近年、節電意識の高まりや、家庭用蓄電池やポータブル電源の普及により、家電製品の消費電力に対する関心が高まっています。
電気代の削減やエネルギーの効率的な利用を目指す方々にとって、各家電がどれほどの電力を消費しているかを知ることは非常に重要です。
本記事では、家庭で使用される家電製品別の消費電力をランキング形式で紹介し、電力消費量を把握するための方法についても解説します。
エネルギーコストの管理や、家庭用蓄電池やポータブル電源の使用を最適化するための参考にしていただければ幸いです。
生活家電の消費電力 ランキング
消費電力が大きい家電ランキング
消費電力が大きい家電製品は、家庭内で多くのエネルギーを消費し、電気代に大きく影響を与えます。以下は、消費電力が特に高い家電のランキングです。
あくまでも、瞬間に使う電力を基準にしたランキングです。
生活に中で、「実際に利用する時間」を考慮した場合については、消費電力”量”を基準にした以下の記事を参考にください。
１位：IH調理器
消費電力：3000W
調理に用いる際、瞬時に高温を出すため、非常に高い電力を消費します。
２位：エアコン
消費電力：45W～2000W
季節によっては最も消費電力が高くなる家電です。特に冷房や暖房を長時間使用すると、電力消費が急増します。
３位：衣類乾燥機
消費電力：1200W～1400W
衣類を乾燥させるため、大量の電力を使用します。
４位：アイロン
消費電力：1200W～1400W
乾燥機よりは、短時間で高温を維持するため、高い消費電力が必要です。
５位：ドライヤー
消費電力：600W～1200W
髪を乾かす時間と高い消費電力が必要となります。
消費電力が少ない家電ランキング
消費電力が少ない家電製品は、省エネ志向の家庭にとって理想的です。
以下は、消費電力が低い家電のランキングです。
１位：電動歯ブラシ（充電時）
消費電力：2W
小型であり、消費電力が非常に少ないです。
２位：コンパクトデジタルカメラ（充電時）
消費電力：3W～4W
こちらも充電時に消費する電力が少ないカメラです。
３位：デジタル一眼レフカメラ（充電時）
消費電力：6W
充電時の消費電力が非常に低い製品です。
４位：ポータブルテレビ
消費電力：2W～20W
コンパクトであるため、電力消費が抑えられています。
５位：ラジカセ
消費電力：5W～30W
音楽を楽しむ際に使用するラジカセも、消費電力が低めです。
家電製品別の消費電力一覧
以下に、家電製品ごとの消費電力を一覧にまとめました。
電源専門点のオンリースタイル
を参考にさせていただきました。
*ECサイトで確認して、状況に応じて消費電力の値を更新しています。
家庭でのエネルギー消費を管理しましょう。
カメラやAV機器の消費電力
| 家電製品 | 消費電力（W） |
|---|---|
| Blu-rayプレーヤー・レコーダー | 30W～40W |
| DVDプレーヤー・レコーダー | 30W |
| ポータブルDVDプレーヤー | 20W |
| ビデオデッキ | 10W |
| ポータブルテレビ | 2W～20W |
| ホームシアター | 35W～70W |
| iPod（充電時） | 5W |
| walkman（充電時） | 5W |
| コンポ | 50W～100W |
| ラジカセ | 5W～30W |
| デジタル一眼レフカメラ（充電時） | 6W |
| コンパクトデジタルカメラ（充電時） | 3W～4W |
パソコンや周辺機器の消費電力
| 家電製品 | 消費電力（W） |
|---|---|
| デスクトップパソコン | 150W～300W |
| ノートパソコン | 50W～120W |
| インクジェットプリンター | 10W～60W |
| フォトプリンター | 70W～85W |
| 無線LANアダプター | 6W～15W |
ゲーム機器や携帯端末の消費電力
| 家電製品 | 消費電力（W） |
|---|---|
| 携帯電話（充電時） | 15W |
| ニンテンドーDS（充電時） | 2.5W |
| Wii | 19W |
| PS3 | 250W |
| Xbox 360 | 185W～245W |
キッチン家電製品の消費電力
| 家電製品 | 消費電力（W） |
|---|---|
