後悔しないためのポータブル電源選び方ガイド

ポータブル電源の選び方 ポータブル電源
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私たち日常生活の中には、様々な家電であふれており、電気は欠かせないエネルギーの一つとなっています。

そんな電気をどこでも気軽に使えるポータブル電源の重要性は高まっています。

そんなポータブル電源の後悔しない選び方について紹介します。

重要なポイントを押さえて、満足のいくポータブル電源の購入が検討してください。

ポータブル電源とは?

そもそも、ポータブル電源という用語は、広い意味で捉える事ができます。

念のため、ここで解説する「ポータブル電源」という用語について定義します。

ポータブル電源とは、簡単に言えば持ち運べる充電器または電源と考えて下さい。

電気を蓄えておき、必要な時にスマホやパソコン、家電などに電力を供給します。

また、スマホの予備バッテリーとして持ち歩く製品は「モバイルバッテリー」として用語を統一します。分けて考えて下さい。

ポータブル電源は、日常生活で使う家電(テレビやエアコン)を動かせるほどの電力を供給できます。

ポータブル電源は必要なの?

次の選び方のポイントでも触れますが、「目的」によっては必要性が高くなります。

ポータブル電源を使用する目的

prtimes.jpの記事によると「ポータブル電源はどのような場合でご利用されていますか」のアンケートに対して以下のような結果が出ているようです。

  • 災害用 31%
  • 車中泊用 23%
  • キャンプ 14%

が高い割合を占めております。

出典:prtimes.jp内 ポータブル電源メーカーSUAOKIが調査結果より

また、

「どんな機器に電力を供給したか?」についてのアンケートには、スマホやPC以外に、「防寒猛暑対策などの体調に関わる機器」や「食事に関わる調理機器」などにも使用されています。

出典:prtimes.jp内 ポータブル電源メーカーSUAOKIが調査結果より

統計方法によって多少変わるかもしれませんが、他の統計結果で見ても近い傾向があります。

冒頭にも書いたように、私たちの生活に電気は欠かせないものとなってきています。

大切な時間を最適に過ごすために、「便利な機器」や「体に優しい機器」の稼働が必要と感じます。

ポータブル電源は、様々なシーンで活用できるので、うまく使えば無駄に成る事はないです。

ポータブル電源の選び方のポイント

ポータブル電源の選びぶ際、「様々な性能や機能」の項目があり、はじめて購入を検討している人にとっては、どこに着目してよいか困惑するでしょう。

選ぶ時に着目するポイントをまとめていきましょう。

  1. 使用目的を明確にする
  2. 容量(Wh)を確認する
  3. 出力端子の種類と数を確認する
  4. 重量とサイズを確認する
  5. 充電方法を確認する
  6. 安全機能を確認する
  7. バッテリーの種類を確認する

1. 使用目的を明確にする

ポータブル電源をどのような場面で使いたいのかを明確にしましょう。

災害

一般的なのは、

  • アウトドア(キャンプ、ハイキングなど)
  • 車中泊
  • 災害時(地震、大規模停電など)の備え
  • 家庭のバックアップ電源(太陽光パネルと合わせて電気代節約も)
  • UPS(監視機器など常時稼働させたい機器があれば)

その他、アイデアとしては、

  • お祭り・イベント
  • スポーツ(夜間の簡易的な照明の電源、スポットの冷暖房機器稼働)
  • リモートワーク(野外や車の中でPC作業)

使用シーンによって、必要な容量機能が異なります。

目的に合わない電源を購入すると、

  • 出力や容量が足りない
  • 機器を稼働させるための接続ポートが合わない
  • 必要以上に重く持ち運びが困難

などの後悔する原因となります。

2. 容量(Wh)と定格出力(W)を確認する

ここが最も重要なポイントになります。

電源容量は、「どのくらいの時間どのくらいの電力量を供給できるか?」を示す指標です。

ポータブル電源の定格出力(W)は、同時に多くの家電を稼働させる目安になります。

以下の計算方法で、必要な容量を見積もることができます。

使用したい機器の消費電力(W)× 使用時間(h) = 必要な容量(Wh)

例えば、

40Wのノートパソコンを5時間使いたい場合は、40W × 5h = 200Whの容量が必要です。

以下の記事にもう少し詳しくまとめました。

一般的には、スマートフォンやタブレットの充電には200Wh以上、ノートパソコンには300〜500Wh、キャンプや車中泊には500〜700Wh、防災用には1000Wh以上の容量が推奨されます。

