「iPhone 15を買ったら、今までのLightningケーブルが刺さらない…」 「純正の充電器は高いから、100均で安く済ませたい」
iPhone 15シリーズから充電端子がUSB Type-C(タイプC)」に変更されました。さらに、今後発売されるiPhone 16、iPhone 17もこのType-C規格が継続されることは確実です。
しかし、ここで疑問が浮かびます。
「100均の安い充電器で、高性能な最新iPhoneを充電しても大丈夫なの?」 「充電スピードが遅かったり、バッテリーが傷んだりしない?」
結論から言うと、
100均グッズでも使えますが、「選び方」を間違えると充電に5時間以上かかったり、すぐに壊れたりして損をします。
この記事では、iPhone 15ユーザーはもちろん、将来iPhone 16・17への機種変更を考えている方に向けて、「絶対に失敗しない100均Type-C充電器の選び方」を徹底解説します。
iPhoneの充電器が「Type-C」に完全移行!100均で買う前の基礎知識
まずは、なぜ今までの充電器が使えないのか、そして100均には何が売っているのかを整理しましょう。
iPhone 15から16、17へ続くUSB-C化の流れ
iPhone 15から採用された「USB Type-C」は、AndroidスマホやMacBookと同じ世界共通の規格です。iPhone 16や17もType-Cが標準となります。
つまり、今ここで正しいType-C充電器(ケーブル)を揃えておけば、この先数年間、機種変更をしてもそのまま使い続けられるということです。
100均で買うべきは「ケーブル」か「アダプタ」か
「100均で充電器を買う」と言っても、大きく分けて2つの部品が必要です。
- ケーブル(紐の部分): 100円〜500円
- ACアダプタ(コンセントに刺すブロック): 300円〜700円
多くの100円ショップでは、この2つは別売りです。
「100円で全部揃う」と思っていると予算オーバーになるので注意しましょう。
特にACアダプタは、ダイソーなどでは500円〜700円の高価格帯商品として扱われています。
【実機検証】ダイソー・ワッツ・セリアで買うならこれ!iPhone用最強コスパ商品リスト
100均の棚には似たような商品が並んでいて迷ってしまいますよね。
iPhone 15以降、そして将来のiPhone 16・17を快適に充電するために「これを選べば間違いない」という鉄板商品を、ショップ別にピックアップしました。
ダイソーのおすすめは「PD対応」ケーブル
ダイソーの電気コーナーに行くと大量のケーブルが並んでいますが、iPhoneユーザーが探すべきキーワードはただ一つ。
「PD(Power Delivery)対応」

と書かれたパッケージを探してください。 通常の100円ケーブルは出力が低く、充電に時間がかかります。
一方、ダイソーで販売されている200円〜300円ラインの「PD対応 Type-Cケーブル」は、急速充電に対応しています。
また、770円(税込)で販売されている「20W PD対応 ACアダプタ」も非常に人気です。
純正品が約3,000円することを考えると、コスパは最強クラスです。
ダイソー:急速充電の「神」セット
ダイソーは100均の中で唯一、高出力の「アダプタ(コンセント部分)」を自社ブランドで大量展開しています。
① ACアダプタ:『20W PD対応 AC充電器』

価格: 770円(税込)
特徴: パッケージに大きく「20W」と書かれています。Apple純正の20Wアダプタ(約3,000円)とほぼ同じ速度で充電できる、ダイソー家電コーナーのベストセラー商品です。
おすすめ理由: iPhone 15/16を「30分で最大50%」充電したいなら、最低でもこれが必要です。
② ケーブル:『Type-C to Type-C ケーブル(60W/3A対応)』

価格: 110円〜220円(税込)
特徴: 両端がType-Cになっているケーブルです。
注意点: 100円のものはケーブルが細く硬いことが多いです。予算が許せば、330円(税込)で売られている「編み込み(ナイロン)ケーブル」の方が断線しにくく高級感がありおすすめです。
ワッツ(Watts):機能とデザインの「いいとこ取り」な穴場
最近、SNSでの検索数が急上昇しているのが「ワッツ」です。
ダイソーほどの知名度はありませんが、実は「HIDISC(磁気研究所)」などのPC周辺機器メーカー製の信頼できる商品を多く取り扱っています。
① ケーブル:『PD対応 60W Type-Cケーブル』

価格: 110円〜220円(税込)
特徴: セリアのような「おしゃれなカラー」でありながら、ダイソーのような「PD急速充電対応」のスペックを持つ商品が見つかります。
おすすめ理由: 「充電速度は妥協したくないけど、黒や白のダサいケーブルは嫌」というユーザーに最適。特にピンクやベージュ系のカラー展開が豊富です。
② アダプタ類:「急速充電器 高速 PB.超速充電器PD+QC Type-A Type-C 20W」