| IH調理器 | 3000W |
| 電子レンジ | 1300W |
| オーブントースター | 1200W～1350W |
| 炊飯器 | 350W～1200W |
| ホットプレート | 1300W |
| たこ焼き器 | 700W |
| ワッフルメーカー | 550W～930W |
| アイスクリームメーカー | 10W～40W |
| ミキサー | 120W～200W |
| ジューサー | 175W～300W |
| 電気ポット | 700W～1500W |
| コーヒーメーカー | 450W～650W |
| ワインセラー | 70W～100W |
| 冷蔵庫 | 150W～500W |
| 食器洗浄機 | 1200W～1300W |
生活家電製品の消費電力
| 家電製品 | 消費電力（W） |
|---|---|
| アイロン | 1200W～1400W |
| ミシン | 60W |
| 洗濯機 | 500W～900W |
| 衣類乾燥機 | 1200W～1400W |
| 掃除機 | 1000W～1100W |
| エアコン | 45W～2000W |
| こたつ | 600W～800W |
| 扇風機 | 50W～60W |
| 加湿器 | 17W～320W |
| 温水洗浄便座 | 450W～470W |
| 電気毛布 | 50W～90W |
| 電動歯ブラシ（充電時） | 2W |
| マッサージ器（ハンディ） | 10W～20W |
| マッサージ器（フット） | 18W～90W |
| マッサージチェア | 60W～165W |
| 電気スタンド（LED） | 4W～10W |
| 電気スタンド（蛍光灯） | 20W～24W |
| 電気スタンド（白熱灯） | 60W |
| 電動アシスト自転車（充電時） | 60W～80W |
理美容家電製品の消費電力
| 家電製品 | 消費電力（W） |
|---|---|
| ドライヤー | 600W～1200W |
| ヘアアイロン | 150W～240W |
| ホットカーラー | 45W～70W |
| 脱毛器 | 5W～7W |
| 電気シェーバー | 10W |
| 美顔器 | 2W～280W |
| フットバス | 100W～680W |
家電の消費電力調べ方
家電製品の消費電力を正確に把握することは、家庭のエネルギー管理にとって非常に重要です。
以下に、家電の消費電力を調べるいくつかの方法をご紹介します。
製品の取扱説明書を確認する
家電製品の取扱説明書には、消費電力が詳細に記載されています。
これが最も簡単かつ正確な情報源です。
製品ラベルを確認する
家電製品の背面や底面に付けられているラベルには、定格消費電力が記載されています。
現物から確認できるのですぐにわかります。
定格電力はMAXの消費電力なので、平均的な消費電力の目安は以下の記事を参考にしてください。
電力計を使用する
電力計をコンセントに接続し、実際の使用時の消費電力を測定することができます。
これは特に使用状況に応じたリアルタイムの消費電力を知りたい場合に役立ちます。
最近では安く電力が図れるコンセントが売っています。
いつものECサイトでチェックする
メーカーの公式サイトをチェックする
製品の詳細スペックや消費電力については、メーカーの公式ウェブサイトでも確認できます。
新しい製品や特定のモデルに関する情報が必要な場合に便利です。
スマートメーターや家電管理アプリを利用する
最近では、スマートメーターや専用のアプリを利用して、家庭全体の電力使用状況や個別の家電製品の消費電力をリアルタイムで確認できるようになっています。
まとめ
家電製品の消費電力を正しく理解することで、家庭のエネルギー消費を効果的に管理できます。
そして、電気代の節約やエネルギーの効率的な利用が可能になります。
特に、IH調理器やエアコンといった消費電力の大きい家電に注意を払い、使用頻度を見直すことが重要です。
また、消費電力の少ないLED照明や省エネ家電の導入も効果的です。
これらの対策により、家庭用蓄電池やポータブル電源をより長く、効率的に利用することができ、非常時の備えとしても役立ちます。
家電ごとの消費電力を把握し、日常的に意識することで、持続可能なエネルギー管理を実現しましょう。
