「電気毛布のおすすめが知りたいけれど、掛け・敷き・兼用のどれを選べばいいの?」「洗えるものやタイマー付きのほうがいい?」と迷っていませんか?
結論からいうと、電気毛布選びで迷ったら、体全体を温められる「掛け敷き兼用」のシングルサイズで、丸洗いできて室温センサーが付いたものを選ぶのが基本です。そのうえで、切り忘れが心配ならタイマー(自動オフ)付き、背中や足元だけ温めたいなら敷き毛布、電磁波が気になるなら「電磁波カット」をうたう製品を候補にしましょう。
この記事では、電気毛布の選び方を7つのポイントで解説したうえで、パナソニック・広電(KODEN)・コイズミの現行モデルから、メーカー公式の製品ページと取扱説明書で仕様を確かめた8製品をタイプ別に紹介します。販売数などの根拠がないため順位を付けたランキングにはせず、どんな人に向くかで選べるようにまとめました。
電気毛布の選び方|掛け敷き兼用・洗える・タイマー付きなど7つのポイント
電気毛布は、どれも「布団の中で毛布を温める」というしくみは同じです。違いが出るのは、使い方(掛け・敷き)とサイズ、お手入れのしやすさ、タイマーなどの安心機能です。次の7つの順に確認すると、自分に合う電気毛布を絞り込めます。
タイプで選ぶ:迷ったら「掛け敷き兼用」

電気毛布のタイプで迷ったら、掛けても敷いても使える「掛け敷き兼用(かけしき毛布)」を選ぶのがおすすめです。
掛け敷き兼用はサイズが大きく、体の上に掛ければ全身を包むように、敷けば背中から温められるので、使ってみてから使い方を変えられるからです。パナソニック・広電・コイズミの現行のラインアップも、「掛け敷き兼用」と「敷き専用(しき毛布)」の2種類が中心です。
たとえば広電は、しき毛布とかけしき毛布についてよくある質問で「基本的には毛布のサイズが異なる以外の違いはありません」と説明し、体全体に使いたい場合はかけしき毛布をすすめています。
まずは掛け敷き兼用を基本に考え、「足元や背中だけ温まればいい」「電気代を少しでも抑えたい」という人は敷き毛布を選びましょう。掛けと敷きのどちらで使うと暖かいか、重ね方の順番は電気毛布の正しい使い方|掛けと敷きどっちがいい?温度の目安とダニ退治のやり方で詳しく解説しています。
サイズで選ぶ:体全体ならシングルの掛け敷き、背中・足元なら敷き
サイズは、体全体を温めたいなら約188×130cm前後の掛け敷き兼用、背中や足元を温めたいなら約140×80cm前後の敷き毛布が目安です。
電気毛布の大きさはメーカーごとに少しずつ違い、同じ「シングル」でも幅に差があるからです。
背が高い人や、ゆったり掛けたい人は大きめのサイズを選びましょう。たとえばパナソニックには、約200×140cmのシングルLサイズのかけしき毛布(DB-R41L)もあります。
洗える電気毛布を選ぶ:丸洗いOKでもドラム式・乾燥機は不可

肌に直接触れる電気毛布は、「本体丸洗いOK」の洗える電気毛布を選びましょう。
汗や皮脂で汚れやすく、シーズンの終わりに洗ってからしまえると清潔に使い続けられるからです。この記事で紹介する8製品は、どれもコントローラーを外せば本体を丸洗いできます。
ただし「洗える」といっても、使える洗濯機には条件があります。たとえばパナソニック DB-R32Mの取扱説明書では、毛布洗いができる洗濯機を使い、ドラム式洗濯機では洗わないこと、衣類乾燥機(洗濯乾燥機の乾燥機能を含む)は使わないことと書かれています。広電・コイズミの製品ページにも、ドラム式洗濯機は使わないよう明記されています。
家の洗濯機がドラム式の場合は、手洗い(押し洗い)になると考えておきましょう。洗い方の手順やコインランドリーの注意点は電気毛布の洗い方|洗濯機・手洗いの手順とドラム式・乾燥機の注意点にまとめています。
タイマー付きを選ぶ:切り忘れが心配なら自動オフ機能を

スイッチの切り忘れが心配な人や、寝入りだけ温めたい人は、タイマー(自動オフ)付きの電気毛布を選ぶと安心です。
電気毛布は「寝る前に温めて、寝るときは目盛りを下げるか切る」のが基本の使い方で、タイマーがあればその操作を自動で行えるからです。
タイマーの働きは製品によって違います。
パナソニックの電気毛布のように、公式の仕様にタイマーの記載がない製品もあります。タイマーを重視するなら、製品ページの「自動オフ」「タイマー」の表示を確かめてから選びましょう。つけっぱなしで寝るときの注意点は電気毛布は体に悪い?やめたほうがいい人と低温やけど・火事・電磁波の注意点で解説しています。
