強」の表面温度も、電気毛布とははっきり違うからです。
消費電力は電気毛布と同じくらいでも、肌に直接触れて長く使うことを考えて、表面温度は低めに作られています。反対に、掛け敷き用の電気毛布をひざ掛け代わりに使うことは、取扱説明書で禁止されている場合があります(電気毛布の正しい使い方で解説)。寝るときに使う電気毛布を探している人は、電気毛布のおすすめを参考にしてください。
サイズで選ぶ:ひざだけなら130cm前後、肩から羽織るなら140〜160cmの大判
サイズは、ひざから足元だけを温めるなら横幅130cm前後、肩から羽織ったり腰に巻いたりもしたいなら横幅140cm以上の大判を選びましょう。
メーカー自身が、ひざ掛け以外の使い方ができる理由として「大判サイズ」「ワイドサイズ」を挙げているからです。たとえばゼンケン ZR-52LTは、横幅140cmのワイドサイズなので、ひざに掛けるだけでなく肩から羽織ったり、スカートのように腰に巻いたりできると説明しています。
今回紹介する製品の大きさは、次のとおりです。
同じ「140cm」でも、たての長さは約80〜93cmと製品で差があります。肩から羽織る使い方が多いなら、たてが長めのものを選ぶと背中まで覆いやすくなります。
使い方で選ぶ:肩掛け・腰巻きはボタン付き、上半身まで温めるなら着るタイプ

ひざ掛けとしてだけでなく肩掛けや腰巻きにも使いたい人は、スナップボタンなどの留め具が付いたもの、上半身や首元まで温めたい人は「着る」タイプを選びましょう。
留め具がないと、肩に掛けたときにずり落ちやすく、立ち上がるたびに掛け直す手間がかかるからです。ゼンケンは、スナップボタンで肩に掛けてもずれ落ちにくいと説明しています。
なお、腰に巻くときに体へぐるぐると巻き付ける使い方は避けてください。布が重なった部分が高温になるおそれがあるためで、詳しくは後半の「安全に使うための注意点」で解説します。
洗える電気ひざ掛けは「洗濯機OK」か「手洗いのみ」かを確認

ひざや肩に直接触れる電気ひざ掛けは洗えるものを選びたいところですが、「洗える」の中身が「洗濯機OK」なのか「手洗いのみ」なのかを必ず確認しましょう。
今回の6製品はどれもコントローラーを外せば本体を洗えますが、洗濯機を使えるのは4製品だけで、2製品は手洗い(押し洗い)のみだったからです。
パナソニックとゼンケンは衣類乾燥機も使えないと明記しており、洗ったあとは日陰で自然に乾かすのが基本です。家の洗濯機がドラム式の場合は、洗濯機OKの製品でも手洗いになると考えておきましょう。洗い方の手順は電気毛布と共通する部分が多いので、電気毛布の洗い方も参考にしてください。洗う前には必ず手持ちの製品の取扱説明書で洗い方を確認しましょう。
タイマー・室温センサーで選ぶ:つけっぱなしが心配なら自動オフ付き
うたた寝や外出で電源を切り忘れそうな人は、一定時間で自動的に電源が切れるタイマー(自動オフ)付きの電気ひざ掛けを選びましょう。
電気ひざ掛けはソファやデスクで手軽に使える分、つけたまま席を離れたり眠ってしまったりしやすいからです。ただし、タイマーの有無や時間は製品でかなり違います。
2時間タイマーは、テレビを見たり読書をしたりする「ひと区切り」で切れるので、つけっぱなしを防ぎたい人に向きます。在宅ワークで長時間使うなら、8時間タイマーのほうが入れ直す手間が少なくて済みます。また、部屋の温度に合わせて自動で温度を調節する「室温センサー」は、広電 CWH141G-HJとゼンケン ZR-52LTに付いています。
電気代で選ぶ:1時間あたり約0.2〜2.3円
電気ひざ掛けの電気代は、メーカーの公表値をもとに計算すると、1時間あたり約0.2〜2.3円です。毎日8時間使っても、1ヶ月で数十円〜500円台に収まります。
電気ひざ掛けの消費電力は5〜75Wと、エアコンやホットカーペットよりずっと小さいからです。製品ごとの目安は次のとおりです。
| メーカー・型番(定格消費電力) | 1時間(強) | 1時間(中くらい) | 1ヶ月(強) | 1ヶ月(中くらい) |
|---|---|---|---|---|
| パナソニック DC-H6(75W) | 約2.3円 | 約1.7円(目盛り3) | 約552円 | 約408円 |
| ゼンケン ZR-52LT(50W) | 約1.6円 | 約1.5円(中間目盛) | 約379円 | 約357円 |
