Ecoflow(エコフロー)のポータブル電源がオーバーロード表示した時はどんな状態?
その原因とオーバー ロードの解除方法について解説します。
給電や充電時におこるオーバーロードの原因やシステム起因などいくつかの要因と解除のヒントになります。
エコフローのオーバーロード表示される不具合の理由
エコフローのオーバーロード表示は、多くの場合、何らかのの不具合があります。
簡単にいうと接続された機器がバッテリーの入出力能力を超えた場合に発生します。
この状態はバッテリーの劣化や早期放電の原因となる可能性があります。
原因を理解しポータブル電源にやさしい使い方をする事が大切です。

エコフローのオーバーロードが出る主な原因と解除方法
いくつかの原因が考えられますので、初期対応として確認してみましょう。
- 接続機器の消費電力超過
- 複数の家電を同時使用による負荷増加
- USB端子からの出力が過負荷
- 充電時の入力電流の超過
- システムの一時的な不具合
個別に考えられる原因と対策をまとめました。
接続機器の消費電力超過
原因:
接続機器の消費電力が製品の対応範囲を超えている。
対策:
接続されているすべての機器の消費電力を確認し、定格出力内で使用されているか確認します。
例えば、
家電側(受電側)の定額電力確認方法について炊飯器の定格電力確認方法を以下の記事にまとめています。
ポータブル電源の定格出力内で使える家電では問題なく電力供給できるか確認してみましょう。
ポータブル電源側(給電側)の確認は、公式サイトや取扱説明書の中に定格電力が書いています。
以下の公式サイトからPDFで取扱説明書がダウンロードできます。
取扱説明書で確認するのあれば、最後のページあたりに仕様が記載されているケースが多いです。
この2つの確認で必要な電力が供給される組み合わせであるか確認できます。
ポータブル電源の能力を超えたのか判断できます。
その場合、該当の家電をポータブル電源で給電するのは控えましょう。
定格電力の低い家電では稼働できる確認し、オーバーロードが解除されたか確認してみてください。
消費電力と定額電力の違いは?
以下の記事にまとめました。
複数台の家電を同時使用による負荷増加
原因:
複数の高消費電力機器を同時に接続すると、瞬時に必要な電力が増加し、オーバーロード状態になることがあります。
特に、電子レンジやIHコンロなど、高い瞬間的な消費電力を必要とする機器は注意が必要です。
家のブレーカーが落ちる時と近い状況です。
対策:
使用している家電の定格出力の合計が、ポータブル電源の出力を超えていないか確認し、
超えている場合、同時使用を避けましょう。
優先度の低い機器から接続を切り離して解除されるか様子を見てください。
瞬間最大電力
家電には瞬間的に定格電力を超える機器もあります。定格出力の合計以上になる場合も考えられます。
USB端子からの出力が過負荷:
原因:
異常表示(OVERLOADアイコン点滅)が出た場合、USB-A端子の過負荷保護が作動している。
対応方法:
接続機器を外し、しばらく待ってから再接続する。
オーバーロード状態を防ぐためには、接続機器の消費電力を事前に確認し、製品の出力能力内で使用することが重要です。
充電時の入力電流の超過
原因:
ポータブル電源をAC充電時に入力電流が継続的に10Aを超えた場合、保護機能が作動し、充電過負荷保護ユニットが作動します。
対策:
本体やAC充電ケーブル、コンセントに問題がないことを確認した後、過負荷保護スイッチボタンを押して充電を再開する。
一部のエコフロー製品には、過負荷保護を解除するためのスイッチがあります。
このスイッチは通常、本体の側面または背面に配置されています。
具体的な位置は製品によって異なるため、ユーザーマニュアルを参照することが重要です。
システムの一時的な不具合
原因:
以下のような理由でシステム起因のオーバーロードが発生する場合があります。
- ファームウェアのアップデート中のエラー:
- スマートフォンの自動ロック機能が作動し、アップデート通信が中断された場合。
- アップデート中に外部からの通信(電話など)が入った場合。
- バッテリー残量の表示異常:
- 実際のバッテリー残量と表示される残量に大きな乖離が生じる場合。
- 電気回路の一時的な不具合:
- 水濡れや落下などの物理的衝撃により、一時的に電気回路に問題が生じた場合。
- バッテリーの劣化による誤作動:
- バッテリーの性能低下により、急激な放電や充電残量の不正確な表示が起こる場合。
- 過負荷保護機能の誤作動:
- 接続機器の消費電力が一時的に製品の対応範囲を超えた場合。
対策:
これらの一時的な不具合は、多くの場合、製品の再起動や完全放電後の再充電などの簡単な操作で解決できることがあります。
ただし、繰り返し発生する場合は、より深刻な問題の可能性があるため、メーカーのサポートに相談することをお勧めします。
年々、性能の良いモデルが出てきていますので、場合によっては、乗換も考えておくのもよいです。
まとめ
エコフローのポータブル電源にオーバーロード表示が出た場合、その原因を正しく把握し、適切に対処することで、製品の安全性を保ちつつ長期間使用することが可能です。
主な原因には、接続機器の消費電力超過、複数台の家電の同時使用、USB端子や充電時の入力電流の超過、システムの一時的な不具合などがあります。
それぞれの対策を丁寧に実行し、必要に応じてマニュアルやメーカーサポートを活用してください。
特に注意したいポイントとして、接続機器の消費電力を事前に確認し、ポータブル電源の定格出力内で使用することが挙げられます。
正しい使い方を心掛けることで、エコフローのポータブル電源をより安心して活用できるでしょう。