ダニ退治・室温センサーをチェック
電気毛布を選ぶときは、「ダニ退治(ダニ対策)」と「室温センサー」が付いているかも確認しておきましょう。
どちらも毎日の使い心地やお手入れに関わる機能で、主要メーカーの電気毛布の多くに付いているからです。
この記事で紹介する8製品は、どれもダニ退治(ダニ対策)と室温センサーを備えています。ダニ退治のやり方とメーカーごとの通電時間は、電気毛布の正しい使い方で紹介しています。
電磁波カットの電気毛布は、メーカーの表示を参考程度に
電磁波が気になる人は「電磁波カット」「電磁波抑制」をうたう電気毛布も選択肢になりますが、効果の表示はあくまでメーカーの説明として参考程度に見ておきましょう。
電気毛布の電磁波(磁界)が健康に影響するかははっきりしておらず、「電磁波カット」の数値も、何と比べてどう測ったかがメーカーごとに違うからです。
たとえばコイズミのKDK-75266Dは、電流の向きが違う2本の発熱線で電磁波を打ち消し合うしくみで、「気になる電磁波を約90%以上カット」(同社の従来品KDK-6091との比較)と説明しています。比べている相手は同じメーカーの従来品なので、ほかのメーカーの製品との差を示す数字ではありません。
電磁波が気になる場合に手軽にできるのは、寝る前に布団を温めておき、寝るときはスイッチを切る使い方です。電気毛布の電磁波についての公的機関の見解は、電気毛布は体に悪い?の記事でまとめています。
素材と消費電力をチェック
最後に、肌ざわりを左右する素材と、電気代の目安になる消費電力を確認しましょう。
素材は毎晩肌に触れる部分の心地よさに、消費電力はサイズや電気代に関わるからです。
なお、定格消費電力は最大の値で、実際に使うときの電力はもっと小さくなります。たとえばパナソニック DB-R32M(定格75W)の1時間あたりの標準消費電力量は、「強」で56Wh、目盛り「3」で33Whです(取扱説明書の仕様)。1時間・1ヶ月の電気代の目安は電気毛布の電気代は1時間・1ヶ月いくら?で計算しています。
電気毛布のおすすめ8選|掛け敷き兼用・敷き・タイマー付き・電磁波カット
ここからは、選び方のポイントをもとに、現行で販売されている電気毛布のおすすめをタイプ別に紹介します。仕様はすべてメーカー公式の製品ページと取扱説明書で確認した値です。価格は時期や販売店で変わるため掲載していません。
おすすめ電気毛布の比較表
紹介する8製品の主な仕様を一覧にしました。「―」は、公式の製品ページ・取扱説明書に記載が見つからなかった項目です。
| メーカー・型番 | タイプ | サイズ | 消費電力 | 丸洗い | タイマー・自動オフ | 電磁波対策 | ダニ退治 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| パナソニック DB-R32M | 掛け敷き兼用 | 約188×137cm | 75W | ○(ドラム式不可) | ― | ― | ○ |
| パナソニック DB-RM4M | 掛け敷き兼用 | 約188×137cm | 75W | ○(ドラム式不可) | ― | ― | ○ |
| 広電 CWB551G-CM | 掛け敷き兼用 | 約188×130cm | 55W | ○(ドラム式不可) | 約8時間で自動オフ | ― | ○ |
| 広電 VWB551B-HM | 掛け敷き兼用 | 約188×130cm | 55W | ○(ドラム式不可) | おやすみ・おはようタイマー、約12時間で自動オフ | ― | ○ |
| コイズミ KDK-60268T | 掛け敷き兼用 | 約188×120cm | 60W | ○(ドラム式不可) | 快眠タイマー(8時間オフ)、12時間自動オフ | ― | ○ |
| コイズミ KDK-75266D | 掛け敷き兼用 | 約188×120cm | 75W | ○(ドラム式不可) | ― | 電磁波カット(電磁波抑制) | ○ |
| パナソニック DB-U13T | 敷き | 約140×80cm | 54W | ○(ドラム式不可) | ― | ― | ○ |
| 広電 CWA401G-CM | 敷き | 約130×80cm | 40W | ○(ドラム式不可) | 約8時間で自動オフ | ― | ○ |
掛け敷き兼用のおすすめ
初めての電気毛布や、掛けと敷きのどちらで使うか決めていない人には、掛け敷き兼用がおすすめです。ここでは、タイマーなどの付加機能よりも基本性能と肌ざわりで選びたい人向けに、パナソニックの2製品を紹介します。