| 広電 CWN161H-CC・CWH141G-HJ(55W) | 約1.3円 | 約0.7円(中) | 約320円 | 約171円 |
| 広電 VWN131H-BM(40W) | 約1.0円 | 約0.5円(中) | 約238円 | 約126円 |
| ゼンケン ZR-05LR(5W・USB) | 約0.2円(最大出力) | ― | 約37円 | ― |
同じくらいの大きさでも、「強」の電気代には2倍近い差があります。毎日長時間使う人は、仕様表の「1時間あたりの電気代」や「消費電力量」を見比べてから選ぶと安心です。電気代の計算方法は電気毛布の電気代の記事、エアコンやこたつなどほかの暖房器具との比較は暖房器具の電気代比較で解説しています。
素材と電磁波カットをチェック
最後に、肌ざわりを左右する素材と、気になる人は電磁波対策の有無を確認しましょう。
電気ひざ掛けはひざや首元など肌に近いところで使うので、素材の好みで使い心地が大きく変わるからです。
電磁波が気になる人には、ゼンケンのように電磁波対策をうたう製品もあります。ZR-52LTは、電流の向きが違う2本の熱線で磁界を打ち消し合うしくみで「電磁波99%(磁界)カット」としていますが、これは同社が一般的な電気ひざかけと比べた試験結果です(取扱説明書)。同社も「電磁波の人体に与える影響については、現時点では公的機関において医学的に証明されていません」と書いているので、表示は参考程度に見ておきましょう。電磁波についての考え方は電気毛布は体に悪い?でまとめています。
コードレス・USB・充電式を選ぶときの注意:使える電源を取扱説明書で確認

コードの取り回しが楽なUSB給電や充電式(コードレス)の電気ひざ掛けを選ぶときは、「どの電源につないでよいか」を取扱説明書で必ず確認しましょう。
USBの差し込み口があっても、パソコンやモバイルバッテリーにつないで使ってよいとは限らないからです。たとえばUSB給電のゼンケン ZR-05LRの取扱説明書は、付属のUSB-ACアダプター以外を使わないこと(火災・感電の原因)、パソコンなどのUSB端子で使わないこと、モバイルバッテリーで使わないこと(品質によっては爆発・火災のおそれ)を求めています。
つないでよい電源はメーカーや製品ごとに違います。当サイトでは、より安全な使い方として、取扱説明書で認められた電源(付属のアダプターなど)だけにつなぐことをおすすめします。また、消費者庁のリコール情報サイトには、USB給電の電気毛布・ブランケットの回収情報も載っています。購入前やいま使っている製品について、型番で検索しておくと安心です。
なお、USB給電の製品はコンセント式より消費電力がかなり小さく、ZR-05LRは5Wと、今回のコンセント式(40〜75W)の8分の1〜15分の1ほどです。電気代は安い一方、温め方の強さや使える時間は製品で違うので、暖かさを重視するならコンセント式も候補に入れて比べましょう。
電気ひざ掛けのおすすめ6選|大判・小さめ・着るタイプ・電磁波カット
ここからは、選び方のポイントをもとに、現行で販売されている電気ひざ掛けをタイプ別に紹介します。仕様はすべてメーカー公式の製品ページと取扱説明書で確認した値です。価格は時期や販売店で変わるため掲載していません。
おすすめ電気ひざ掛けの比較表
紹介する6製品の主な仕様を一覧にしました。「―」は、公式の製品ページ・取扱説明書に記載が見つからなかった項目です。
| メーカー・型番 | タイプ | サイズ | 消費電力 | 洗濯 | タイマー | 室温センサー | 「強」の表面温度 | 特長 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| パナソニック DC-H6 | 掛ける | 約125×93cm | 75W | 洗濯機OK(ドラム式洗濯乾燥機は不可) | ― | ― | 44℃ | 無段階の温度調節、マイクロファイバー |
| 広電 CWN161H-CC | 掛ける(大判) | 約160×82cm | 55W | 洗濯機OK(ドラム式は不可) | ― | ― | 約40℃ | フサ付きの厚手チェック柄 |
| 広電 VWN131H-BM | 掛ける(小さめ) | 約130×80cm | 40W | 洗濯機OK(ドラム式は不可) | ― | ― | 約40℃ | コンセント式で最も小さい消費電力 |