デザインがシンプルな「急速充電器 高速 PB.超速充電器PD+QC Type-A Type-C 20W」を始めを品揃えと良いのもワッツの特徴です。
近隣のワッツを見かけたら商品を探してみてください。
セリア:使い勝手とデザイン重視
デザイン性が高いケーブルや、持ち運びに便利な短めのケーブルが豊富です。
ただし、ACアダプタ(コンセント部分)の取り扱いは少ない傾向にあります。
① ケーブル:『しなやかで絡みにくい USB Type-Cケーブル』
価格: 110円(税込)
特徴: シリコンのような手触りで、カバンの中で絡まないケーブルが大人気。
スペック: 多くの商品が「最大60W(20V/3A)」に対応しています。
おすすめ理由: 純正ケーブルのような「ゴムっぽさ」がなく、高級感があります。寝室用や持ち運び用に最適です。
② 変換アダプタ:『Lightning → Type-C 変換アダプタ』
価格: 110円(税込)
特徴: 今まで使っていたiPhoneの充電器(Lightning)の先端に挿して、Type-Cに変える小さな部品です。
注意点: 充電速度は遅い(急速充電非対応の場合が多い)ですが、「手持ちの古いケーブルを捨てたくない」という人には救世主となります。
キャンドゥ:60W対応のスペックあり

セリアに近いラインナップで、PD対応のケーブルも販売されています。
- ① ケーブル:『PD対応 発熱防止C―C充電転送ケーブル1M』
- 価格: 330円(税込)
- 特徴: なんと「60W」に対応したハイスペックケーブルが見つかることがあります。
- 将来性: iPhone 16 Proや17の上位モデル、あるいはMacBookやiPad Proも急速充電したいなら、この「60W対応」を一本持っておくと最強です。
セリア・ワッツ・キャンドゥの特徴まとめ
iPhone 16・17を見越した「失敗しない」100均充電器の選び方
ここが記事の最重要ポイントです。
iPhone 16や17など、将来のスマホはさらにバッテリー容量が増え、充電性能が上がると予想されます。
「安物買いの銭失い」にならないためのスペックの見方を伝授します。
キーワードは「PD対応」と「W(ワット)数」
100均のケーブルや充電器には、必ず「最大〇〇W」や「〇〇A」という数字が書いてあります。
100均でも最近は「100W対応ケーブル(300円〜500円商品)」が登場しています。
将来を見越すなら、110円の細いケーブルではなく、こちらを選びましょう。
データ転送速度の落とし穴
注意点として、100均のType-Cケーブルは「充電性能は良くても、データ転送は遅い」ものがあります(USB 2.0規格)。
iPhone 15 Proや、将来のiPhone 16/17 Proモデルは、動画などの大容量データをパソコンに高速転送できる機能を持っていますが、100均のケーブルを使うと転送速度がガクンと落ちます。
- 充電用なら: 100均でOK
- PCへの写真・動画バックアップ用なら: メーカー製の「USB 3.1」「10Gbps」対応ケーブルを買うべき
この使い分けが重要です。
より高速なケーブルも出回っていますが、iPhone自体が10Gbpsまでの対応となっています。
100均充電器を使う「メリット」と「リスク」
最後に、100均グッズをメインで使うべきかどうかの判断基準をまとめます。
メリット:圧倒的なコスパと緊急時の強さ
最大のメリットはやはり価格です。
Ankerなどの有名メーカー製でケーブルとアダプタを揃えると3,000円〜5,000円かかりますが、ダイソーなら約1,000円以下で「急速充電セット」が揃います。
旅行での忘れ物や、会社に置いておく「サブ機」としては最強の選択肢です。
リスク:MFi認証なしと耐久性
100均のiPhone用製品には、Appleのお墨付きである「MFi認証(Made for iPhone)」がありません。
- OSアップデートの壁: iOSの更新により、突然「このアクセサリは使用できません」と表示されて使えなくなる可能性があります。
- 発熱リスク: 粗悪な製品を引いてしまうと、コネクタ部分が異常に発熱するリスクもゼロではありません。
【結論】iPhone 16・17ユーザーはこう使い分けろ!
これからのiPhoneライフにおいて、100均充電器は以下のように使い分けるのが正解です。
100均だからといって全てが悪いわけではありません。「PD対応」や「W数」といったスペックさえ正しく読めれば、iPhone 16、17の時代になっても100均グッズは強い味方になってくれます。
まずは、お近くのダイソーやセリアでパッケージの裏側をチェックしてみてくださいね。
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