寒い季節に車中泊で乗り越えるために電気毛布がほしくなります。
特に冬には必須と言ってもよいツールでしょう。
しかし、電気毛布には電気が必要です。
パワーがあり長時間稼働させるポータブル電源と合わせて、おすすめの電気毛布も紹介します。
車中泊に電気毛布は必要?その重要性
冬の寒い夜に車中泊をする際、体温を保つための暖房は不可欠です。
キャンパーに支持される電気毛布
電気毛布はその手軽さと効果的な暖かさから、多くのキャンパーや旅行者に支持されています。
特に、電気毛布は軽量で持ち運びが容易であり、車内で簡単に使用できるため、非常に便利です。
エンジンを切ってもポータブル電源と合わせる事で安定した暖を取ることができます。
車内は断熱性が限られており、夜間の冷え込みを感じやすいですが、電気毛布を使えば低温からしっかりと体を守ることができ、快適に眠ることが可能です。
少ない電力で効率よく長時間稼働できるのが最大の魅力です。
災害で車中泊を強いられるシーン
- 吹雪で車が動かない
- 地震一時避難に車中泊しなければならない
といったシーンに遭遇する事もあるでしょう。
近年、異常気象の影響を受けたニュースをよく目にしますね。
また、大規模な地震も寒い季節が多いように感じます。(能登半島地震、東日本大震、阪神大震災)
そういった備えに家族に必要な分を備えておくのは重要です。
電気毛布のメリット
メリットをまとめると以下のポイントが挙げられます。
- 暖かさを手軽に確保できる
- 軽量で持ち運びが簡単
- 低消費電力で効果的
- 燃料の節約と環境への配慮
車中泊におすすめの電気毛布3選
PowerArQ Electric Blanket

[山善] 電気敷毛布YMS-16

- 山善ブランドで安心の品質です。
- 丸洗いもできて、外に持ち出すのも安心です。
- 130×80cm
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 掛け敷き兼用 EHB-1913-T

- アイリスオーヤマのブランドで安心の品質です。
- 丸洗いOK・ダニ退治機能付きの電気毛布です。
- 190×130cm
車中泊用電気毛布の選び方
電気毛布を選ぶには、電気毛布のタイプと機能・性能面を判断基準にして、自分に合った電気毛布を選ぶと良いです。
機能・性能面
- 消費電力
- 温度調整機能
- サイズと素材
- 洗濯可能性
以下の記事にも性能について触れています。
電気毛布のタイプ
電気毛布のタイプは主に以下の4つに分類されます:
- 敷きタイプ
- ひざ掛けタイプ
- 掛敷タイプ
- 着るこたつ(着る毛布)
これらのタイプは、ヒーターのエリアや使用方法に違いがあります。
車中泊には、掛敷タイプが体全体を温めてくれて重宝します。
掛敷タイプ
これは一般的な電気毛布で、全身を包み込むことができます。
ヒーターは全体に均等に配置されており、体全体を温める効果があります。
特に寒い季節には、寝る前にスイッチを入れておくことで、温かい布団で快適に眠ることができます。
敷きタイプ
敷き布団やマットレスの上に敷いて使用するタイプです。
このタイプは、主に下からの暖かさを提供し、寝ている間も快適さを保ちます。
ヒーターは主に中央部分に配置されていることが多く、足元から体全体へと温かさが広がります。
シート・マットタイプ
ソファや床などに敷くことができるコンパクトなデザインです。
このタイプは特定のエリア(足元など)を温めるために設計されており、小型でも高い効果があります。
ヒーターは通常、シート全体または特定の部分(足元など)に配置されています。
ひざ掛けタイプ
膝掛けタイプの電気毛布は、特にデスクワークやリラックスタイムに便利なアイテムです。
コンパクトなサイズで、全身を覆うほどは大きくない。
ヒーターエリアは比較的小さく、局所的な暖めに特化しています。
着るこたつ(着る毛布)
服のように着用できる電気毛布で、USB電源で動作するものが多いです。
このタイプは移動が自由で、特定の部位(例えば肩や腰)を集中的に温めることができます。
ヒーターエリアは通常、背中や肩周りに集中しており、局所的な暖かさを提供します。
これらのタイプは、ヒーターエリアの配置や大きさが異なり、用途に応じて選択することが重要です。
敷きタイプと掛敷タイプは比較的広いエリアを暖めるのに対し、ひざ掛けタイプは局所的な暖めに適しています。
着るこたつは、移動しながら使用できる点が特徴的です。
電気毛布の電力はどこから? ポータブル電源の必要性
電気毛布を使用する際には、その消費電力を考慮する必要があります。
一般的な電気毛布は約50Wから60Wの消費電力があり、一晩(6~8時間)使用する場合には、300Whから800Wh程度のポータブル電源が必要です。
特に寒い環境では消費電力が増加するため、余裕を持った容量のポータブル電源を選ぶことが推奨されます。
ポータブル電源選びのポイント
ポータブル電源を選ぶ際には以下のポイントを考慮しましょう
- バッテリー容量:使用する機器や時間に応じた容量を選ぶこと。
- 出力波形:「正弦波出力」のものを選ぶことで、家庭の同じ環境の機器に対応可能。
- 出力ポート:AC出力が必要なため、その数と種類を確認すること。
- 安全性:PSEマークなど、安全性が確認された製品を選ぶこと。
車中泊用におすすめのポータブル電源
電気毛布を一晩過ごすため長時間使うなら、500W以上容量のクラスがあると余裕をもって使えます。
以下の記事におすすめのポータブル電源を紹介しています。
5. 電気毛布を快適に活用するには?
電気毛布とポータブル電源を組み合わせて使用することで、車の燃費や排気ガスの気にせず、車中泊をさらに快適にすることができます。
ここでは、その具体的な活用法を紹介します。
- ポータブル電源の配置と使いやすさ
車内での電気毛布の使用時には、ポータブル電源の配置も重要です。運転席や助手席の間など、手の届きやすい場所にポータブル電源を配置することで、電源のオン・オフや温度調整がスムーズに行えます。また、電源コードが邪魔にならないように工夫して配置することで、より快適に過ごせます。 - 寒さ対策の工夫
電気毛布とポータブル電源を併用する際には、車内の断熱対策も合わせて行うことで、より効果的に暖を取ることができます。例えば、窓に断熱マットを貼る、床にカーペットを敷くなどの工夫をすることで、電気毛布の効果を最大限に引き出すことができます。こうした対策を行うことで、ポータブル電源の電力消費を抑えつつ、より暖かく過ごすことが可能です。
まとめ
寒い季節に車中泊を快適に過ごすためには、電気毛布とポータブル電源の組み合わせが非常に有効です。
電気毛布は手軽に暖かさを確保でき、軽量で持ち運びも便利で、少ない電力で効率的に使用できます。
冬の車中泊や災害時の備えとして、電気毛布とポータブル電源を揃えておくことをおすすめします。