ソーラーモバイルバッテリーとは何か、その仕組みや特徴から、おすすめ商品の比較・紹介まで解説
さらに、ソーラー充電器との違いや防災・アウトドアで役立つ選び方のポイント、よくある質問(FAQ)を通して疑問を解消します。
これからソーラーモバイルバッテリーの購入を検討している方、停電時や災害時に備えたい方に向けて、幅広い情報をまとめました。最後までぜひご覧ください。
ソーラーモバイルバッテリーとは?
ソーラーモバイルバッテリーは、太陽光を電気エネルギーに変換するソーラーパネルを搭載したモバイルバッテリーです。
ソーラーパネルで発電した電気をモバイルバッテリー本体に蓄電し、スマートフォンやタブレットなどの電子機器を充電できます。
他のモバイルバッテリーとの違い
- ソーラー充電機能がある:通常のモバイルバッテリーは、主にUSBやACアダプタからの電力のみで充電しますが、ソーラーモバイルバッテリーは太陽光でも充電可能です。
- アウトドア・災害時に強い:停電や電源がない環境での充電手段として使えるため、防災用品としても注目されています。
ソーラーモバイルバッテリーのメリットとデメリット
メリット
- 太陽光で充電が可能なので、停電時や電源が確保できないアウトドア環境でも安心
- 電力を自給できるため、防災グッズとしても注目度が高い
- モバイルバッテリーとしての機能に加え、太陽光充電を併用することで、長時間の外出時でも電池切れリスクを軽減
デメリット
- 天候や設置環境によって充電効率が左右される
- ソーラーパネルの性能によってはフル充電に時間がかかる
- 同容量の一般的なモバイルバッテリーに比べると、やや価格が高めになる傾向
- 新しいモバイルバッテリーに乗り換え時、太陽光パネルもセットで乗り換える事になる。(まだ使えるパネル部分だけ残すと言う事ができない。)
ソーラーモバイルバッテリーを選ぶ際のポイント
1. 容量
- 5,000mAh程度:スマホ1回分の充電ができる目安
- 10,000mAh以上:複数回スマホを充電したい場合やタブレット充電にも対応
- 20,000mAh前後:アウトドアや防災用として長期にわたって活用したい場合
2. ソーラーパネルの性能
- パネルの発電効率が高いと、太陽光充電時の時間短縮につながる
- パネルの大きさや枚数が増えるほど効率は上がるが、本体サイズや携帯性も考慮が必要
3. 防水・防塵性能
- IPX4〜IPX7などの防水規格をチェック
- アウトドアや災害時に使用するなら、耐衝撃性や防塵性も重要
4. 充電方式
- ソーラー充電のみ:晴天時には便利だが、曇天や夜間は充電できない
- USB・ACアダプタ併用型:普段はコンセントなどから素早く充電でき、緊急時にソーラー発電を活用できる
5. その他機能
- LEDライト:夜間の照明として使える
- コンパスやカラビナフック:登山やキャンプなどアウトドアシーンで役立つ
- ワイヤレス充電対応:ケーブルなしでスマホを充電したい場合に便利
6. 価格帯
- 低価格帯(2,000〜3,000円程度):初めての人向け。機能は最低限
- 中価格帯(3,000〜7,000円程度):容量・機能のバランスが良い
- 高価格帯(7,000円以上):大容量、ソーラーパネル効率が高い、防水機能が強化されているモデルも多数
ソーラーモバイルバッテリーの選び方
1. 主な用途を明確にしておく
ポータブル電源には強み弱みがあるので、用途に合わせて強みのあるモバイルバッテリーを選ぶ基準とします。
用途の例
- アウトドア重視:防水・防塵・耐衝撃性能を重視し、大容量かつパネル性能が高いモデル
- 防災重視:ソーラーパネルがしっかりしていて、長期間保管しても劣化しにくい製品
- 普段使い:コンパクトで持ち運びがしやすいモデルを選ぶと便利
2. ブランド選びのポイント
- 日本製メーカー:品質やサポートの面で安心感がある
- 海外メーカー:コストパフォーマンスやデザインの豊富さが魅力
3. 口コミサイトやレビューサイトの活用方法
- AmazonやヨドバシカメラなどECサイトのレビューを参考に、実際の使用感をチェック
- 防水性能やソーラー充電速度など、公式スペックだけではわからない点を確認
ソーラーモバイルバッテリーおすすめ3選
アウトドア向け大容量モデル
GERCEO ソーラーモバイルバッテリー

- 大容量:61200mAh
- 防水性:IPX7対応
- 充電方法:太陽光、電源、手回し充電に対応
- 同時充電:最大5台可能
- 追加機能:懐中電灯、ケーブル内蔵
コンパクトモデル
Redido ソーラーモバイルバッテリー

- 容量:22800mAh
- 重量:約210g
- 特徴:急速充電、LEDライト
- 安全性:過充電、過放電、過熱、ショート防止機能を搭載。PSE認証済み。
高性能モデル
Philips(フィリップス)

- 容量:20000mAh
- 重量:約225g
- 特徴:4Way蓄電、急速充電、デュアルライト、IP45防水・防塵性能、
- 安全性:過充電、過放電、過電流、短絡、低電圧保護機能搭載、PSE認証取得
これらのモバイルバッテリーは、アウトドアや防災時に特に役立つモデルです。用途や予算に合わせて選択してください。
ソーラーモバイルバッテリーのよくある質問(FAQ)
Q1. ソーラー充電だけで十分にフル充電可能?
天候やパネル性能によって異なります。
曇りの日や室内では効率が落ちるため、完全にソーラーだけで充電するには時間がかかることを理解しておきましょう。
Q2. フル充電にどのくらい時間がかかる?
製品や日の当たり方によりますが、10時間以上かかる場合も珍しくありません。
普段使いはUSBやコンセントで、緊急時にソーラー充電を使うのが現実的です。
Q3. 寿命は?
内蔵バッテリーは一般的に2〜3年で劣化が始まります。
ソーラーパネル自体の寿命は長めですが、バッテリー交換が必要な場合もあります。
Q4. 他の機器を充電できる?
USB端子で充電できるほとんどの機器はOK。
ただし、ノートPCのように電力消費が大きい製品は非対応なことが多いです。
ソーラーチャージャーとモバイルバッテリーの組み合わせ
蓄電せず、発電した電力を供給することに絞ったソーラーチャージャー(ソーラー充電器)を発電機能を持たない、通常のモバイルバッテリーを組む合わせて購入するのも一つの方法です。
モバイルバッテリーの寿命は、ソーラーパネルより短いので、分ける事で買い替えコストを抑える事に繋がります。
また、ソーラーパネルの発電出力の高いものがほしい時は、パネル側だけ変える事ができます。
まとめ
ソーラーモバイルバッテリーは、防災対策やアウトドアでの使用など、「いざ」というときに頼りになるアイテムです。
一方で、天候に左右される充電効率や、通常のモバイルバッテリーより価格が高い傾向があるなどのデメリットもあります。
そのため、用途や予算、求める機能をしっかりと考慮したうえで選ぶことが大切です。
購入を検討する際は、この記事で紹介したポイントや口コミを参考にして、あなたにぴったりの製品を見つけてみてください。