パナソニック 電気かけしき毛布 DB-R32M
パナソニック DB-R32Mは、約188×137cmのシングルMサイズの電気かけしき毛布です。温度は「弱・1〜6・強」の8段階で調節でき、室温センサー、ダニ対策、生地の抗菌防臭加工を備えています。コントローラーを外せば、毛布洗いができる洗濯機(ドラム式以外)で丸洗いできます。
標準的な機能がそろった掛け敷き兼用を、なじみのある大手メーカーから選びたい人に向いています。タイマーは公式の仕様に記載がないので、寝るときは自分で目盛りを下げるか切る使い方になります。
パナソニック 電気かけしき毛布 DB-RM4M
パナソニック DB-RM4Mは、両面にマイクロファイバー素材(ポリエステル100%)を使った電気かけしき毛布です。サイズ(約188×137cm)や消費電力(75W)、室温センサー・ダニ対策はDB-R32Mと同じで、本体の質量は約2.2kg(DB-R32Mは約1.1kg)と、厚みのある生地になっています。
電気毛布1枚でも毛布らしいボリューム感や肌ざわりがほしい人に向いています。こちらも毛布洗いができる洗濯機(ドラム式以外)で丸洗いできます。
洗えてタイマー付きのおすすめ
切り忘れが心配な人や、寝入りだけ・起きる前だけ温めたい人には、タイマー(自動オフ)付きの電気毛布がおすすめです。3製品とも掛け敷き兼用で、本体を丸洗いできます。
広電 電気毛布 かけしきタイプ CWB551G-CM
広電 CWB551G-CMは、電源ONから約8時間で自動的に通電を止める電気かけしき毛布です。表面はふわもこファー、裏面はフランネルで、サイズは約188×130cm、消費電力は55Wです。室温センサー、ダニ退治、足元を暖かくする頭寒足熱の機能も備えています。
操作はシンプルなまま、つけっぱなしで朝まで通電し続けるのを防ぎたい人に向いています。
広電 電気毛布 かけしきタイプ VWB551B-HM
広電 VWB551B-HMは、2種類のタイマーを備えた電気かけしき毛布です。使い始めから1時間か2時間で切れる「おやすみタイマー」と、4〜8時間後に電源が入る「おはようタイマー」を選べ、通常の運転でも電源オンから約12時間で自動的に通電を止めます。生地は表裏ともフランネルで、サイズは約188×130cm、消費電力は55Wです。
寝つくまでだけ温めたい人や、冷え込む明け方に布団を温め直したい人に向いています。
コイズミ 電気掛敷毛布 KDK-60268T
コイズミ KDK-60268Tは、ボタンひと押しで寝始めと寝起きを温める「快眠タイマー」を搭載した電気掛敷毛布です。快眠タイマーは通電と停止を繰り返して8時間後に自動停止し、通常の運転時も切り忘れ防止の12時間自動オフが働きます。フランネル調の生地で、サイズは約188×120cm、消費電力は60Wです。
タイマーの時間を細かく決めるより、ボタンひとつで寝ている間の温め方を任せたい人に向いています。
敷き毛布のおすすめ
背中や腰、足元を下から温めたい人や、消費電力の小さいものを選びたい人には、敷き毛布がおすすめです。
パナソニック 電気しき毛布 DB-U13T
パナソニック DB-U13Tは、約140×80cmのシングルSサイズの電気しき毛布です。消費電力は54Wで、室温センサー、ダニ対策、抗菌防臭加工を備え、毛布洗いができる洗濯機(ドラム式以外)で丸洗いできます。素材はポリエステル70%・アクリル30%です。
今使っている敷布団の上に、手軽に暖かさを足したい人に向いています。
広電 電気毛布 しきタイプ CWA401G-CM
広電 CWA401G-CMは、電源ONから約8時間で自動的に通電を止める電気しき毛布です。サイズは約130×80cm、消費電力は40Wと、この記事で紹介する中ではもっとも小さい値です。表面はふわもこファー、裏面はフランネルで、室温センサーとダニ退治の機能もあります。
敷き毛布でも切り忘れ防止のタイマーがほしい人や、消費電力を抑えたい人に向いています。同じシリーズの掛け敷き兼用がCWB551G-CMです。
電磁波カットのおすすめ
電磁波が気になり、少しでも対策された製品を選びたい人には、電磁波カット(電磁波抑制)をうたう電気毛布があります。
コイズミ 電気掛敷毛布 KDK-75266D
コイズミ KDK-75266Dは、電流の向きが違う2本の発熱線を通して電磁波の発生を抑える電気掛敷毛布です。メーカーは、同社の従来品(KDK-6091)と比べて「気になる電磁波を約90%以上カット」と説明しています。サイズは約188×120cm、消費電力は75Wで、室温センサー、ダニ退治、頭寒足熱配線を備え、丸洗い(ドラム式洗濯機は不可)もできます。