| 広電 CWH141G-HJ | 着る(ホットローブ) | 約140×80cm(フード除く) | 55W | 洗濯機OK(ドラム式は不可) | 8時間で自動オフ | ○ | 約40℃ | 着る毛布になるボタン、取り外せるフード |
| ゼンケン ZR-52LT | 掛ける・羽織る | 約140×93cm | 50W | 手洗いのみ | 2時間で自動オフ | ○ | 約40℃ | 電磁波99%カット(同社表示)、綿100% |
| ゼンケン ZR-05LR | 掛ける・羽織る(USB給電) | 約110×90cm | 5W | 手洗いのみ | 2時間で自動オフ | ― | 約45℃ | 付属のUSB-ACアダプターで使う低電力タイプ |
ゆったり使いたい人におすすめ(標準〜大判)
ソファでひざから足先まで包みたい人や、肩から掛ける使い方もしたい人には、たてが長めのものや横幅160cmの大判がおすすめです。どちらも洗濯機で洗えます。
パナソニック 電気ひざかけ くるけっと DC-H6
パナソニック DC-H6は、たて約125cm×よこ約93cmと、今回の中でたてがいちばん長い電気ひざかけ「くるけっと」です。温度は「弱〜強」の間を無段階で調節でき、素材は空気を含んでふんわりしたマイクロファイバー、ダニ対策機能も付いています。コントローラーを外せば、家庭の洗濯機(ドラム式洗濯乾燥機以外)で丸洗いでき、手洗いもできます。
ひざ掛けにしても肩から掛けても背中側まで届きやすく、肌ざわりのよさを重視する人に向いています。ただし定格75W・「強」で1時間約2.3円と、今回の中では電気代が高めで、公式の仕様にタイマーの記載はありません。使い終わったら自分でスイッチを切る習慣をつけましょう。
広電 電気ひざかけ毛布 160サイズ CWN161H-CC
広電 CWN161H-CCは、よこ約160cm×たて約82cmの大判ロングサイズの電気ひざかけ毛布です。ボリュームのある厚手の生地に、フサ(房)の付いたベージュ系のタータンチェック柄で、消費電力は55W、ダニ退治機能も備えています。コントローラーを外して洗濯ネットに入れれば、本体を丸洗いできます(ドラム式洗濯機は不可)。
背が高い人や、ソファに座って足先までしっかり覆いたい人、肩から掛けて使いたい人に向いています。もう少し小さいほうがよい人には、同じシリーズの140サイズ(CWN141H-CC、約140×82cm)もあります。公式の仕様にタイマーの記載はありません。
小さめで電気代を抑えたい人におすすめ
デスクの足元など、ひざ周りだけ温まればよい人や、コンセント式で電気代をできるだけ抑えたい人には、小さめのサイズがおすすめです。
広電 電気ひざかけ毛布 130サイズ VWN131H-BM
広電 VWN131H-BMは、約130×80cmの電気ひざかけ毛布です。消費電力は40Wと今回のコンセント式の中でいちばん小さく、1時間の電気代は「強」で約1.0円、「中」で約0.5円です。ベージュの無地で、厚手の生地、ダニ退治機能、本体の丸洗い(ドラム式洗濯機は不可)に対応しています。
メーカーも「自宅でもオフィスでも使いやすい」としている落ち着いた色なので、職場やデスクワークで使いたい人に向いています。肩から掛けることもできますが、肩掛けや腰巻きが中心なら140cm以上のものも比べてみましょう。
着るタイプ・タイマー付きのおすすめ
上半身や首元まで温めたい人や、切り忘れが心配な人には、着ることもできてタイマーが付いたタイプがおすすめです。
広電 電気ひざかけ毛布 ホットローブ フード付き CWH141G-HJ
広電 CWH141G-HJは、かぶって着たり掛けたりできる「ホットローブ」タイプの電気ひざかけ毛布です。袖口や胸元のボタンを留めると着る毛布になり、取り外せるフードで首元も温められます。表裏ともなめらかなフランネルで、サイズは約140×80cm(フード除く)、消費電力は55Wです。室温センサー、電源を入れて8時間で切れる「8時間オフ」、ダニ退治、本体丸洗い(ドラム式洗濯機は不可)を備えています。
在宅ワークなどで長い時間、肩や背中まで温めたい人に向いています。今回の6製品の中で、着るタイプ・タイマー・室温センサーの3つがそろっているのはこの製品だけでした。
電磁波カット・綿素材のおすすめ
電磁波が気になる人や、化繊より綿の肌ざわりが好きな人には、電磁波カットをうたう綿100%の電気ひざかけがあります。