容量別のおすすめポータブル電源は以下の記事にまとめています。

よく売れている範囲は、1000Wh~2000Whのポータブル電源のようです。(大手のECモールでレビューの多い順に並べると上位にくる)

3. 出力端子の種類と数を確認する

ポータブル電源には、USBポート、ACコンセント、DCポートなどさまざまな出力端子があります。

使用する機器に応じて、必要な端子の種類と数を確認しましょう。

特に、家電を多く同時に使うのであれば、AC100Vのコンセントが多い方が良いです。

  • USBポート:スマートフォンやタブレットの充電に使用
  • ACコンセント:ノートパソコンや家電製品に使用
  • DCポート:車載冷蔵庫や照明器具に使用

また、ポータブル電源によっては、EV車に給電する事もできるモデルがあります。(AnkerEcoflow

4. 重量とサイズを確認する

ポータブル電源は移動して使える事が前提となるため、重量とサイズも重要なポイントです。

運ぶ
重量メーター

特にキャンプやアウトドアでの使用を考える場合、軽量でコンパクトなものが便利です。

容量が多くなるほど、手で持って運ぶのが困難になります。(重いがキャスターを付けて移動しやすくしているモデルもなる)

キャンプやアウトドアであれば、女性が運びやすいサイズや重さを考慮する必要があります。

ソロキャンプが目的であれば、必要以上の容量はいらないので、コンパクトで軽量のモデルが使いやすいでしょう。

5. 充電方法と充電速度を確認する

充電方法の選択肢や満充電までの時間が短いと使い勝手も上がります。

充電方法

ポータブル電源の充電方法には、以下のようなものがあります。

ACプラグ
カープラグ
ソーラーパネル
  • AC充電:家庭用コンセントから充電
  • 車載充電:車のシガーソケットから充電
  • ソーラー充電:太陽光パネルを使って充電

ほぼ、どのモデルも上記の3項は備わっていると思います。

ほかにもEVスタンドにポートから充電できるモデルも存在します。

充電方法が多様であれば、外出先でも安心して使用できます。

充電速度

充電速度は、AC充電が最も短時間で満充電にさせる事ができます。

短時間で充電できると言う事は、外出する直前に焦る必要がなくなります。

また、外出先で容量分を使い切ってしまい、電源を借りて電力を補給する時も、長く待つ必要がなくなります。

6. 安全機能を確認する

過充電防止、過放電防止、過熱防止などの安全機能が備わっているかを確認しましょう。

これにより、使用中のトラブルを未然に防ぐことができます。

ポータブル電源の出荷台数が年々増えており、それに伴い火災などの事項も増えているようです。

ポータブル電源の安全性要求事項(中間とりまとめ)について」より

ポータブル電源大手各社は、経験の積み重ねもあり、様々な安全機能が備わっています。

また、安全面で言うと固体電池を使ったポータブル電源が良い傾向にあります。

Yoshino Power Japanのポータブル電源はその一つです。

7. バッテリーの種類を確認する

ポータブル電源に使われているバッテリーの種類も選定のポイントです。

バッテリー原料

一般的に、リチウムイオンバッテリーが多く使用されていますが、リン酸鉄リチウム電池(

LiFePO4)バッテリーは寿命が長く、安全性が高いという特徴があり主流となっています。

更に安全で充放電回数の寿命が延びた固体電池のモデルも出てきています。

バッテリーの種類は、ポータブル電源に寿命にも直結するので、「支払った購入金額に見合った分だけ使い切れるか?」の目安になります。

おすすめのポータブル電源メーカー

おすすめの大手ポータブル電源メーカーを紹介します。

現時点では、シェアとTOP3と言っても良い状況です。

1. Jackery

現在、ポータブル電源シェアNo1のメーカーです。

2. Anker Solixシリーズ

ポータブル電源だけでなく、モバイルバッテリーや充電器でも有名なメーカーです。

3. EcoFlow DELTAシリーズ

本社は中国の深圳にあり、シェアを急速に伸ばしており、実績のあるメーカーです。

まとめ

ポータブル電源は、今回紹介したように、様々なシーンで活躍できます。

家電にあふれている私たちの日常では、備えに必要な機器と言ってもよいでしょう。

ポータブル電源を選ぶ際は、使用目的、容量、出力端子、重量とサイズ、充電方法、安全機能、バッテリーの種類をしっかりと確認しましょう。

購入を「後悔するか?」、「しないか?」は、選び方ポイントを正しく捉えて、選択し購入する事にかかっています。

自分のニーズに合ったポータブル電源を選ぶことで、「快適なアウトドア生活」や「非常時の備え」が可能になります。

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