「電気毛布って洗濯機で洗っても大丈夫?」「ドラム式や乾燥機は使えるの?」と迷っていませんか?
結論からいうと、取扱説明書で洗濯できるとされている電気毛布は、コントローラーを外せば家庭で洗えます。ただし、ドラム式洗濯機と乾燥機は使わないのが基本です。
この記事では、電気毛布の洗い方を、メーカーの取扱説明書に書かれている手順をもとに、洗濯機・手洗いそれぞれの手順、干し方、ドラム式・乾燥機・コインランドリー・クリーニングの注意点まで解説します。
電気毛布の洗い方の前に:洗えるかの確認と準備
洗えるかどうかは取扱説明書と洗濯表示で確認する
電気毛布を洗う前に、まず取扱説明書と毛布についている洗濯表示で、洗濯できる製品かどうかを確認しましょう。
電気毛布は中にヒーター線が入った電気製品なので、洗い方を誤るとヒーターを傷めたり、温度調節がおかしくなったりするおそれがあるからです。
たとえばパナソニックの電気かけしき毛布(DB-R31Mなど)の取扱説明書には、洗濯表示として次のような記号が示されています。
山善の電気掛敷毛布(YMK-F43Pなど)の取扱説明書でも、「40℃以下で手洗い」「ドライクリーニング禁止」「漂白剤の使用禁止」「アイロンがけ禁止」「日陰の陰干しがよい」と表示されています。表示の温度や細かな条件は製品ごとに違うので、必ず手元の製品の表示に合わせてください。
洗う頻度はシーズンの終わりや汚れが目立つとき
電気毛布を洗うタイミングは、シーズンの終わりや、汚れがひどいときが目安です。
パナソニックの取扱説明書は「シーズンの終わりや、汚れがひどい場合に洗濯」、山善の取扱説明書は「シーズン初め、または終わりには洗たくをして清潔に」としており、毎週のように洗うものとはされていないからです。
しまう前に一度洗っておくと、次のシーズンも清潔に使い始められます。ふだんの汚れ防止には、敷き毛布として使うときにシーツをかけておくのがおすすめです(山善の取扱説明書では、シーツをかけると毛玉ができにくく清潔に使えるとしています)。
洗う前の準備:プラグを抜いてコントローラーを外す

洗う前には、必ず電源プラグをコンセントから抜き、コントローラーを毛布の本体から外します。
洗えるのは毛布の本体だけで、コントローラーは水に濡らしてはいけない部品だからです。
パナソニック・山善のどちらの取扱説明書にも「コントローラーは洗えません」と書かれています。コントローラーが汚れたときは、パナソニックの取扱説明書のとおり、台所用の中性洗剤をうすめて布に含ませ、拭き取ってください。
電源コードを本体から外せない製品や、取扱説明書に洗濯できると書かれていない製品は、無理に洗わずメーカーに確認しましょう。
電気毛布の洗い方の手順:洗濯機・手洗い・干し方
洗濯機で洗う手順

洗濯機で洗うときは、コネクター受け(コントローラーをつなぐ差し込み口)を内側に包んで折りたたみ、洗濯ネットに入れて「毛布洗いコース」で洗います。
コネクター受けが洗濯槽に当たって傷むのを防ぎ、毛布の中のヒーター線に無理な力がかからないようにするためです。
パナソニック・山善の取扱説明書をもとにした、洗濯機で洗う手順は次のとおりです。
- たたんでネットに入れる:
コネクター受けを毛布の内側に包み込むように折りたたみ、丸めて洗濯用ネット(毛布洗いネット)に入れ、ファスナーをしめます。 - 毛布だけで洗濯槽に入れる:
他の洗濯物とは別にして入れます(色落ちすることがあるため)。ファスナー部分が上になるように入れます。 - 洗剤を入れる:
衣類用の洗剤(パナソニックは液体洗剤をすすめています)を入れます。漂白剤は使いません。静電気防止に柔軟仕上げ剤を使うのも効果的です。 - 毛布洗いコースで洗う:
全自動洗濯機・洗濯乾燥機は「毛布洗いコース」を選びます。洗濯乾燥機の乾燥機能は選びません。二槽式の場合、パナソニックの取扱説明書では洗濯時間を12分以内としています。
洗濯機で洗えるのは「毛布洗い」ができる洗濯機に限られ、後で説明するとおりドラム式は使いません。ご家庭の洗濯機の取扱説明書も確認してください。
手洗いで洗う手順
手洗いの場合は、毛布をたたんで、ぬるま湯の中で「押し洗い」をします。
たたき洗いはヒーター線を傷めるおそれがあるため、押して洗剤液を通すように洗うのが基本だからです(山善の取扱説明書では、たたき洗いは「絶対にしない」としています)。
手洗いの手順は次のとおりです。
- 洗剤液を作る:
浴槽やたらいに洗濯表示の温度以下のぬるま湯を入れ、洗濯用の中性洗剤を溶かします。湯温の上限はパナソニックの製品が30℃、山善の製品が40℃と違うため、当サイトでは、より安全な方法として30℃以下のぬるま湯をおすすめします。40℃で洗いたい場合は、手持ちの製品の洗濯表示や取扱説明書で40℃以下と書かれていることを確認してください。入浴剤の入ったお湯は使いません。 - たたむ:
毛布をびょうぶだたみ(じゃばら状)にするなど、取扱説明書の図のとおりにたたみます。 - 押し洗いする:
底に押しつけ、ゆるめるときに少し持ち上げる動きをくり返します。たたき洗いはしません。汚れがひどいときは、パナソニックの取扱説明書では2度洗いをすすめています。
浴槽で洗うと、そのまま浴槽のふちを使って水切りができるので便利です。
すすぎと脱水:コネクター受けの中まで水ですすぐ
すすぎでは洗剤が残らないよう十分にすすぎ、コネクター受けの中もきれいな水ですすぎます。脱水は短時間で済ませます。
洗剤が残ったままだと肌触りが悪くなり、長い時間の脱水は毛布やヒーター線に負担をかけるからです。
脱水が終わったら、ネットのファスナーをあけて毛布を取り出します。
干し方:日陰で自然乾燥し、乾いたらヒーター線を点検