電磁波対策をうたう製品を選ぶことで安心して使いたい人に向いています。ただし、公式の仕様にタイマーの記載はありません。寝るときにスイッチを切る使い方と組み合わせると、磁界を受ける時間そのものを減らせます。敷きタイプがよい人には、同じ電磁波カットの電気敷毛布(KDS-50266D、約140×80cm・50W)もあります。
8製品を比べてわかったこと(編集部の見方)
8製品の仕様を比べてみると、電気毛布はメーカーによる基本性能の差が小さく、選ぶ決め手は「タイマーが必要か」「電磁波対策をうたう製品にするか」「肌ざわり」の3つだと感じました。
丸洗い(ドラム式は不可)・室温センサー・ダニ退治は8製品すべてに付いていて、「強」の表面温度もパナソニック51℃、広電約52℃、コイズミ約53℃(各社の公表値)とほぼ同じ水準だからです。一方、タイマーは広電とコイズミの一部の製品にしかなく、電磁波カットをうたうのは今回の中ではコイズミの製品だけでした。
定格消費電力は、同じ掛け敷き兼用でも55W(広電)から75W(パナソニック・コイズミ)まで差があります。ただし実際の電力は目盛りや室温で変わり、各社の測定条件も同じではないため、消費電力の数字だけで優劣を決める必要はないと考えています。
あくまで一つの考え方ですが、毎晩の使い方を決めてから「タイマーの有無」で候補を絞り、最後に肌ざわりの好みで選ぶと、満足しやすいはずです。
電気毛布選びでよくある質問
電気毛布のおすすめランキングは?
この記事では、販売数などの客観的な根拠がないため、順位を付けたランキングにはしていません。電気毛布は基本性能の差が小さいので、順位よりも「掛け敷き兼用か敷きか」「タイマーが必要か」「電磁波カットにするか」で選ぶのがおすすめです。迷ったら、上の比較表で気になる機能の列を見比べてみてください。
電気毛布の電気代はどれくらい?
メーカーの公表値をもとに計算すると、電気毛布の電気代は1時間あたり約0.4〜1.8円が目安です(電力料金目安単価31円/kWhで計算)。毎晩8時間使っても1ヶ月数百円ほどで、エアコンより安く済みます。計算方法やエアコン・ホットカーペットとの比較は電気毛布の電気代は1時間・1ヶ月いくら?をご覧ください。
電気毛布をつけっぱなしで寝ても大丈夫?
「強」のまま一晩使うのは避けましょう。各メーカーとも、寝る前に「強」で布団を温め、寝るときは目盛りを下げるか切るよう案内しています(寝るときの目盛りは、パナソニックが「切」または「弱」、広電が「中」以下など、メーカーによって幅があります)。当サイトでは、より安全な使い方として、寝るときはスイッチを切るか、つけたままにするなら「弱」にすることをおすすめします。高い温度のまま長時間体に触れていると、低温やけどや寝汗・脱水の原因になるからです。切り忘れが心配ならタイマー付きを選ぶと安心です。詳しくは電気毛布は体に悪い?やめたほうがいい人と低温やけど・火事・電磁波の注意点で解説しています。
電気毛布は何年くらい使える?買い替えの目安は?
電気毛布には「何年で寿命」という決まった年数はありませんが、メーカーは数年(3〜5年程度)たったら点検を受けるよう案内しています。目安の年数はメーカーによって違うため、当サイトでは、より安全な目安として、買ってから3年程度たったら点検を受けることをおすすめします。こげ臭いにおいがする、コードを動かすと暖かくなったりぬるくなったりする、といった症状が出たら使うのをやめましょう。買い替えるときの古い電気毛布の捨て方は、電気毛布の捨て方は何ゴミ?自治体別の分別と寿命・壊れる原因にまとめています。
まとめ:電気毛布は「掛け敷き兼用・洗える」を基本に、タイマーと電磁波対策で選ぶ
電気毛布選びで迷ったら、体全体を温められる掛け敷き兼用のシングルサイズで、丸洗いできて室温センサー付きのものを選ぶのが基本です。背中や足元だけ温めたいなら敷き毛布、切り忘れが心配ならタイマー(自動オフ)付き、電磁波が気になるなら電磁波カットをうたう製品を候補にしましょう。
「洗える」電気毛布でも、ドラム式洗濯機と衣類乾燥機は使えない製品がほとんどです。電磁波カットの効果の表示は、メーカーごとに比べている基準が違うので参考程度に見ておきましょう。
電気毛布を買ったあとの使い方やお手入れは、次の記事で詳しく解説しています。