ゼンケン 電気ひざかけ(ナチュラル) ZR-52LT
ゼンケン ZR-52LTは、漂白や染色をしていない綿100%の生地を使った電気ひざかけです。電流の向きが違う2本の熱線で磁界を打ち消し合う同社独自の「W-Line-Cross方式」で、電磁波99%(磁界)カット(同社の試験結果)をうたっています。サイズは約140×93cm、消費電力は50Wで、無段階の温度調節、室温センサー、2時間で切れる切り忘れ防止タイマー、肩や腰で留められるスナップボタンを備えています。
電磁波対策をうたう製品を選ぶことで安心して使いたい人や、肌への刺激が少ない天然素材を選びたい人に向いています。ただし洗濯機は使えず、手洗い(押し洗い)のみです。綿素材のため、使い始めは毛羽(遊び毛)が出ることがあります。横幅160cmのチェック柄がよい人には、同じ電磁波カットのZR-50LT(ブラウン)・ZR-51LT(グレー)もあります。
USB給電の低電力タイプのおすすめ
電気代をとにかく抑えたい人や、コードの細いUSB給電タイプがよい人には、低電力タイプがあります。
ゼンケン 電気ひざかけ(低電力タイプ) ZR-05LR
ゼンケン ZR-05LRは、付属のUSB-ACアダプターをコンセントにつないで使う、消費電力5Wの電気ひざかけです。1時間の電気代は最大出力で約0.2円とメーカーは説明しています。サイズは約110×90cmで、太ももからひざを覆うのにちょうどよい大きさです。温度は「強・中・弱」の3段階で、電源を入れて最初の10分間は温度が高めになる「速暖モード」、2時間で切れるOFFタイマー、スナップボタンを備え、手洗い(押し洗い)ができます。
デスクワークや読書のときに、ひざ周りを少ない電力で温めたい人に向いています。USBで給電しますが、取扱説明書ではパソコンのUSB端子やモバイルバッテリーでの使用を禁止しているので、必ず付属のアダプターで使いましょう。
6製品を比べてわかったこと(編集部の見方)
6製品の仕様を比べてみると、電気ひざ掛けは温める力の差は小さく、選ぶ決め手は「洗濯機で洗えるか」「タイマーがあるか」「羽織りやすいか」の3つだと感じました。
コンセント式の「強」の表面温度は約40〜44℃とほぼ同じ水準だった一方、洗濯機で洗えるのは4製品、タイマー付きは3製品、留め具や着る機能が付いているのは3製品と、使い勝手に関わる部分は製品ごとに分かれていたからです。特に「洗える」は、手洗いのみの製品もあるので、表示だけで判断しないことが大切です。
また、コンセント式の定格消費電力は40〜75Wと幅があり、「強」の1時間の電気代は約1.0〜2.3円と2倍以上の差がありました。毎日長時間使う人ほど、この差は積み重なります。
あくまで一つの考え方ですが、まず使う場所と使い方から「大きさ」と「掛ける・着る」を決め、次に洗い方とタイマーで絞り、最後に素材や電磁波対策の好みで選ぶと、満足しやすいはずです。
電気ひざ掛けを安全に使うための注意点
電気ひざ掛けは手軽に使える一方で、使い方によっては低温やけどや故障の原因になります。メーカーによって取扱説明書の書き方が違う点もあるので、ここでは当サイトがおすすめする安全側の使い方とあわせて紹介します。
こたつ・電気毛布・ストーブなど、ほかの暖房器具と重ねて使わない
電気ひざ掛けは、こたつの中に入れたり、電気毛布やホットカーペットと重ねたりせず、ストーブからも離して単独で使いましょう。
ほかの暖房器具の熱が加わると、本体の一部が過熱して故障ややけどにつながるおそれがあるからです。メーカーの説明は次のように違います。
当サイトでは、より安全な使い方として、ゼンケンの説明に合わせて、ほかの暖房器具とは重ねたり中に入れたりしないことをおすすめします。こたつに入りながら使いたい場合などは、手持ちの製品の取扱説明書で併用してよいと書かれていることを確認してからにしましょう。
敷いたり腰に巻いたりするときは、たたまず・重ねずに
電気ひざ掛けを床に敷いたり腰に巻いたりするときは、折りたたんだり、布が何重にも重なるように巻き付けたりしないようにしましょう。
折り重なった部分は熱がこもって高温になりやすく、低温やけどやヒーター線の傷みにつながるからです。ここもメーカーで説明が違います。