洗った電気毛布は、風通しの良い日陰に干して自然乾燥させ、乾いたらヒーター線によじれがないかを確認します。
熱で乾かすとヒーターを傷めるおそれがあり、洗濯でヒーター線がよじれたまま使うと故障や事故の原因になるからです。
干すときと乾いたあとのポイントは次のとおりです。
ヒーター線のよじれが見つかったときは、そのまま使わず、メーカーや販売店に修理を相談してください(山善の取扱説明書でも修理の依頼を案内しています)。
電気毛布の洗濯の注意点:ドラム式・乾燥機・コインランドリー・クリーニング
ドラム式洗濯機では洗わない
電気毛布は、ドラム式洗濯機では洗わないようにしましょう。
パナソニックの取扱説明書は、ドラム式洗濯機では洗わないよう明記しており、その理由を「たたき洗いのため電気毛布内部のヒーターが洗濯槽と当たり、生地やヒーターを傷めるおそれがある」と説明しているからです。
ドラム式の「手洗いコース」や「おしゃれ着コース」であれば大丈夫か、という疑問もありますが、取扱説明書ではコースによる例外は示されていません。ドラム式洗濯機しかないご家庭では、手洗いで洗うのが安全です。
乾燥機は使わない(かけてしまったら点検を)
電気毛布の乾燥には、衣類乾燥機も、洗濯乾燥機の乾燥機能も使いません。
パナソニックの取扱説明書は「熱でヒーターを傷める原因」として衣類乾燥機の使用を禁止しており、山善の取扱説明書も乾燥機の使用をしないよう書いているからです。
うっかり乾燥機にかけてしまった場合は、次の点を確認し、少しでもおかしいと感じたら使うのをやめて、メーカーに相談しましょう。
これらは三菱電機が電気毛布の点検ポイントとして挙げている項目で、発煙・発火・こげの原因になるとされています。
コインランドリー・クリーニングに出すときの注意
コインランドリーやクリーニングを使う場合も、家庭で洗うときと同じ注意点を守ることが大切です。
洗濯機の種類や乾燥のさせ方は、お店の設備や作業によって変わり、取扱説明書の条件から外れてしまうことがあるからです。
電気毛布を受け付けているかどうかはお店によって違うので、出す前にお店に確認しましょう。
電気毛布の洗い方についてよくある質問
電気毛布はなぜ水で洗えるの?
洗濯できる電気毛布は、水に濡らしてはいけないコントローラーを本体から取り外せるつくりになっていて、本体は洗濯できるように作られているからです。たとえばパナソニックの電気毛布は、コントローラーを外して洗濯機で丸洗いできるとしています。ただし、洗えるのは取扱説明書で洗濯できるとされている製品だけです。
柔軟剤は使ってもいい?
パナソニック・山善の取扱説明書では、静電気防止のために柔軟仕上げ剤を使うことをすすめています。一方、漂白剤はどちらも使用不可です。
洗ったあと、すぐに使っても大丈夫?
毛布本体とコネクター受けの中まで十分に乾いてから使いましょう。乾いたらヒーター線によじれがないかを確認し、問題がなければコントローラーをつないで使えます。
まとめ:電気毛布の洗い方は「取扱説明書どおり・ドラム式と乾燥機はNG」
電気毛布の洗い方のポイントは、取扱説明書で洗濯できるとされている製品であることを確認し、電源プラグを抜いてコントローラーを外してから洗うことです。
洗濯機なら、コネクター受けを内側に包んでたたみ、洗濯ネットに入れて毛布洗いコースで洗います。手洗いならぬるま湯で押し洗いをします。どちらも、すすぎではコネクター受けの中まで水ですすぎ、脱水は短時間にします。
ドラム式洗濯機と乾燥機は使わず、風通しの良い日陰で自然乾燥させ、乾いたらヒーター線のよじれを確認しましょう。
電気毛布の電気代が気になる方は、電気毛布の電気代は1時間・1ヶ月いくら?もあわせてご覧ください。


