車内生活にあこがれて、「どんな車なら生活しやすいか?」について考えていると、一つ気になる事があります。
「バンライフ」と「キャンピングカー」は、どちらも移動式の生活や旅行を可能にする車両を使用するライフスタイルですが、いくつかの重要な違いがあります。
その違いと共通点について解説します。
車両の種類と改造
もともとの設計が、「商用や乗用として作られている」、「始めから居住を目的として作られている」と言う点が、車両のベースとして違います。
走行中(振動やカーブ)の体感も影響してくるでしょう。
バンライフ
- 一般的な商用バンや乗用バンを改造して使用
- DIYでの内装カスタマイズが一般的
- 外見は普通の車両と変わらないことが多い
キャンピングカー
- 専用設計された車両や、大型のRV(レクリエーショナル・ビークル)を使用
- メーカーによる完成品として販売されることが多い
- 外見から居住空間であることが明らかな場合が多い
生活スタイル
この限りではないですが、1~2人暮らしに「バンライフ」、ファミリーで旅行に「キャンピングカー」が、印象として強いのではないでしょうか?
バンライフ
- より自由で冒険的なライフスタイル
- 長期間の移動生活や、働きながらの旅行(デジタルノマド)と親和性が高い
- ミニマリスト(余分なモノを持たない)な生活スタイルを重視
キャンピングカー
- 比較的短期の旅行や週末の利用が中心
- 居住の快適性や設備の充実度を重視
- 家族での利用や、リタイア後の長期旅行などに適している
3. 設備と快適性
充実した設備の面では、「キャンピングカー」が優位で生活には快適です。
「バンライフ」は、必要な設備だけ改造で追加し、無駄なくカスタマイズできるのできます。
燃費や移動時の走行性で考えると「バンライフ」の方が、快適で長くカーライフを維持できるでしょう。
バンライフ
- 最小限の設備(ベッド、簡易キッチン、収納スペース)
- 省スペースのためのアイデア重視
- 外部の施設(公共シャワー、ランドリーなど)の利用が多い
キャンピングカー
- より充実した設備(トイレ、シャワー、キッチン、冷蔵庫など)
- 広いリビングスペースや就寝スペース
- 自己完結型の生活が可能な設計
4. コストと維持
キャンピングカーは、設備が充実している分、守備範囲(保守すべき部分)が広くなり、維持費が高くつきます。燃費も悪いので「バンライフ」が優位です。
バンライフ
- 初期投資は比較的低い(既存の車両を改造)
- 燃費が良く、維持費が抑えられる
- 駐車や移動が容易
キャンピングカー
- 初期投資が高い(専用設計の車両購入)
- 燃費が悪く、維持費が高い傾向にある
- 大型のため、駐車や移動に制限がある場合がある
燃料で電気を生成するのも、燃費を悪化させます。
共通の燃費対策としては、ポータブル電源を備えておく事と家電を稼働させるエネルギーを効率的供給できます。
5. 法的側面
規制を受けにくい面では、バンライフの方が取得しやすいでしょう。
特に、駐車できる箇所が限られるのは、移動できるメリットが削がれるように感じます。
バンライフ
- 一般車両として登録可能な場合が多い
- 駐車規制が比較的緩い
キャンピングカー
- 特殊車両として登録が必要な場合がある
- 駐車や宿泊に関する規制が厳しい場合がある
共通の課題(生活における電力確保)
「バンライフ」と「キャンピングカー」は、移動しながら生活や旅行を楽しむライフスタイルとして人気を集めています。
カーライフの限らず、生活する上で家電を稼働する電力は欠かせないものとなっています。
その電力を車の電力からたくさん使用すると、移動用の燃料を食いつぶしてしまいます。
特に、キャンピングカーは燃費が悪いので、少しでも燃料費を移動用に回したいものです。
そこで、ポータブル電源を活用する事をおすすめします。
事前に家庭のコンセントから充電しておくことで、必要な電力を蓄えておき、車に手軽で積み込めます。
ガソリンや軽油の燃料費が軽減できます。
トラブルでエンジンがかからない緊急時に、「スマホ(通信機器)による連絡」や「冷暖房による体温調整」など、生命の危機にも備える事ができます。
更に、太陽光パネルと合わせて利用すると現地で電力を確保できるので、電気代も含めたトータルコストも抑える事が出来ます。
ポータブル電源は、移動先での「電力の自給自足」、「快適な生活」、「緊急時の備え」、「環境への配慮」、そして旅の自由度向上など、様々な面でメリットをもたらします。
まとめ
バンライフは自由度が高く、冒険的なライフスタイルを求める人に適しています。
一人で気ままノマドライフを楽しむなら、バンライフが始めやすいですね。
一方、キャンピングカーは快適性と設備の充実を重視する人や、家族での利用に向いています。
家族に素敵な思い出を残すなら、キャンピングカーが優れています。
選択は個人の価値観やニーズ、予算によって異なりますが、どちらも独自の魅力を持つ移動生活のスタイルと言えるでしょう。
共通の課題としては、生活用の電力確保にポータブル電源を使った蓄電がおすすめです。
旅の自由度と非常にの備えとなります。