当サイトでは、より安全な使い方として、敷くときも折りたたまずに広げて使い、座布団代わりにはしないこと、腰に巻くときは留め具で軽く留める程度にして布を重ねないことをおすすめします。敷いて使いたい人は、手持ちの製品の取扱説明書で「敷いて使える」と書かれていることを確認してください。
低温やけどに注意し、寝るときは電気毛布で
電気ひざ掛けを長時間使うときは、温める場所をときどき変え、つけたまま眠らないようにしましょう。
40℃前後の比較的低い温度でも、同じ場所に長く触れていると低温やけどになるおそれがあるからです。ゼンケンの取扱説明書は「強」の目盛りで長時間使わないことを、パナソニックは時々暖めている部位を変えることを求めています。
次のような人が使うときは、特に注意が必要です(パナソニック DC-H6 製品ページ、ゼンケン ZR-52LT 取扱説明書)。
- 乳幼児や、自分で温度調節ができない人、皮膚感覚の弱い人
- 眠気を誘う薬(睡眠薬・かぜ薬など)を飲んだ人、深酒をした人、疲労の激しい人
- 心臓用のペースメーカーを使っている人(ゼンケンは医師と相談するよう記載)
また、どちらのメーカーも、犬や猫などペットの暖房用には使わないよう注意しています。
電気ひざ掛けは座って使う大きさなので、寝るときは電気毛布で布団を温めるのがおすすめです。電気毛布についても、NITE(製品評価技術基盤機構)は就寝中はスイッチを切って眠るよう、東京都も就寝中は高温で使わないよう呼びかけています。低温やけど・火事・電磁波の注意点は電気毛布は体に悪い?で詳しく解説しています。
電気ひざ掛け選びでよくある質問
電気ひざ掛けのおすすめランキングは?どこのメーカーがいい?
この記事では、販売数などの客観的な根拠がないため、順位を付けたランキングにはしていません。メーカーごとの特徴でいえば、肌ざわりや無段階の温度調節を打ち出しているのがパナソニック、大判・小さめ・着るタイプとサイズや形の選択肢が多いのが広電、電磁波カットや綿素材、USB給電の低電力タイプを打ち出しているのがゼンケンです。上の比較表で、必要な機能の列を見比べて選んでみてください。
日本製の電気ひざ掛けはある?
今回紹介した製品の公式ページ・取扱説明書では、「日本製」と明記されたものは見当たりませんでした。ゼンケンは生産国を公表しており、ZR-52LTはインドネシア、ZR-05LRは中国です。生産国を重視する場合は、購入前に製品ページやパッケージの表示で確認しましょう。
電気ひざ掛けをつけたまま寝てもいい?
おすすめしません。電気ひざ掛けは座って使う大きさで、眠ったまま同じ場所を温め続けると低温やけどのおそれがあります。うたた寝が心配な人は、2時間や8時間で自動的に切れるタイマー付きを選びましょう。寝る前に電気毛布で布団を温め、眠るときは目盛りを下げるか切るのが安心です(電気毛布の正しい使い方)。
掛け敷き用の電気毛布を、ひざ掛けとして使ってもいい?
製品によっては取扱説明書で禁止されているので、ソファや椅子で使うなら「電気ひざ掛け」として売られている製品を選びましょう。掛け敷き用の電気毛布は、布団の中で使うことを前提にした大きさと温度になっています。詳しくは電気毛布の正しい使い方で解説しています。
電気ひざ掛けの買い替えの目安と捨て方は?
こげ臭いにおいがする、コードを動かすと温まったり温まらなかったりする、ヒーターの配線が重なったり折りぐせがついたりしている、といった症状が出たら、使うのをやめて点検を依頼しましょう(ゼンケン ZR-52LT 取扱説明書)。古いものを処分するときの考え方は電気毛布と同じなので、電気毛布の捨て方は何ゴミ?を参考に、お住まいの自治体のルールを確認してください。
まとめ:電気ひざ掛けは「大きさ・使い方・洗い方」で選び、タイマーで絞る
電気ひざ掛け選びで迷ったら、ひざだけなら130cm前後、肩から羽織るなら140cm以上で、洗濯機で洗えるものを選ぶのが基本です。切り忘れが心配ならタイマー付き、上半身まで温めたいなら着るタイプ、電磁波が気になるなら電磁波カットをうたう製品を候補にしましょう。
「洗える」には手洗いのみの製品もあり、USB給電の製品はパソコンやモバイルバッテリーにつなげないものもあります。購入前に取扱説明書で洗い方と使える電源を確認し、使うときはほかの暖房器具と重ねず、寝るときは電気毛布に切り替えましょう。
電気ひざ掛けと一緒に読みたい記事は、次のとおりです。








