「このアクセサリは使用できません」MFi認証がない充電器を使い続けるとiPhoneはどうなる?警告の対処法

「このアクセサリは使用できません」MFi認証がない充電器を使い続けるとiPhoneはどうなる?警告の対処法 その他
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iPhoneに安いケーブルを挿したとき、画面に「このアクセサリは使用できません」という警告が出たことはありませんか?

これは、Appleの「MFi認証(Made for iPhone)」を受けていない製品を使った時によく起こる現象です。

ダイソーやセリアなどの100均ケーブルの多くは、このMFi認証がありません。

では、これらを使い続けるとどうなるのでしょうか?

MFi認証なしを使う3つのリスク

  • OSアップデートで突然使えなくなる
    • 今は使えていても、iOS17、18へとアップデートした瞬間に、Apple側が非正規ケーブルをブロックする可能性があります。
  • 過充電によるバッテリー劣化
    • 正規のケーブルには「充電を適切にコントロールするチップ」が入っていますが、安物には入っていません。そのため、電圧が不安定になり、iPhone本体が熱くなるリスクがあります。
  • データ転送ができない
    • 特にPCへのバックアップや写真転送は、MFi認証がないと途中で接続が切れたり、認識しなかったりするトラブルが多発します。

Apple公式サイトが警告する「4つの被害」

事実として、Apple公式の見解を見てみましょう。

Appleのサポートページには、MFi認証を受けていない(偽造または模造の)アクセサリを使用すると、以下の問題が起きると記載されています。

【Apple公式サイトより引用】

  • iOS デバイスが損傷する場合がある。
  • ケーブルが損傷しやすくなる。
  • コネクタの端子が外れる、非常に熱くなる、またはデバイスにしっかりと収まらない場合がある。
  • デバイスを同期または充電できない場合がある。

(出典:Apple Support –偽造の Lightning コネクタアクセサリを識別する

特に怖いのが「iOSデバイスが損傷する(=iPhone本体が壊れる)」「非常に熱くなる(=発火や火傷のリスク)」という点です。

100円のケーブルをケチった結果、10万円以上するiPhoneが故障して修理代がかかっては本末転倒です。

このリスクがあることを前提に使う必要があります。

【図解】MFi認証の「本物」と「偽物」の見分け方

「ネットで買ったケーブル、MFiって書いてあったのにすぐ壊れた…」 Amazonや楽天などの通販サイトでは、「MFi認証取得」と嘘をついて販売されている商品も残念ながら存在します。

騙されないためのチェックポイントを紹介します。

① パッケージの「ロゴ」を確認する

正規のMFi製品には、パッケージの表面または裏面に以下のロゴマークが必ず印刷されています。

  • 昔のロゴ: iPhone / iPad / iPod のアイコンが並んでいるもの
  • 今のロゴ: 黒い長方形の中にアップルマークと「Made for iPhone | iPad | iPod」の文字

100均(ダイソーやセリア)のケーブルのパッケージを見てください。このロゴがついていない製品は「認証をとっていない廉価版」として正直に売っているからです。

一番タチが悪いのは、通販サイトで「ロゴを勝手に載せている偽物」です。

② ケーブル本体の「刻印」を見る(Apple純正の場合)

Apple純正ケーブルであれば、コネクタから約18cmの場所に「Designed by Apple in California Assembled in China」などの印字があり、その横に12桁のシリアル番号があります。

③ コネクタ(端子)の品質を見る

ここが一番わかりやすい違いです。

  • 本物(MFi): 金色の端子部分が滑らかで、全体が一体化している。表面がツルツル。
  • 偽物・非認証: 端子がザラザラしていたり、凸凹していたりする。部品の継ぎ目が見える。

よくある質問(FAQ)

非認証ケーブル(100均ケーブル含む)に関する、みんなの素朴な疑問に答えます。

Q
100均のケーブルを使うとiPhoneが爆発しますか?
A

爆発する可能性は極めて低いですが、発熱には注意が必要です。 日本の大手100円ショップ(ダイソー、セリア、キャンドゥ、ワッツ)で売られている商品は、最低限の安全基準は満たしているはずです。しかし、コネクタ部分にホコリが溜まっていたり、断線しかけていたりすると、純正品よりも発熱しやすい傾向にあります。「熱いな」と思ったらすぐに使用を中止してください。

Q
緊急時に1回使うだけでもバッテリーは傷みますか?
A

1回や2回の使用で目に見えて劣化することはありません。 「外出先で充電が切れた!」という緊急時に、コンビニや100均で買った非認証ケーブルを使う程度なら全く問題ありません。避けるべきなのは、「毎日寝ている間に非認証ケーブルで充電し続ける」といった常用です。

Q
「このアクセサリは使用できません」と出たらどうすればいい?
A

以下の方法で一時的に使えることがありますが、基本的には寿命です。

  • 裏返して挿す: 片面だけ端子が生きている場合があります。
  • 機内モードにする: 通信を遮断すると充電だけできるという裏技が昔からありますが、最新iOSでは通用しないことが多いです。
  • 端子を掃除する: 綿棒などで端子の汚れを拭き取ると復活することがあります。 それでもダメなら、諦めて新しいケーブル(できればMFi認証品)を買いましょう。

結論:「充電だけ」なら100均でもOK

脅かすようなことを書きましたが、「単に充電するだけ」であれば、最近の100均ケーブル(特にPD対応のもの)は品質が上がっており、実用上は問題ないことが多いです。

ただし、「大切なデータのバックアップ」には絶対に使ってはいけません。

  • データ転送用: MFi認証ありのメーカー製ケーブルを買う
  • 日常の充電用: 100均の高スペックケーブルで節約する

この「割り切り」が重要です。

では、数ある100均ケーブルの中で、比較的品質が良く、壊れにくい」のはどれなのか?

実際に買って検証したおすすめリストを以下で公開しています。

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